アメリカでは、現在、人口の1/3 に当たる 1億人程の人が、すでにワクチン接種を完了しており、脱コロナの本格的な経済再開に向けて色々準備が進められています。NYC では、5月中旬から飲食店の夜間営業制限やキャパシティ制限を 75% へ引き上げることが発表されていましたが、そんな変更に伴い、ニューヨークの地下鉄 (MTA) の24時間営業は、5月17日から再開します。さらに、5月19日から、これまで多くのビジネスに課されていたキャパシティ制限も大規模イベントなど一部を除き解除されます。
眠らない街、ニューヨークの象徴的な存在が、1904年の創業以来、深夜も走り続けていた24時間営業の地下鉄ですが、昨春のコロナ危機後の5月6日以降、深夜の時間帯はずっと閉鎖されてきました。ニューヨークの経済活動の完全再開に向け、徐々に様々な制限が解除されてきていますが、そんな中、今日、5月17日から地下鉄の24時間営業を再開することが発表されました。
これまで飲食店などには、様々な制限が課されていましたが、5月7日からは、インドアダイニングのキャパシティ制限が75%までOKとなり、夜間営業制限は、5月17日からアウトドア、5月31日からはインドアで解除される予定になっています。そんな変更に合わせて、地下鉄も24時間運行が再開されることになりました。
ニューヨークの地下鉄というと、汚い、臭いなど衛生管理があまり行き届いていない、よくない印象があるかもしれませんが、コロナに伴い、清掃や消毒など車内を清潔に保つためのプロセスが加わり、最近とても綺麗になっているのですが、これからも清潔な車内を維持し続けていくようです。
ニューヨークの地下鉄は、コロナを経て、こんな変化が起こりました。
また、電車の到着時間などを確認できるデジタルマップも登場しています。
5月19日からは、レストラン、ミュージアム、コンサートホール、劇場など多くの場所でキャパシティ制限がなくなる他、アウトドアでのパーティなどの集まりでの人数制限の廃止や、自宅での集まりは、最大50人までにアップするなど、インドアやアウトドアでの大規模イベントのキャパシティ制限を緩和し、今後の完全再開に向け、大きな制限解除が行われます。多くの場所で、キャパシティ制限はなくなりますが、ソーシャルディスタンスを、しっかりと確保することが要件となっています。ニューヨーク州同様、ニュージャージー州も、5月19日から、同様の制限解除が行われます。
The tide is turning against COVID & we are ready for a major reopening:
✅Most industry capacity limits to be lifted on 5/19
✅Limit on outdoor residential gatherings to be removed on 5/10
✅New capacity increases for indoor & outdoor venuesNY is coming back!
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) May 3, 2021
ニューヨークの平常化がなんだか急ピッチで進んできています。このまま順調に完全復活に向かうといいですね。