ニューヨーク州では、昨年のロックダウン以降、様々な旅行制限が課されていましたが、ワクチン接種が進む中、4月から国内の旅行者に関しては、自己隔離や検査が必須ではなくなり、推奨、任意となりました。そして、少し遅れて、大きな発表はありませんでしたが、4月10日(土)に、ニューヨーク州の旅行に関するガイドラインが更新され、アメリカ国外からの旅行者も、自己隔離や検査が必須ではなくなり、全ての旅行者に関して、自己隔離や検査は、推奨、任意となりました。
ニューヨーク州では、昨年3月からロックダウンが2ヶ月間程続き、その後、段階的に経済再開が進められて来ました。旅行に関しては、ホットスポットとなっている州を対象にした旅行制限からスタートしましたが、その後、ほぼアメリカ全体、そして世界でも大流行となり、隣接州を除き、ニューヨーク州を訪れるほぼ全ての旅行者が、一定期間の自己隔離が必須となっていました。その後、到着後の検査で陰性であれば、自己隔離期間を短縮可能としたりするなど多少の変更はありましたが、ルールを破らずに、短期旅行をするのは、実質上不可能となっていたこともあり、ニューヨークの日常生活は回復している一方、旅行はなかなか難しい状態が続いていました。
ワクチン接種が急ピッチで進められる中、4月1日から、アメリカ国内旅行に関しては、自己隔離や検査が必須でなくなり、推奨、任意となりました。ワクチン接種済みの人をはじめ、ニューヨーク州の住人も旅行に出かけやすくなりました。
そして、少し遅れて先週末の土曜日、4月10日に、CDCの推奨に準じて、ニューヨーク州の旅行ガイドラインがさらに改定され、国外からの旅行者も含め、全旅行者に対して、自己隔離や検査が必須でなくなり、推奨、任意となりました。ニューヨーク州の旅行ガイドラインの詳細は、こちら です。
全ての旅行者に関して、自己隔離や検査が、必須ではなく、推奨・任意となりますが、国内、国外で推奨対象者の条件に、若干の違いがあります。
国内旅行者は、3か月以内に、新型コロナに感染し回復した人、アメリカ国内でワクチン接種をした人は、症状がない限り、自己隔離や検査は、不必要としています。
一方、国外からの旅行者に対しては、国外でワクチンを接種した人は、ニューヨーク州到着後、3-5日後に検査を行うことを推奨しています。
国外旅行者でワクチンを接種していない人は、到着3-5日後に検査を行い、陰性であることが確認されれば、7日間自己隔離を。検査を行わない場合は、10日間自己隔離を行うことを推奨しています。また、到着後14日間は、高齢者などリスクの高い人への接触は避けることも推奨しています。
これら全て必須ではなく、推奨・任意となっています。
これで厳しい旅行制限は終了となりますが、トラベルフォーム の記入は、全旅行者対象に、今後もまだ継続されます。
ワクチン接種が急ピッチで進んでいるアメリカですが、接種回数が一回で完了する J&J のワクチン接種が今日から一時停止となっています。
J&Jの接種者に、ごく稀に、珍しい血栓の症状が出ることがあったことから、状況の確認が行われています。
CDC and FDA reviewing data involving six reported U.S. cases of a rare type of blood clot in individuals after receiving Johnson & Johnson COVID-19 vaccine. See full statement: https://t.co/ekYT9dljtd pic.twitter.com/a7Fiixg735
— CDC (@CDCgov) April 13, 2021
集団免疫を獲得するまでには、まだもう少しかかりそうですが、多くの人が、安心して日常を過ごせる日が早くやって来ることを期待しましょう。