新年を迎えたばかりの1月1日の深夜、ブルックリンブリッジで新年の花火を見た後は、ウォールストリートの方までやってきました。ニューヨークの街中は、まだクリスマスツリーが飾られたままのところが多いです。日本のお雛様飾りのように早く片付けないといけない、というような風習はないようで、年があけた今でもクリスマスツリーを見ることができるのです。ウォールストリート周辺の一番のクリスマスツリーといったら、ニューヨーク証券取引所 (NYSE) ですね。ライトアップもされてとても美しいです。
ウォールストリートで、ニューヨーク証券取引所のクリスマスツリーが飾られ始めるようになってから今年で92周年目です。アメリカ経済の象徴であるニューヨーク証券取引所、こういうお堅い場所でも、華やかなクリスマスツリーを飾ってお祝いするのかと、初めて訪れたときは驚きました。
見上げてみるととても大きな木です。ツリーの下にはクワンザも。
ニューヨーク証券取引所の目の前のウォールストリートとブロードストリートの交わる場所にあるのは、アメリカ初代大統領であったジョージ・ワシントンの大統領就任の演説も行われた場所でもある、フェデラルホール・ナショナルメモリアル (Federal Hall National Memorial) 。
美しいイルミネーションの広場も。
昔 Occuppy Wall Street などで世間を騒がせた場所でもあるのですが、今はクリスマスツリーも飾られ、広場一面美しいイルミネーションが輝くキラキラとした世界になっています。
こちらはおなじみ、ウォールストリートのブル、またのは、チャージング・ブル (Charging Bull)。
いつもは激混みのスポット、ブル、もさすがに新年の夜中ともなると人がまばらで写真が撮り易い状態でした。それでもちょうど人が入れ替わるタイミングで人が来ているのがすごいところ。警察官たちもブルの目の前で警備をしていました。まるで、まるでこのブルがお宝であるかのようですが、人が多く集まる場所のひとつとしてでしょう。
ところで、ブルとは、金融マーケットでいう、上昇気流の経済のこと。景気がよくなりますように、の願いをこめて作られたブルです。果たして今年の世界の経済はどうなるでしょうか。
そして、ブルから歩くこと数分、映画の舞台にもなる幻想的な教会、トリニティチャーチ(Trinity Church)に到着。さすがにこのときは中には入れませんでしたが、こんな感じの教会です。
ニューヨークで真夜中に歩き回っているのはちょっと危険なイメージもあるかもしれませんが、この日は特に警備の人がいっぱいいたからというのもありますが、周囲を歩いているのは極々普通の人ばかり。パーティ帰りのごきげんな人も多く、写真を撮ったりして和やかな雰囲気。この夜は、会う人みんなと、Happy New Year!! の挨拶を。日本のように1週間お正月気分でいられないけれど、1日だけでもみんなが新年を迎えたことを一緒に喜んで祝う日があるのはいいな、と思います。
昨年の大晦日の夜はこんなことしてました。