ニューヨーク・コミック・コン (New York Comic Con) が、10/6(木)から10/9(日)までの4日間、ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター (Jacob K. Javits Convention Center) にて開催されました。
コミコンのイベント会場とその周辺では、思い思いのコスプレに身を包み楽しんでいる人がいっぱいです。
ニューヨークのコミコンは、2006年からはじまったコミックイベントで、今年で11回目を迎えます。現在では老舗のサンディエゴ コミックコンの参加者数を上回る、北米最大のコミックイベントとしてすっかり定着してきた感があります。
はじめて来てみましたが、巨大な会場いっぱいに人人人。すごい人気のイベントです。チケットもかなり早い時期に完売となってしまうので、前もって準備する必要があります。
パネルと呼ばれる様々なテーマの特別セッションが行われたり、これからの映画、ドラマなどの作品について新しい発表がされる場にもなっています。
笑顔満面。ハッピーオーラ満載。コミコンでは、わいわい大人数でおそろいのテーマのコスプレでやってきている人たちもいて、みんなとても楽しそうです。
癒しのかわいらしいコスプレ女子も色々いました。
コミコンに出店しているお店屋さんも素敵にコスプレしてきます。
みんなとてもクリエイティブです。
日本の人気アニメのポスターをいっぱい見かけました。でも、日本のアニメのキャラクターのコスプレはあまりいなかったのが残念。
アメリカをはじめ日本国外での日本のアニメのディストリビューションを行っている VIZ Media の30周年記念を祝って集められた漫画家さんたちの色紙。
人気の Toy Tokyo ブースでサイン会をしていたのは、1966年初代ウルトラマンスーツ役 & ウルトラマンセブンの隊員の一人として活躍していたという古谷 敏さん。ウルトラマンは今年で50周年だそうです。
出店しているアーティストさんの作品を見て回っても楽しめます。トトロとか癒し系キャラクターが好きなアーティストさんのようでしたが、自分の世界観に落とし込んで描かれた作品に引き付けられます。
アーティストさんに似顔絵を描いてもらっている様子も楽しそうでした。
目の前に突然迫ってきた。きゃー!
スターウォーズ最新作『スターウォーズ フォースの覚醒』で登場したかわいいロボット BB-8 を手招きして呼び寄せたり、遠避けたり、自在に操るパフォーマンスをしています。以前サイエンスのフェスティバルでも見たことがある仕組みなので驚きませんでしたが、 BB-8 が動き回るとやっぱりかわいく印象的です。
これからの注目はやはり VR (バーチャルリアリティー) ということで、ゲームやコミックなど様々な分野でのVRの応用が紹介されていました。
こちらはコミックを VR で楽しもうというもの。みなさん、各々の世界に浸って楽しんでいるところです。
コミコンのイベントに集まってくる人は、クリエイティブなパフォーマーが多く、時々、楽しいビデオを作っている人たちがいたりします。
バシッ!と一撃、女子は強いのでした。
アメリカーンなコスプレグッズいっぱい。
人食い花が!!
ニューヨークコミコン版の福袋ならぬ福ボックス。ヒーローキャラクター好きだったら試してみる価値あり?!
日本のかわいいお弁当、キャラ弁のレシピ本と、ハローキティベーキングブックを発見。
ニューヨークでもキャラ弁が流行る時代がやってくるのか?
ヌルフフフフー。人気アニメ『暗殺教室』の殺せんせーも一際目立っていました。金曜日には作者の松井優征さんのパネルセッションもあったようです。
ドラゴンボールのゲームに夢中になるコスプレ少年たち。
レゴも大々的にコーナーを作っていました。バットマンなどのヒーローレゴ人形のクオリティの高さがさすがレゴ。
レゴのコーナーで夢中になる子供たち。
グッズ販売もそれぞれ個性的なお店揃いでしたが、この一見ゆるきゃらなかわいいぬいぐるみ、テーマが内臓と知りびっくりしました。胃や小腸、脳、肝臓など臓器のオンパレード。でも怖くなくて、とても親しみやすい可愛さ。
この内臓ぬいぐるみは、I Heart Guts というブランドです。お医者さんになるのが夢だったということもあり、内臓への並々ならぬ愛が感じられます。
コミコン会場では、マニアにはたまらないグッズ販売もいっぱいあり、思わず色々と買ってしまう誘惑が。そんな事態に備えてずらりと並ぶほどいっぱいの ATM があります。
コミコンといえば、フィギュア。いっぱいお人形が並ぶ様子は壮観です。
もう少し日本のアニメも盛り上がっているのかな、と思っていたのですが、コスプレでも最も目にし、ニューヨークコミックコンをはじめアメリカで人気を博しているのはやはりスーパーヒーローもののようです。
アメリカの2大コミック会社、キャプテンアメリカ、スパイダーマン、ハルクなどを擁する マーベル・コミックス (Marvel Comics) と、スーパーマンやバットマンなどを擁する DCコミックス (DC Comics) の勢力がやはり大きいようですね。
両社のスーパーヒーロー達を戦わせたこんな映像もつくられています。
アメリカでは、スーパーヒーローへの憧れが強く、大きくなってもその世界が大好きなようです。
コミコンのすごい盛り上がりと、そしてスーパーヒーロー人気を目のあたりにし、その背景には何があるのか?と、ふと思ってしまいます。
もちろん一番の理由は、単純に楽しい!ということだと思いますが、現実世界に目を向けてみると、例えば、今夜、大統領選の2度目のディベートがありますが、下のような風刺画に描かれる大統領選に代表されるように、世の中が理想とはかけ離れた不思議な世界に成りつつあると感じる人もいるからなのかもしれません。コミックの世界のヒーローたちが人気なのは、そんな現実世界でロールモデルを見つけることが難しいこともあり、現実世界を離れ、自分も変身することにより、ある種の神話のような仮想の世界の中に入り込むことによりバランスを取っているという側面もあるのかもしれません。
(latimes)
ニューヨーク・コミコンの続きの写真はこちらをどうぞ。
ニューヨーク・コミコン New York Comic Con
Jacob K. Javits Convention Center
655 W 34th St, New York, NY 10001 MAP
NYコミコンの後は、ニューヨークの観光も楽しみましょう!