ニューヨーク 新型コロナウィルスの現地情報 Q&A

Soho NY (3)

これからニューヨークをはじめアメリカ、海外への旅行予定がある人もいると思いますが、気になるのが、世界の様々な国に広がっている、新型コロナウイルス (COVID-19) の影響です。中国からはじまり、その後、日本を含め、アジア周辺諸国に広がり、現在は、イランやイタリアを中心にヨーロッパで猛威を奮っていると共に、アメリカにも広がりつつあるということで、今日、とうとう世界保健機構 (WHO) により、パンデミック (Pandemic) が宣言されました。
ニューヨークの現状に関して信じられないほどたくさんの質問を頂いていて、一つ一つをお答えしていくのが難しいため、多くの人の参考になるように、こちらで、よくある質問と回答をまとめておきます。



Q. ニューヨーク旅行はキャンセルするべき?

一番多い質問が、「予定している、ニューヨーク旅行をキャンセルすべきかどうか?」です。

楽しみにしていたニューヨーク旅行へ、できることなら行きたいと思っているけれど、キャンセルしてしまう前に、ニューヨークの現地の状況を知りたいという人も多いと思います。
それぞれの個別の状況やリスクの捉え方も異なるので、一概にどうすべきかをアドバイスするのは難しいのですが、以下にいくつか判断材料を紹介します。

* 風邪気味で体調が優れない人、持病があるなど健康全般に心配がある人、精神的に不安を感じやすい人は、直近の旅行は諦めて、またの機会にしてもいいかもしれません。
現在、日本でも、ニューヨークでも、新型コロナウイルスが流行していますが、長期間の外出が続く旅行は、感染のリスクが高まるのは、もちろん、せっかく長いフライトの末、やって来ても不安があると楽しめない可能性が高いです。体調が万全になってから、またはコロナの流行が終息し、不安のない状態になってからやってきても遅くないですよね。

* 旅行終了後すぐに大事な予定が入っている人、または、物事が予定通りに進まないと不安という人は、あせらずにまたの機会にしましょう。ニューヨークをはじめ、アメリカ全般で感染者数が増えていて、入国条件の変更や、イベントの中止、延期など旅行中に流動的に情勢が変わってくる可能性もあります。個人的には、日本からの訪問者に対して、入国制限が課されるとは思いませんが、状況に応じて、柔軟に対応せざるを得なくなる可能性も頭に入れておきましょう。

以上に該当せず、体調が万全で、多少の状況変更にも柔軟に対応できる人は、旅行を中止する必要はないと思いますが、常に最新情報はチェックするようにしましょう。

* 3/12 追記
コロナ対策のために、ニューヨークのいくつかの場所が一時閉鎖になることになりました。

ニューヨーク ブロードウェイミュージカル コロナウィルスで休演へ

メトロポリタン美術館が休館 新型コロナウイルス対策で

*3/13 追記
3/13 からたくさんの施設がコロナ対策のために休業に入ります。
ニューヨークの休業施設、オープンしている施設のリストです。

ニューヨーク 休業・オープン最新情報 コロナウィルス対策



Q. 新型コロナウィルスの蔓延で、アジア人、日本人は、差別されますか?

最初、この質問を受けたときは、本気でびっくりしましたが、立て続けに質問を受けるので、みんなの新型コロナウィルスの最大の懸念となっている点のようです。中国の武漢で発生、猛威を奮い、日本もダイアモンドプリンセス号でのアウトブレイクで、すっかり世界的に有名になってしまったこともあり、アジア人が嫌がらせを受けるという稀な出来事が、メディアなどで大きく報道、拡散され、心配している人が多いようですが、通常は、あまり起こらない事なので心配しなくて大丈夫です。個人的には、そのようなヘイトクライムに遭遇したことはありませんし、現在でも、旅行者が遭遇する可能性は低いと思います。
ニューヨーク旅行中、犯罪に合わないための注意事項と同じで、常に、海外にいるということを念頭において警戒心を持って行動することが大切です。

