ニューヨーク地下鉄駅などで N95マスク無料配布！今度は山火事の煙による大気汚染対策

ニューヨークは、ここ数日、カナダの山火事の煙が直撃中で、なんと世界トップレベルの大気汚染の街になっています。外出はもちろん、ちょっと窓を開けただけでも、すぐ部屋が煙臭くなってしまう状態で、健康に害があるほどの空気レベルになっています。パンデミック中に必須になり、家で今眠っている N95 や KN95 のマスクを引っ張り出して来たという人も多いと思います。そんな急にニューヨークにやってきた、大気汚染への対策として、ニューヨーク州は、明日、ニューヨークの主要駅、ポートオーソリティバス―ターミナルなどで 40万個もの N95 のマスクを配布します。

ニューヨーク周辺では、カナダの大規模な山火事により、1960年代以来、最悪の大気汚染レベルとなっています。0から500までの数字で、空気の汚染レベルを示す AQI は、最も危険な Hazardousレベルに区分される 300以上が続いていて、午後7時でも、333 となっています。

(airnow.gov)

そんな状況を受けて、ニューヨーク州知事、キャシー・ホウクル (Kathy Hochul) さんは、MTAの地下鉄駅、ポートオーソリティバスターミナル、ジャヴィッツセンター、ニューヨーク州立公園などで 40万個の N95 マスクの配布をすることを発表しています。その他、60万個の N95 マスクが、その他の自治体用に用意され、パンデミック中に備蓄していたものから合計100万個の N95 マスクが配布されます。

Tomorrow morning, one million N95 masks will be made available at state facilities.

400,000 will be distributed to New Yorkers at @MTA stations, @PABusTerminal, @NYStateParks & @Javitscenter.

600,000 will be available from @NYSDHSES stockpiles for local governments to pick up.

— Governor Kathy Hochul (@GovKathyHochul) June 7, 2023

具体的な配布場所は、以下のようになっています。

Grand Central Terminal
Penn Station
Fulton Center
Jamaica Station
Main Concourse of the Port Authority Bus Terminal, South Wing
Denny Farrell Riverbank State Park, Harlem
Roberto Clemente State Park, Bronx

詳細は、こちらです。

既に、N95 が自宅になくなってしまった人、ニューヨークを旅行中で持っていない人などは、明日、外出する予定があれば、ニューヨークの大気汚染は、短くてももう数日は続きそうなので、N95 マスクをもらっておくのもいいと思います。

NYC も以下の注意喚起を行っています。

ATTENTION NYC: With smoky conditions still lingering across our city, there are a few steps you can take to reduce smoke exposure and stay healthy.

Try to limit your outdoor activities and wear a mask when you're outside.

See real-time air quality: https://t.co/P1d5yiVJqM pic.twitter.com/qlgQDPf26k

— City of New York (@nycgov) June 7, 2023