ニューヨークのアメリカ独立記念日、7月4日の定番イベントと言えば、メーシーズ独立記念日花火大会ですが、今年は、コロナ対策の下、とても面白い形で開催されました。予告編 で紹介しましたが、今回のニューヨークのメイシーズ独立記念日花火大会は、6/29 から連夜、大勢の人が集まらないように、打ち上げ直前に明かされた、シークレットスポットで花火が打ち上げられ、独立記念日の当日は、連日続いていた花火大会のフィナーレを飾る花火が打ち上げられました。花火打ち上げ場所となったのは、最後を飾るのにふさわしい、ニューヨークを代表するアイコン的存在のエンパイアステートビルでした！
今年のアメリカ独立記念日もお天気に恵まれた最高の一日となりました。夜は、美しい満月が出て、いつにも増して素敵な夜景となっていました。独立記念日は、ニューヨーク中の建物が、アメリカ国旗色のライトアップになっていました。
エンパイアステートビルディングのライトアップも、赤・白・青のアメリカ色です。
毎年、たくさんの人々が押し寄せる、ニューヨークの独立記念日の人気イベント、メイシーズの花火大会は、ここ数年、イーストリバーで開催されていました。ニューヨークでは、パンデミックとなったコロナの感染で一時期多くの犠牲者が出てしまい、花火大会の開催も危ぶまれていましたが、最近は落ち着きを取り戻し、無事イベントを開催することができました。例年とは少し違った、コロナ対策特別版の花火大会です。
6月29日以来、大勢の人が集まらないようにと、直前に明かされた、イーストリバー、ハドソンリバー、コニーアイランド、自由の女神、タイムズスクエア など NYC を代表する様々なスポットで、5分間程の花火が連日打ち上げられてきました。
7月4日は、最終日の花火のライブ映像と共に、これまでの連日の花火の様子も編集・統合され、NBCで放映されました。
最終日を飾ったのは、マンハッタンの中心に聳え立つ、エンパイアステートビルでした。
アメリカ国旗色にライトアップされていた、エンパイアステートビルの明かりが一瞬消えたかと思ったら、突然、パーンと花火が上がりました。
キラキラと可愛らしい光に包まれます。エンパイアステートビルの 72階、展望台のある86階、103階と3つのフロアから花火が打ち上げられていました。
七色の華やかなライトアップと花火のショーが続きます。
#LightItBlue の青色は、コロナ禍で助け合ってきたニューヨーカーたちの思いが込められている、エッセンシャルワーカーたちへの感謝のライトアップです。
普段から、エンパイアステートビルディングは、色々 スペシャルなライトアップ をしていますが、ニューヨークのコロナ危機中は、フロントラインで働く人々に感謝を込めた 特別ライトアップショー も行われていました。
ニューヨークでは、独立記念日の花火大会をはじめ、色々な機会に様々な場所で花火が行われますが、エンパイアステートビルディングで、花火が行われるのは、初めてです。
約5分程の短い時間でしたが、ババーンと真っ赤な火花が舞い上がったりと今まで見たことがない珍しい光景が見られました。
エンパイアステートビルの花火の映像は、こちらです。
NBCで放映された、市内各所が登場する花火の映像は、こちら です。今年は、コニーアイランドやジャージーシティの花火大会も中止となってしまいましたが、全米でも多くの花火大会が中止となってしまいました。
ニューヨークの他では、ワシントンDC (映像) や、マウントラシュモア (映像) でも大規模な花火大会が開催されました。
ニューヨークでは花火が禁止されていますが、ここ最近、ニューヨーク、そして全米各地でも花火が大流行しています。コロナ禍で流行ったもの、売れたものの一つかもしれません。独立記念日の夜は、特に花火が増える日となっていて、非公式な花火があちらこちらでポンポンと上がっていました。
今年はカッコいいフライオーバーも見られ、例年とは違った感じですが、思い出深いパンデミック中の独立記念日になりました。
アメリカの独立記念日は、こんな日です。
