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ニューヨークケア NYC Care ニューヨーク全住民の基本的医療を保障へ!

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ニューヨーク市長、Bill de Blasio さんが、移民ステイタスや支払能力に関わらず、全住民のヘルスケアを保障する ニューヨークケア (NYC Care) という、前代未聞のプログラムを発表しました!アメリカに住んでいると大変なことの一つが、医療保険制度です。保険によってカバーされるものが異なり、金額も異なり、非常に分かりづらい医療保険が乱立状態となっています。さらにそこに輪をかけるように医療機関による不明瞭会計などもあり、できるだけお医者さんへかからず健康でいることが大切です。
そんな難しいアメリカの医療制度のもと、特に大変な境遇にある人々を救うべく、どんな風に運用されるのかは興味深いところですが、ニューヨークの市レベルでのヘルスケアプログラムがスタートするという、久々の医療制度に関する明るい話題です。

こちらが、ニューヨーク市長のツイートです。

現在、ニューヨークには健康保険に加入していない住人が、60万人程もいるそうですが、何か病気の症状があっても、ギリギリまで対処せず、どうしようもなくなってから駆け込むことが多いようです。そのような場合、法外なチャージをされることが多い緊急治療 (ER) を頼ることが多いそうで、そんな状態を改善するために健康保険に加入していない、ニューヨークの住人を対象に、移民ステイタスや支払能力に関係なく、基本的な医療を保障していくプログラム、ニューヨークケア (NYC Care) を発表しました。
ニューヨークケア (NYC Care) は、今夏からブロンクスでスタートし、2021年にはNYC全域に拡大される予定で、$100 million 以上の年間コストがかかるようですが、増税なしで賄えるようです。

アメリカでは、ここしばらくERへの患者の増大により、待ち時間が問題になっていましたが、最近では、ERと通常の診察(プライマリーケア)の中間に当たる、コストを抑えることができる Urgent Care の病院も増えて来ています。その一方、どの健康保険ネットワークにも属していない Free-standing ER というのもアメリカ全土で増加中で、コストを抑えられる Urgent Care と混同したり、保険が使えないと知らずに利用してしまった人への高額請求の問題も耳にします。

アメリカのERの現状については、実際に大量のERの請求書に目を通したというこんな記事もありますが、NJの病院でERの待合室にいただけで5571ドルの請求が来たなど、大変なケースがいっぱいあります。アメリカの医療保険には、色々と問題がありますが、少なくとも予測不能な事態を減らしていくには、価格や保険の透明性を高める必要がありそうです。
こちらの映像では、アメリカの医療制度の問題点について紹介しています。

ニューヨークケア NYC Care ニューヨーク全住民の基本的医療を保障へ! was last modified: 1月 10th, 2019 by mikissh