ニューヨークのタクシー イエローキャブ 値上がります!JFK空港行き $70 平均23%上昇に

ニューヨーク、そしてアメリカでは、40年振りのインフレが続いていますが、イエローキャブの愛称で知られる、ニューヨークのタクシーにも値上がりの波がやって来ます。ニューヨークの街中でよく見かける、黄色のタクシー、または、黄緑のタクシーは、ニューヨークの公式タクシーで一律料金となっています。2012年以来料金体系が変わっていませんでしたが、いよいよ10年ぶりの料金値上げとなります。ニューヨークのタクシー・リムジン業界を管轄する市の委員会、TLC (Taxi and Limousine Commission) が、今日、平均23%アップとなる、新料金体系の提案を承認したため、もうすぐ値上げが行われることが確実になりました。固定価格となっている空港から市内への料金も大幅にアップします。

ニューヨークの街中でよく見かけるのが、黄色または黄緑色の車体をした、イエローキャブと呼ばれるタクシーです。パンデミック中は、ひっそりとしていましたが、現在では、すっかり以前のように市内を走り回っています。

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ニューヨークのタクシーは、市のタクシーを管轄する委員会、TLC (Taxi and Limousine Commission) の規制の下で運営されているため、料金体系は一律となっています。現在の料金体系は、2012年からのもので、約10年間ずっと同一料金でした。すっかりインフレ圧力が高まっている現在、タクシー料金の値上げの提案がされていましたが、今日、TLCの会合が行われ、平均23%程の上昇となるタクシーの新料金体系が、承認されました。

初乗り料金は、$2.5 から $3 に、その後単位当たりの料金は、50セントから70セントに値上がりします。ラッシュアワーと夜間のサーチャージは、それぞれ $2.5、$1.0 となります。また、固定料金である、JFK 空港から市内へのタクシー料金は、$52 から $70 に上昇します。ラガーディア空港のタクシー料金は、固定料金ではなく、通常料金の料金体系なのですが、これからは $5 のサーチャージが加算されます。
今回の新料金体系は、全体としては、23% 程の値上がりになるとされています。

合わせて、ライドシェアの運転手への支払い額も、1分当たり 7%、1マイル辺り 24% 上昇することになり、Uber や Lyft の値段にも影響があるかもしれません。まだ、具体的に新料金体系の開始日は発表されていませんが、来年2023年までにはスタートする模様です。

10月のCPIによると、インフレは、少し落ち着いてきそうな気配がしましたが、まだまだしばらく様々な場所で上昇圧力が続きそうです。

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ニューヨークのタクシー イエローキャブ 値上がります!JFK空港行き $70 平均23%上昇に was last modified: 11月 15th, 2022 by mikissh