アメリカ、ニューヨークでは、コロンバスデーの3連休の週末となり、街中はたくさんの人で賑わっていました。ウィズコロナの今年は、特にパレードなど特別のイベントはありませんでしたが、相変わらずピクニックや、ショッピング、レストランなどを楽しんでいる人でいっぱいでした。また、4年に一度の大統領選を11月3日に控え、そんな雰囲気も感じられるようになって来ています。ロウアーマンハッタンのSoHo、ロウアーイーストサイド、イーストビレッジ周辺の活気あるニューヨークの週末の様子を紹介します。
今日は、アメリカの祝日の中でも最も議論となることが多い コロンバスデー でした。株式市場が普通にオープンしていたり、州によっては、先住民の日 (Indigenous Peoples’ Day)、または、マザーカブリニの日 (Mother Cabrini Day) などそれぞれメモリアルの対象が異なっていたりと、アメリカで統一感を欠いた祝日となっていますが、多くの人にとっては、楽しく過ごすことができる3連休であることは変わりません。
ニューヨークでは、9月30日からインドアダイニングもスタートしています。たったの 25% の定員数しか店内に入れませんが、店内でお食事をする人を久しく見ていなかったので、ちょっと日常に一歩近づいた感じです。店内の 25% のキャパシティだけでは商売にならないので、もちろん、アウトドアダイニングも並行して行われることが大切になります。
ウィズコロナの街の景観で最も変わったのが、アウトドアダイニングの急増で、すっかり日常の光景になりつつあります。お天気がいい日はアウトドア席のレストランは結構どこも人がいっぱいで賑わっています。みんなが楽しんでいる様子が見えるようになり、雰囲気のいいお洒落なアウトドアスペースのお店は、特に大人気になっています。場所によっては、コロナ前と比べて、売上が伸びているお店もあるかもしれません。冬の間もアウトドアダイニングは継続されることが決定しています。
ただ、ロケーションに恵まれないケースは、その逆となってしまうことも。例えば、グランドセントラル駅名物のグランドセントラルオイスターバーは、場所柄、インドアのみで、9月30日から再開したにも関わらず、早速 当面の閉鎖 を発表していたりと旅行客中心の客層の影響もあるとは思いますが、インドアだけでの営業はなかなか難しそうです。
テイクアウト系のピザ屋さんも、これを機に、アウトドア席が出来ていて、いい感じに。プリンスストリートピザ も週末大行列でした!ニューヨーク周辺から、結構遊びにやって来ているようです。
ワシントンスクエアパークは、いつにも増して、お天気がいい日は人がいっぱい。ウィズコロナですっかりピクニックが大人気になっていて、みんなで集まるときの定番が公園です。
ソーホーのアイスクリームミュージアムが増々人気が増していてびっくりしました。テイクアウトできるアイスクリームスタンドを入り口の近くに持ってきてお店の模様替えもされていました。アイスクリームを片手に楽しむ人たちでお店の周りはかなり賑わっていました。
久しぶりにやってきた、ドミニクアンセルベーカリー。こんなに行列ができる日がまた戻ってきました。
ソーホーの街角のアート屋さん。バービーちゃんのフォトアートがなかなか素敵でした。
ソーホーのルイヴィトンにこんな可愛いお店があり、お客さんが結構やって来ていました。
ソーホーで街角ファッションスナップ写真を撮るフォトグラファーさんも見かけました。お洒落な人、個性的なファッションの人が本当色々いて面白いです。
アート作品のようなクールな自転車置場の信号と可愛い黄色の車。
定期的に新しい壁画が登場する Bowery Mural では、新作に変わっていました。エクアドル出身のアーティスト、Raul Ayala さんが指揮し、アートによる社会の変化を目指すニューヨークの若者のためのアート団体 Groundswell の若きアーティストたちと共同で制作したという作品で、アメリカの歴史を象徴するモチーフが描かれています。
その他、新しいグラフィティが続々と登場していたり、既にあった壁画に上書きされていたりと色々と変わっていました。
今アメリカは、大統領選の真っ只中。11月3日の選挙を控え、投票を呼び掛ける VOTE 運動があちらこちらで行われています。お洒落でさりげない、アートを使った呼びかけが多くて面白いです。
民主党の副大統領候補のカマラ・ハリスさんも、ニューヨークの有名な女の子像「恐れを知らない少女」をもじったこんなアートになって登場。バイデンさんは、全く見かけませんでしたが、はやり目立つのは、ディスられた感じのトランプさん。大統領選の焦点は、トランプ or Not と言った感じになっています。
以前、同様の作風のファウチさんも見かけました。
そして、こちらは、トランプさんが言いそうな、コロナを恐れるな、という死神さんまで登場。久しぶりに通ると必ず新しいアートがあちらこちらに登場しているので、ニューヨークのぶらぶら歩きはやはり楽しいです。
アートだけではありません。公園では、踊って Vote を訴えるグループや、
子供たちによる Vote を訴えるパレードも行われていました。ウィズコロナの中、4年に一度の大統領選というビッグイベントの行方が気になります。
住人も減っている上に、海外など遠方からの旅行者がほとんどいないため、コロナ前と比べると、人はだいぶ少ないですが、周辺から遊びに来る人は、かなり増えて来ています。
こちらは、まだ事態の全容が分かっていなかった3月初旬頃のニューヨークの街の様子です。
その後、しばらくは、ほとんど人がいない状態が続きました。
ロックダウン中のニューヨークの様子 コロナで静寂に包まれたマンハッタンの非日常な光景 New York City on PAUSE
レイバーデー前後頃から、多くのニューヨーカーたちが戻って来て、かなり普通の生活に戻っています。