ニューヨーク治安 最新情報!NYって危険?旅行者狙いの犯罪とニューヨーク旅行の注意点

Q. ニューヨークのウエストチェスターが閉鎖されたみたいなのですが、ニューヨーク旅行者に影響はありますか?

ニュースのヘッドラインを要約すると、ニューヨークの一部地域が閉鎖になった、と勘違いしてしまうかもしれませんが、現在、閉鎖されているのは、クラスター感染が起こっている、ニューヨーク州のウエストチェスター群のニューロシェルの一部です。
ニューヨークのウエストチェスターは、ニューヨーク旅行者が通常訪れるエリアではありません。地図で表すとこんな感じです。

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ウエストチェスターのニューロシェルは、マンハッタンやブルックリンのあるニューヨークシティ (NYC) から離れた郊外の街で、通常、NYCへの旅行者がこのエリアを訪れることはありません。
ウエストチェスターは日本人も多く住む郊外の住宅街エリアなので、お友達の家に滞在する場合など、特殊な場合を除いて、この閉鎖区域の件は、旅行者には関係ありません。

ニューヨークのコロナウィルス拡大の現在の状況を教えて下さい

ニューヨークで最初のコロナウィルス感染者が確認 されてから、まだ一週間とちょっとですが、ニューヨーク州の感染者数は、日に日に増えています。少し前までは、連邦レベルでの検査だったため、検査されないことも多く、アメリカ全体で感染者数は少なかったのですが、その縛りがなくなったようで、ニューヨーク州、ニューヨークシティレベルでも検査が可能となったため、現在、急激に増えています。特に、感染者が多くなっているエリアが、ウエストチェスターで、ニューヨーク州全体の感染者のうち半分以上を占めています。

最新のニューヨークの感染者数については、ニューヨーク州の新型コロナウイルス のサイトで確認できます。
ニューヨークへの旅行者がチェックするのは、New York City のところの数字です。

多くの人のニューヨーク旅行の観光のメインとなるのが、マンハッタンやブルックリンがある、ニューヨークシティですが、現在は、50人程の感染者が確認されています。
NYC では、テレワークで働く人たちが増えているため、全般的に平日は空いています。ただし、平日でも通勤時間帯の地下鉄やバスはまだ人が多いので、できれば避けましょう。
先日、ニューヨークの現地の様子が伝わるかなと思い、週末の街の様子を紹介しましたが、ニューヨーカーたちは意外と普通に暮らしています。

新型コロナウイルス到来後のニューヨークの週末の様子

アメリカ全土の情報は CDC の新型コロナウイルス のサイトで確認できます。

Q. マスクは売っていますか?

日本ではマスクが必須な雰囲気がありますが、アメリカ、ニューヨークでは、一般の人たちはマスクをつけていません。
ニューヨークではどこのお店もマスクは売切れで再入荷はなかなかない様子です。

マスクの装着についてですが、さすがに、新型コロナウイルスの流行が拡大してきているため、最近では、本当に稀ですがマスクをつけている人を見かけるようになってきています。ですが、ニューヨークでは、基本ほとんどの人はマスクをつけていません。
マスクは周りの人にうつさないように、身に着けるものなので、逆に病気の人だと勘違いされることもあります。

街中など自由に移動できる場所で、咳をしている人が側にいたら、離れればいいですが、飛行機や劇場などあまり移動できない密閉空間で、周囲に咳をする人に遭遇する可能性もあるので、旅行の際は、一応、日本からマスクを持参してきておくと安心だと思います。



