ニューオーリンズ旅行で、是非訪れてみたいのが、アメリカ南部ならではの大農園、プランテーションの邸宅として有名な「オークアレイ プランテーション」(Oak Alley Plantation) です。ニューオーリンズの街の中心から1時間ほど行ったミシシッピー川沿いに、豪華なプランテーションのお屋敷が立ち並ぶエリアがあります。そんなニューオーリンズ近郊のプランテーションをニューオーリンズ旅行でいくつか訪れてきました。数あるプランテーションの中でも、人気があるのが、オーク アレイ プランテーション (Oak Alley Plantation) です。
オークアレイ プランテーション Oak Alley Plantation
ヨーロッパの国々の植民地時代以来、アメリカ南部の経済的基盤となったのが「プランテーション」でした。プランテーションとは、恵まれた気候の広大な土地で、奴隷を労働力として営まれた大規模農園のことです。亜熱帯で気候に恵まれたニューオーリンズ周辺の肥沃なミシシッピ川沿いでは、かつてサトウキビのプランテーションが数多くありました。そんなエリアには、現在も富を象徴する豪華なお屋敷があるプランテーション(大農園)が残されていて訪れることができるようになっています。
ニューオーリンズ周辺の数あるプランテーションの中でも、人気となっているのが、オークの木々 (Southern live oak) が生い茂り、トンネルのようになっている、オークアレイが見どころの「オークアレイ プランテーション」(Oak Alley Plantation) です。オークアレイ プランテーションは、オークの木の並木の向こうに佇む豪邸の美しい姿が印象的なお屋敷となっています。
オークアレイ・プランテーション (Oak Alley Plantation) の豪華なお屋敷は、1837年に建造されたもので、国家歴史的建造物 (National Historic Ladmark) にも指定されています。メインとなるお屋敷見学の他、サトウキビ農業や労働力となった奴隷の生活を垣間見られる展示もあり、オークアレイプランテーションの見学所要時間は 2時間程あれば全体を見て回ることができます。
オークアレイプランテーション の行き方
オークアレイプランテーションの行き方は、基本的には車です。ニューオーリンズの中心地からミシシッピ川沿いの田園の田舎道を車でのんびり1時間くらいドライブしていくと到着します。ニューオーリンズで簡単に車をレンタカーすることができます。オークアレイプランテーションには、広い無料駐車場もあります。
レンタカーするのが一番簡単ですが、送迎バス付のツアーで訪れている人もたくさんいました。というのも、公共交通機関が全くないので、車で訪れる以外は他に行く方法がないのです。
(3645 LA-18, Vacherie, LA 70090)
オークアレイ プランテーション Oak Alley Plantation
9:00 a.m. – 5:00 p.m.
休館日 New Year’s Day, Mardi Gras Tuesday, Thanksgiving Day and Christmas Day
オークアレイ・プランテーション チケット 入場料
大人(19歳~)25ドル
13-18歳 10ドル
子供(6-12)7ドル
5歳以下 無料
オークアレイプランテーション ツアー Big House
オークアレイプランテーションの見どころのひとつが、Big House という大きなお屋敷です。チケットを購入後、まずは、このビッグハウスへ向かい、ビッグハウスの中のツアーに参加します。30分ごとにツアーが開催されているとサイトのページには書かれていましたが、訪れたときは10分に1本はツアーが出ている感じで、フル回転でツアーが開催されていました。ビッグハウスの家の正面ドアの前にツアーに参加するための列があり、10分ほどすると、20人くらいの人がすぐ集まり、ツアーが出発する感じでした。
オークアレイプランテーションの Big House のツアーでは、美しい調度品が飾られたお屋敷のダイニングルームやベッドルームの数々、子供部屋などを見て回れます。ガイドさんのお話に耳を傾けながら美しいインテリアを見学します。お屋敷の中では写真撮影禁止となっています。
お屋敷のそばでは、こちらのプランテーションを築いたフランス系クレオールの Valcour Aime さんをはじめ、プランテーションに関わった人物が紹介されています。
オークのトンネルの写真は、このお屋敷からミシシッピ川の土手の方向へ歩いて行った所から撮影できます。
サトウキビ The Sugarcane Exhibit & Theatre
オークアレイも含め、亜熱帯のルイジアナ州のプランテーションで、主に栽培されていたのが、サトウキビです。そんなサトウキビの農業について紹介した映像を見ることができます。
The Civil War Tent
南北戦争と奴隷制廃止は、プランテーションビジネスを崩壊させることになりましたが、そんな激動の時代の歴史を紹介してくれるスタッフもいます。
奴隷小屋 Slavery at Oak Alley
プランテーション経営者の豪華なお屋敷を支え、プランテーションを、実際に動かしていたのは、奴隷の労働者たちでした。そんな労働者たちの生活を紹介した展示もあります。
ログハウスのような簡素な木製の小屋で暮らしていました。
こちらでも、随時、ガイドさんによる説明が行われています。
一年間の作業内容なども紹介されています。
農作業用の道具の他、
罰を与えたり、奴隷をコントロールするための道具も展示されていました。
レストラン、お土産屋さん
レストランやお土産屋さん、休憩スポットもあります。
オークアレープランテーションのお土産屋さんも賑わっていました。
プランテーションの名物、サトウキビもお土産で買えます。そんなサトウキビを利用したお菓子作りのデモンストレーションがショップの中で行われており、試食を頂いたりしました。なかなかの甘さで、古き良きアメリカの味も楽しめました。
お土産屋さんの隣には、プランテーションで大切な役割を果たしていたという鍛冶屋さんの様子が再現されている The Blacksmith Shop もあります。
オークアレイプランテーションからは、土手が見えるだけで、直接ミシシッピ川は見えませんが、川まですぐそばです。川を見てみたいという人は、プランテーションの出口を左折し、少し行くと駐車場があり、ミシシッピ川沿いの土手を散歩することができます。
南部のプランテーションといえば、『風と共に去りぬ』の世界ですね。
見どころいっぱいの楽しいニューオリンズ旅行はこちらで紹介しています。