ニューヨークには色々なミュージアムがあり、有名どころには何度も足を運んでいますが、それ以外にも楽しい見どころのあるミュージアムが実は色々とあります。今まで一度も訪れる機会がなかったのですが、先日、はじめてニューヨーク市消防博物館 (New York City Fire Museum) へ訪れてみました。
ニューヨーク市消防博物館 (New York City Fire Museum) は、スプリングストリートという意外にもソーホーからもほど近い場所にあります。入り口で出迎えてくれるのはこのブルさん。
このニューヨーク市消防博物館 (New York City Fire Museum) は、2階建てのミュージアムで、1階にはこのような消防署らしい光景の展示がされています。
ニューヨーク消防の歴史のお部屋。
この消防ミュージアムに訪れたとき、ちょうどセントパトリックスデーシーズンだったため、こんなシャムロック飾りもされていました。
お馬さんもセントパトリックスファッションに。伝統的にニューヨークの消防士さんはアイルランド系の人が多いからなんですね。
消防士さんになってみよう!ということで、子供から大人用まで、消防用のヘルメットとジャケットがあり、自由に試着OKです。
ニューヨークの消防署といっても、実はそれぞれの支署でロゴがあるようで、こんなにいっぱいのワッペンが飾られています。ブルックリンだったり、ブロンクスだったり、ハーレムだったり、支署ナンバーが入った個性的なロゴが一堂に飾られていて楽しいです。
消防士さんとかもいて何か実演してくれたりするのかな、と思ったのですが、残念ながらここは完全にミュージアムの展示だけで、本物の消防士さんに会える場所ではありませんでした。
こちらは9.11のメモリアルのお部屋です。
2001年9月11日、大活躍したニューヨークのヒーローたち。
レトロなかわいい消防車が展示されている1階フロア。でも、そのあと、ぜひ2階も忘れずに見学しましょう。
小さなミュージアムではありますが、おもしろいコレクションが並ぶ本当の見どころは2階です。シャンデリアがかかり、ちょっとヨーロッパのミュージアムにでも来た雰囲気を味わえます。
見たことないめずらしいレトロなデザインの車が色々。
昔の消防車は驚くほどおしゃれなものだったんですね。
美しい杯の展示。
レトロな絵や模型などが飾られています。
ニューヨークの名物、消防士さんのカレンダー。ニューヨークで実際に消防士として働いているかっこいい消防士さんが登場するカレンダーでとても人気があります。売り上げは The Children’s Burn Foundation という、火事で生き残った子供たちやその家族をサポートする nonprofit organization に寄付されます。
ニューヨーク消防局のロゴの入ったかわいいワンちゃん用の服なども販売中。
小さいながらも色々なグッズが売っていってちょっと楽しいギフトショップ。
ミュージアムの近くには、大きなビルの壁にダイナミックに描かれたこんな街角アートがあります。
大都市において、火事は恐ろしいものですが、昔は今以上にもっともっと怖いものだったと思います。ニューヨーク、ニューアークなど大都市の消防ミュージアムが、そんな火事に立ち向かってくれる消防士という存在の大きさを示しているのかもしれません。
New York City Fire Museum
278 Spring St, New York, NY 10013 MAP