ニューヨークを代表するオーケストラ、ニューヨークフィルハーモニック (New York Philharmonic) は、1月6日から6月13日までの全公演をキャンセルすることを発表しました。6月初旬に発表されていた、これまでの予定では、2021年1月6日からの再開が予定されていましたが、コロナの収束する気配がない中、10月中旬を迎え、ニューヨークでの劇場の再開の目途が立たないため、残念ながら、2020‐2021にかけての今シーズンの完全休演の決定に至りました。
ニューヨークのアッパーウエストサイドにある、リンカーンセンターを拠点とする、ニューヨークを代表する交響楽団、ニューヨークフィルハーモニック (New York Philharmonic) は、他のパフォーミングアートの劇場同様、3月12日から休演が続いていました。当初は、6月13日までの休演を予定していましたが、再開は延期され、年明けの2021年1月6日からの再開 が予定されていました。
10月中旬を迎え、ニューヨークでは、再びコロナ感染のホットスポット が出て来ており、収束の気配が見られず、劇場の再開の目途が立たないことから、2021年6月13日までの今シーズンの残りの全コンサートが中止となることが発表されました。
In compliance with New York State health regulations and on the advice of health officials, we regret that all previously scheduled concerts are cancelled through June 13, 2021 due to COVID-19.
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— New York Philharmonic (@nyphil) October 13, 2020
178年もの歴史を誇るニューヨークフィルですが、一シーズンが完全に休演となるは、初めてのことだそうです。早期の終息を願い、来シーズンからの公演再開を期待しましょう。
多くの演者が参加し、その舞台を多くの観客が劇場に集まって鑑賞するパフォーミングアートは、コロナにより最も大きな影響を受けている分野です。ニューヨークフィルに先立ち、メットオペラやブロードウェイミュージカルも同様に、来年半ばの6月以降の再開見込みとなることを発表しています。
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