NyutoOnsen (9)

雪の乳頭温泉郷で温泉三昧 妙乃湯 & 鶴の湯

日本訪問時に楽しみにしているものの一つが温泉です。今まで、全国様々な温泉地を訪れたことがありますが、昨秋の旅行では、長野でサルの温泉天国を見に行った後、今まで訪れたことがない秋田県の乳頭温泉郷に行ってきました。
11月でしたが、乳頭温泉郷はすっかり雪景色、そんな中、風情のある白濁のお湯に浸かりリフレッシュしてきました。1週間で国内を色々と旅して周りましたが、金沢京都の美しい秋の紅葉から始まり、秋田での美しい真冬のような雪景色まで全部体験することになりました。

温泉というと日本ですが、実はアメリカにもあります。アメリカ西海岸周辺などにある温泉は、趣というよりは、野趣あふれる温泉という感じのものが意外とたくさんあります。西海岸には温泉はあるのですが、残念ながらアメリカ東海岸にはほとんどありません。ということで、日本で特に楽しみとなるものの一つがこの温泉なのです。

素敵な旅館に泊まってゆっくりいい温泉に入るのも好きですが、いくつかの温泉をはしごできるような温泉も楽しくて好きです。今回訪れた乳頭温泉郷は、7つの宿があり、それぞれの温泉を巡って楽しむことができる温泉地となっています。
東京から新幹線で3時間程いった、田沢湖駅から、車で30分程行ったところに乳頭温泉郷があります。距離的には遠いにもかかわらず、意外と訪れやすくなっています。駅からはレンタカー、またはバスとなります。今回は予想外の雪のためバスを利用しました。

妙乃湯

まず最初に向かったのが、田沢湖駅からバスに乗って、降りて直ぐのところにある、妙の湯です。ワクワクして中へと入ります。

モダンな内装です。

こちらは銀の湯。もう一つ、金の湯もあります。

リフレクティングプールならぬ、温泉。開放的で気持ちがいいです。混浴露天風呂ですが、バスタオルの利用が可能です。レンタルも用意してくれています。

温泉の後は、お宿でランチタイム。

山のご馳走、きのこ汁膳です。

秋田の名産、日本3大うどんの一つという稲庭うどんもいただきました。
お湯も良く、館内もモダンで綺麗にされており、女性に好まれるお宿だと思います。

鶴の湯

時間の都合上、今回は日帰りで、鶴の湯へは、湯めぐり号でやってきました。宿泊客は無料ですが、日帰りの場合有料となりますが利用することができます。
こちらが、乳頭温泉のメインの通りからかなり離れた位置にある秘湯感の漂う鶴の湯です。昔ながらの雰囲気を保っていて、こちらの温泉はこちらの温泉でまた違った趣があります。

そして有名なのがこちらの白濁の混浴露天風呂。ただし、鶴の湯ではバスタオルは不可なので女性は利用しづらいです。

この他、男女別に泉質の異なる2種類の内湯が利用できます。

美しい日本の田舎の光景。

どこへ行っても見かける干し柿も日本の秋の風物詩です。

鶴の湯からは最寄りのバス停まで、送迎ミニバスが出ています。
日帰りで、公共交通機関利用で、鶴の湯を訪れる場合は、時間の関係上、2ヵ所訪問が限界だと思います。乳頭温泉では、弱アルカリ性単純泉の多い東京周辺では考えられないくらいの強烈な硫黄の匂いで包まれます。

乳頭温泉の宿泊客には、乳頭温泉の全ての温泉に入浴可能な湯めぐり帖という温泉パスがあり、温泉好きにはうれしいと思います。こちらで紹介されています。
また日帰り客用には、乳頭温泉も含め、世界一の酸性の温泉、玉川温泉など田沢湖駅周辺の温泉を3カ所巡ることができるたっこちゃん湯めぐり手形という温泉パスがあります。シェアすることも可能なので、必ずしも3カ所以上訪れる必要はなく、駅前の観光案内所で購入できます。

美しい田沢湖。

スキー場も多いエリアです。

綺麗な夕日に照らされた山の景色を見ながら、田沢湖駅へと向かいます。

帰り際におすすめなのが、駅周辺の売店です。地元の農家の獲れたて特産物を売るお店屋さんがあります。
甘い蜜たっぷりのリンゴ、秋田特有の野菜も好きだけど、この巨大なナメコもとても美味しかったです。日本酒もたくさん置かれていました。日本各地、どこへ行っても美味しいおみやげがありますね。

雪の乳頭温泉郷で温泉三昧 妙乃湯 & 鶴の湯 was last modified: 4月 15th, 2017 by mikissh