7月4日のアメリカの独立記念日もいよいよ2週間後に迫ってきました。アメリカの独立記念日といえば、花火大会!ニューヨークでもメイシーズ主催の大きな花火大会が毎年行われていて、みんなが楽しみにしているイベントとなっています。
日本人にとっては花火は夏の風物詩。日本では夏になると盛大な花火大会が数多く行われますが、アメリカではどうでしょうか?実は、あまり知られていませんが、ニューヨーク周辺でも意外と花火をやっていたりするんです。例えばニューヨークでもハドソン川沿いや、リバティーアイランド、コニーアイランドなどで、ほとんど宣伝されないので何のイベントなのか分かりませんが、突然花火が上がっていることもありますし、また、セントラルパークのイベントなどの際にも花火が見られることもあります。
そんな中なのですが、独立記念日の花火大会というのはみんなが注目する別格の本当にスペシャルなイベントなんです。ニューヨークだけでなく、アメリカ各地で盛大に花火があげられます。独立記念日の花火大会の中でも最も有名なものは、ニューヨークで行われるメイシーズの7/4独立記念日花火大会です。ニューヨークでも最も人気のある夏のイベントとなっています。
今年で39回目となるMacy’s 4th of July Fireworks Spectacularですが、アメリカの独立200周年を記念して、1976年にメイシーズがはじめて以来、ニューヨークの毎年の夏の恒例行事となっています。
ところで、この花火大会、毎年、花火の打ち上げ場所をどこにするかで物議を醸し、ニューヨーカーは一喜一憂させられます。花火の打ち上げ場所が東のイーストリバーになるのか、西のハドソンリバーになるのか、で花火大会当日の戦略が変わるんです(笑)そして大勢の人が動くイベントだけあってビジネスの収益も大きくかわってしまうようなのです。前ブルームバーグ市長の下では、ハドソンリバーでの打ち上げが5年続き、ニューヨーク、マンハッタンの西側だけでなく、ニュージャージーサイドの人々も楽しむことができました。その後、現de Blasio市長の下では、昨年からイーストリバーに移り、今年も引き続きイーストリバーで、ブルックリンだけでなく、さらにクイーンズからもより見やすい位置で行われる、ということになりました。
それでは、2015年7月4日 独立記念日花火大会の詳細です。
独立記念日の花火の開催日と時間
2015年7月4日(土曜日)オフィシャルには9:00PM~スタート。
例年、開催時刻は20分ほど遅れて始まります。約25分ほどのショータイムです。
独立記念日の花火の開催場所
今年2015年の花火は、イーストリバーで行われることに決定しました。
マンハッタンの東側の川の23ストリートから40ストリート付近までに花火の発射台が4箇所。そして、南の方の離れた場所、サウスストリートシーポート付近に発射台が1箇所設置される予定です。
(Macy’s)
独立記念日花火を見るベストスポット
花火に最も近い、花火を見るベストスポットはFDRドライブ沿い(マンハッタンの一番東側、イーストリバー沿い)です。
規制がされ、アクセスできる入り口は以下場所だけになります。
マンハッタン・ミッドタウンのFDRドライブ沿いアクセスポイント
・HOUSTON STREET
・23RD STREET
・34TH STREET
・42ND STREET
ロウアーマンハッタンのFDRドライブ沿いアクセスポイント
・BROAD STREET GROUND LEVEL
・OLD SLIP UPPER LEVEL 地図
・PEARL & FRANKFORT
昨年のイーストリバー沿いの花火に比べると、今回はだいぶ北側に花火の発射台が設置されますので、クイーンズからもよく見えるようになります。
クイーンズからのベストビューポイント
イーストリバー沿い南端にある、ガントリープラザステートパーク(Gantry Plaza State Park) 地図
* ちなみに、最南端のハンターズポイントサウスパーク(Hunters Point South Park)は閉鎖されるようなので注意。
ブルックリンからのベストビューポイント
イーストリバー沿いのブルックリンブリッジパーク (Brooklyn Bridge Park) 地図
独立記念日花火大会 当日の注意事項
毎年毎年、この独立記念日の花火大会は、大変な混雑になります。ローカルだけでなく、世界中から観光客が訪れるので驚くほどの人の数になりますので覚悟してきて下さい。ビューポイントへたどり着くまでに人が多すぎて前に進めず、花火を見れなかったなんていうことは起こりえることですので、早め早めの行動が大切です。
独立記念日花火大会 スペシャルイベント
スペシャルな日をスペシャルな場所から楽しみたい♡ という人には、ニューヨークの有名展望台や船上から見るという選択肢もあります。
ワンワールドトレードセンター
今年の5月にオープンしたばかりの展望台で、初めての独立記念日花火大会を迎えます。限定枚数のみの発売でひとり$185。
エンパイアステートビルディング
毎年行っているイベントですが、今年もJuly 4th Observation Deckのチケット$185を限定250枚販売。
クルーズ
Circle Line、NY Water Taxiなどがスペシャルクルーズを行っています。
独立記念日の花火大会当日、アメリカのテレビ、NBCで8PM ETから放送されます。大混雑の会場へ行くのが怖い、という人はおうちからのんびりテレビ中継を楽しみましょう。
メイシーズ花火大会の詳細等は、以下サイトを参照下さい。
Macy’s 4th of July Fireworks
ニュージャージー リバティステートパークの花火
メーシーズの花火がハドソンリバーで開催されなくなった昨年に引き続き、JERSEY CITY FREEDOM & FIREWORKS FESTIVALがニュージャージー州のリバティステートパーク (Liberty State park) で今年も独立記念日の日に行われる予定です。時間は9:00PM頃からです。自由の女神を横目に花火を楽しむことができます。ブルックリンブリッジ周辺で打ち上げられる花火も見ることができます。地図
人混みが苦手な人は、ゆったりとしたリバティステートパークで打ち上げ地点の近くからの迫力の花火を楽しむのもおすすめです。リバティステートパークに行かなくても、バッテリーパーク周辺からも自由の女神の方角にリバティステートパークで打ち上がる花火を見れます。
2015年の独立記念日の花火も素晴らしかったです。
その他、もう少し宣伝すればいいのにと思うのですが、ひそかにこんなニューヨーク周辺の花火のスケジュールがあるので、ニューヨークに住んでいる人は近所で花火が上がる時は覗いてみるのもいいかもしれません。
2016年のニューヨークの独立記念日の花火大会はこんな様子でした↓