大雪の後の美しい雪化粧のかかったホワイトニューヨーク、前日は家に閉じこもっていた人も多く、絶好の晴天の中、旅行者だけでなく、久々の雪を楽しもうとニューヨーカーたちもたくさん街に繰り出していました。この日は、5番街も歩いてみたのですが、雪の後は、またいつもと違った光景で楽しいお散歩になりました。
今回の大きなストーム JONAS の名前がついたかわいらしい雪だるまを発見!
3年間かけたリノベーション工事が、昨年ようやく終了し、本当に真っ白となった美しいセントパトリック大聖堂。雪化粧がうっすらとかかり、さらに美しさを増しています。
ロックフェラーセンターです。青空に向かって伸びる美しいビルの姿はいつものようですが、ビルの前の広場には雪がたっぷりと積もっています。
セントパトリック大聖堂の対面にあるロックフェラーセンターのAtlas像にも雪がかかりこんな姿になっています。
ロックフェラーセンター前は、ニューヨークで一番ゴージャスなデパート、サックスフィフスアヴェニューです。
ロックフェラーセンター側から、いつもは見える美しいサックスフィフスアヴェニューのデパートが全く見えません。除雪により、大人の背丈を越えるほどの雪山ができあがっていて、すごい光景になっています。
そんな道路脇の雪山に登って遊ぶ子供たち。
ニューヨークの街中を歩いているとき、ふと上を見上げると、美しい建造物がたくさんあることに気がつきます。あまり人目につかないような細部にまでこだわった芸術の建造物ばかりです。そして、雪の翌日など、寒い冬には、他にも気がつくことがあるのですが、それは。。。
つらら。ビルの前を歩いていた通行人にシャープなつららが落ちてきて怪我をしたというニュースをよく聞きます。この雪の翌日の日も、5番街を歩いている時、横でバシャーンって大量のつららが落ちてきてびっくりさせられました。寒い日が続いた後、急に暖かくなったときなどが危険です。ビルにつららができているようなときは、みんながつらら危険地帯に近寄らないように柵が置かれてあることもよくありますが、それがなくても、なるべくビルから離れた位置を歩くのが賢明です。
今回の雪はちょうど週末だったこともあり、全体的に雪かきのスタートが遅かったのかもしれませんが、道路も歩道も、大体雪かきはされていました。そして、そのしわ寄せがやってくるのは、雪が集められる車道と歩道の間で、窪んでいる交差点の歩道が特にぐちゃぐちゃで大変な場所がところどころにありました。赤ちゃんの乗っているベビーカーを持ち上げて歩いているファミリーや、せっかくのUGGブーツがぐちゃぐちゃになって悲しそうにしている女子たちとかも続出。おそらく旅行者の人たちかな、と思いますが、ニューヨークは雪の後、大きな水溜りができたり、道がぐちゃぐちゃになったりするので、どちらかというとHunterみたいな防水ブーツがおすすめです。
ニューヨークでは、雪が降った後、一定の時間内に、お店の前はお店の人が、家の前は家の人が、つまりその建物の所有者の責任で雪かきをしなければいけないといったルールがあります。雪かきを怠って自分の家の前で誰かが滑って転び、大怪我となれば、訴訟国家のアメリカでは訴えられちゃうこともあります。ところでこの人、すごい優秀な雪かき機を持っているようなのですが、お店の前の歩道の雪を車道に思いっきり飛ばしています。
本当にいいお天気の一日で、この他、セントラルパーク、ブライアントパークなど雪景色の美しいニューヨークの名所巡りに絶好の日和でした。
一日中お天気がよかったその日の夕方には、一面ピンク色の美しい夕焼けも見られました。