ニューヨークも自宅隔離に!不必要な外出禁止 オフィス閉鎖で100%リモートワークに

Domino Park Williamsburg Brooklyn NY (11)

ニューヨーク州では、検査数体制も整い、新型コロナウイルスの感染者数が物凄い勢いで激増中です。今朝、ニューヨーク州知事により、必須機能以外のビジネスのシャットダウンと自宅隔離が発表されました。病院、薬局、スーパーマーケット、グローサリーストア、テイクアウト、デリバリー用の飲食店など以外、全てのリテール店とオフィスが閉鎖となり、ニューヨークも、実質上、カリフォルニア州同様、不必要な外出禁止の自宅待機となります。

ニューヨークでは、3週間前に、一人目の感染者が確認されましたが、ハイペースで検査が行われている現在、なんと州内で感染者が、8000人近く、NYCに関しては、5000人程に達しています。日に日に感染者数が激増を続けるニューヨークですが、緊急事態ということで、連日、現状と対策に関する会見が行われています。今朝のニューヨーク州知事、クオモさんの発表では、サンフランシスコ周辺で使用されているフレーズ、”Shelter In Place” は使用せず、”New York State on PAUSE” として以下の新ルールが発表されました。今週末の日曜日、3月22日の午後8時からスタートします。現在は、オフィス通勤は、通常の 25% の人数までOKでしたが、日曜夜以降は、オフィス通勤禁止で 100% リモートワークとなります。

1. ビジネスの閉鎖

必須機能以外のビジネスは全て閉鎖となります。病院、薬局、グローサリー、テイクアウト、デリバリー用の飲食店、ガソリンスタンド、ランドロマットなど生活に必須な機能以外のリテール店、オフィスは全て閉鎖となります。地下鉄など公共交通機関は動きます。

2. 自宅隔離

必須機能以外の人は全員自宅隔離となります。ほとんどの人は、不必要な外出が禁止となり、それぞれが自宅で過ごすことになります。病院の訪問、グローサリーや薬などの買物、エクササイズなど必要最低限の外出はOKです。

3. 不必要な集まりの禁止

例えば、野球やバスケなど集団で行うスポーツなど、他人と集まって行う活動は禁止されます。単独で行う、個人的なエクササイズなどは OKです。

その他では、症状がある人は、病院やERを突然訪れるのではなく、まず電話して問診してもらうこと、一般の人は、不必要な公共交通機関の利用をできるだけ控えることが要請されています。
ニューヨークだけでなく、現在、アメリカの全ての人に当てはまりますが、外出する場合は、他の人との距離をしっかりと取りましょう。2メートル (6 feet) 以上離れることが推奨されています。

お年寄りや持病がある人は、特に気をつけるよう、接する人のマスクの着用や体温の検診など、以下のアドバイスが出ています。

多くの人の経済活動がシャットダウン中と言うことで、合わせて、モーゲージの支払の猶予、クレジットカードやATMの手数料などの免除、居住用、商業用物件の90日間の強制退去の禁止も発表されています。この他、全米では、連邦政府の学生ローンの支払いを、60日間金利なしで延長可能とすることも発表されています。

ニューヨーク州の新型コロナウイルスに関する情報 は、ニューヨーク州の公式サイト で確認できます。
ニューヨーク周辺のニュージャージー州(公式サイト)、コネチカット州(公式サイト)も同様のルールを発表しています。

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ニューヨークも自宅隔離に!不必要な外出禁止 オフィス閉鎖で100%リモートワークに was last modified: 3月 22nd, 2020 by mikissh