Q. レストランで入店拒否されませんか?

アジア人、日本人は、差別されますか?の質問と重複しますが、ニューヨークのレストランや、カフェ、お店屋さんで入店拒否されたりしませんか?という不安は、考えなくて大丈夫です。そのような目にあったことはありませんし、聞いたこともありません。
ニューヨークには旅行者だけでなく、住んでいるアジア人がたくさんいます。日本からニューヨークに旅行にやってきて、ニューヨークの街中で、自分がアジア人としてすごく目立ってしまうことを想像しているのかな?と思いますが、アジア人は普通にたくさんいるので、特に目立つこともなく、珍しい存在ではありませんし、逆に、来てくれたら喜んでもらえると思います。

Q. ブロードウェイミュージカルへ行っても大丈夫ですか?

ニューヨークでは、ブロードウェイミュージカルを楽しみたいという旅行者も多いと思いますが、気になるのが、新型コロナウイルスの影響です。ブロードウェイミュージカルは、コロナウィルスの流行後、若干客足は鈍っているようですが、現在、通常通り営業を続けています。

質問を頂いた人の大丈夫ですか?の意味は、感染しないですか?という意味ではなく、アジア人の自分が見に行っても、白い目で見られませんか?ということを心配していたようでしたが、もともと世界中のお客さんが集まる場所なので、全く問題ありません。

ただし、咳が出たり、のどの調子が悪かったり、風邪気味の場合は、劇場を訪れるのを控えた方がいいと思います。周囲の人を不安にさせてしまいます。普通に健康で、咳をしたりしなければ、白い目で見られることはないはずです。

ニューヨークでは、元気な人たちは、普通に外出していますが、今年は、特に、風邪を引いている人、咳をしている人は、街のどこへ行ってもあまり見かけません。自宅隔離というほどではないかもしれませんが、自主的に家から出ないよう努めています。

Q. ニューヨークのイベントのキャンセルと延期について

現在まで、ほとんどのニューヨークイベントが開催されてきましたが、感染者の増加と共に、少し流動的になってきています。
4月に開催予定だった、ニューヨーク自動車ショー (New York International Auto Show) が、8月に延期されています。
3月17日に予定されていた、3月の風物詩、セントパトリックデーパレードは、アイルランド、ボストン、シカゴなどの中止が発表されていますが、ニューヨークのセントパトリックデーパレードがどうなるかは、まだ未定です。
ニューヨークシティハーフマラソンは中止になりました。

Q. アメリカ渡航情報・入国制限の最新情報を教えてください。

アメリカでは、現在、中国とイランを14日間以内に訪れた外国人を入国禁止にしていますが、日本や韓国などからの人には入国制限は適用されていません。2020年3月13日から30日間、ヨーロッパからの旅行者には入国制限が課されることになりました。
アメリカの新型コロナウイルスに関する渡航情報・入国制限については、国務省のサイト でアップデートされています。

アメリカの海外の旅行先に関する注意情報は、国務省の Travel Advisories、CDC の Travel Health Notices で確認できます。
日本の外務省による、アメリカの新型コロナウィルス注意喚起最新情報は こちら でチェックできます。
行政レベルでのアドバイスや渡航制限は、大きな影響を与えるので、必ず最新情報を確認し、旅行されることをおすすめします。

そして、以前の コロナウイルス対策 の記事でも紹介しましたが、何より大切なのは、普段の生活でもそうですが、旅行先でも、自分自身で、ウイルスに感染しないための基本的な予防を徹底することです。

* 石鹸での手洗い
* 水がないところでは、ハンドサニタイザーによる手の消毒
* 手でできるだけ顔を触らない
* 咳をしている人、風邪気味の人から離れる。(風邪気味の時は外出しない)
* 長時間に渡って、密閉空間で、不特定多数の人と至近距離で接触する機会を少なくする

ニューヨークの新型コロナウィルスの現地情報に関して、色々質問はありますが、答えられる範囲で、知りたい人も多いだろうな、というものを今回は載せました。

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ニューヨーク 新型コロナウィルスの現地情報 Q&A was last modified: 3月 15th, 2020 by mikissh