ブロンクスのニューヨーク植物園(ニューヨークボタニカルガーデン)では、毎年恒例となっているオーキッドショーが今週末からスタートしたので、早速行ってきました。
今まで寒い冬の間、家に閉じこもっていた人々も、素晴らしいお天気に恵まれ、一気に外へ飛び出してきたような感じで、街中、そして植物園は大賑わいとなっていました。ニューヨーク植物園の見どころと、ニューヨーク植物園への行き方(公共交通機関で行く方法)も紹介します。
真っ青な空が広がる土曜日の日、コートも薄地で大丈夫なくらい暖かく、本当にお出かけ日和でした。
今年のニューヨーク植物園のオーキッドショーのテーマは「タイ」です。4/9まで開催予定となっています。
タイを象徴するような、象とオーキッドのディスプレイがとてもかわいらしく、またタイの音楽が流れる会場は、どことなくエキゾチックな雰囲気でした。
タイっぽいデコレーションがところどころに見られます。
タイの神様を祀る小さな祠などの演出も。
変わった植物が色々あります。
タイならではのビビットなカラーのオーキッドも。
中庭には鯉のいる池もあります。オーキッドショーの中休みで、途中外に出てくつろいでいました。
パクっと虫を食べてしまう珍しい植物を特集したコーナーもあります。虫が飛んでいると現実にその様子を見られるのですが、虫一匹いないので、本当に食べるところは見られません。
オーキッドショーのハイライトは最初と最後のお部屋です。ガラスハウスいっぱいに咲くオーキッドがとても美しく、いい香りがします。
オーキッドショーには、今までも何回か訪れていますが、今回のタイをテーマにしたオーキッドショーでは、大きな葉っぱの鮮やかな緑がたくさんあるのが印象的です。
オーキッドショー開催初日ということもあり、完璧な美しさのオーキッドがいっぱいあります。まだまだこれから咲くであろう、つぼみのオーキッドもいっぱいあります。
エンジェルのトランペットという名前の大きな立派な美しい花が咲いていました。綺麗だな、と見惚れていると、なんとこの植物、実は毒矢にも使われる毒性の強いものなのだとか。華麗な雰囲気の花なのに、見かけによらず、驚きです。
いつも心癒される綺麗な噴水のお部屋。
日の光が入り込む明るいガラスハウスの中、鮮やかな緑がとても綺麗でした。
先日の大雪の痕跡が残る園内の景色も見事でした。
ニューヨーク植物園はなかなか広い敷地の公園なので、植物園内をシャトルが走っています。通常、スタート地点から乗って、園内を一周することになっていますが、今回はまだ冬だったため、途中までのルートを走るだけでした。風に吹かれながら走るシャトルは、ちょっとしたアトラクションのような感じで人気があります。
アメリカの国定歴史建造物にも指定されている、19世紀中頃につくられたという建物、The Lillian and Amy Goldman Stone Mill。
イベントスペースに利用することができ、ウェディングなどもよく行われているようです。
こちらも1895年と歴史あるフランス風の建物です。
ライブラリーのお隣では、バニラビーンのできるまで、というメキシコのバニラ工場のドキュメンタリーショーが上映されていました。知りませんでしたが、バニラの原産はメキシコだそうで、ラン科の植物だそうです。
メインゲートの近くには軽食を取れるスポットがありますが、ゆっくり食事したいという場合は、園内にハドソンガーデングリルというレストランもあります。
昨年の様子はこちらです。
ニューヨーク植物園では、季節毎に様々な人気イベントが開催されています。
ニューヨーク植物園の行き方
植物園の目の前に電車で到着する一番簡単な行き方は、
グランドセントラルからでている Metro North線 に乗りBotanical Garden Stationにて下車する行き方です。5駅で所要時間22分です。
地下鉄利用の場合は、
B線, D線, 4番線 Bedford Park Blvd. Station下車 徒歩20分
または駅からバスBx26番に乗り the Garden’s Mosholu Gate entranceで下車。
ニューヨーク植物園 New York Botanical Garden
2900 Southern Blvd, Bronx, NY 10458 MAP
お隣にはブロンクス動物園、
ブロンクスのリトルイタリーなどがあります。