いよいよ明日から 8月を迎えます。夏の旅行シーズン真っ只中ですが、今週 8月4日(木)は、アメリカの国立公園への入場が無料となります。ところで、8月4日って何の日?と思う人も多いと思いますが、パンデミックの真っ只中、2020年8月4日に、自然やアウトドアの大切さを多くの人が実感して成立した、国立公園の保存やインフラ整備を推進していこうという法律、グレートアメリカンアウトドア法 (Great American Outdoors Act) の記念日です。国立公園巡りなど大きな旅行を予定していない人も、自宅や旅行先近くの国立公園に足を運んでみるのもおすすめです。
アメリカでは、すっかり日常が戻った感じで、久しぶりの普通の夏休みを楽しむ旅行者でいっぱいです。航空会社などサービスが追い付かず、フライトのキャンセルや遅延も多く、混乱気味にはなっていますが、そんなことには負けず、久しぶりの夏の旅行を楽しみたいというペントアップ需要がとても高いようです。
現在、そんな夏のレジャーシーズンの真っ只中ですが、今週の木曜日、8月4日は、グレートアメリカンアウトドア法 (Great American Outdoors Act) 成立の記念日で、国立公園が無料になります。
グレートアメリカンアウトドア法 (詳細) は、2020年8月4日に成立した、NPSをはじめ、国が管轄する自然豊かなエリアの保存とインフラ整備、レクリエーションとしての利用を推進する法律です。国立公園は、予算の関係で、ここしばらくインフラ整備などが先延ばしになっていた場所も多かったのですが、2020年から5年間に渡り、大きな予算が付いています。
無料の日の州毎の参加公園は こちら で紹介されています。
国立公園の中でも特に人気がある公園は、パンデミックにより、たくさんの人が押し寄せるようになり、混み合うことも多くなったため、それぞれ、人気具合に応じて、入園が予約制になったり、園内の特定エリアや園内でのツアーなどが事前予約制となっているところもあるので、確認してから訪れましょう。
ニューヨーク周辺では、FDRの家 (Home of Franklin D. Roosevelt National Historic Site)、サガモアヒル (Sagamore Hill National Historic Site)、ヴァンダービルトマンション (Vanderbilt Mansion National Historic Site)、トーマスエジソン国立歴史公園 (Thomas Edison National Historical Park) などがあります。
グランドサークル や ロッキー山脈周辺 など国立公園巡りを中心とする旅行では、一年間国立公園を訪れ放題の アメリカ国立公園パス の利用がおすすめです。国立公園パスを持っている人は、逆に、無料の日を避けるのが賢明かもしれません。
国立公園の無料の日は、9月と11月にもあります。詳しくはこちらをどうぞ。