ニューヨークでは、市内の様々な場所にパブリックアートが飾られ、道行く人を楽しませてくれます。今回はちょっと珍しい場所、あまりパブリックアートが飾られているというイメージがない、ミッドタウンのパークアベニュー沿いに登場です。思わずニッコリしてしまう、恐竜やキングコングなど、子供心溢れる楽しいカラフルな像がたくさん登場し、思わず立ち止まって、写真撮影を楽しんでいる人もいっぱいです。
ニューヨークのミッドタウン、パークアベニュー沿いの 34ストリートから 38ストリート沿いに、2022年2月から存在感のある面白い動物たちが登場しています。ミッドタウンのパークアベニューからは、エンパイアステートビル、メットライフビル、一昨年完成したばかりの One Vanderbilt などニューヨークの有名な高層ビルが見えますが、カラフルな像が、そんな景観に彩りを添えています。エンパイアステートビルの前で、恐竜くんがイエロータクシーにガォー。大都会の中のジェラシックパークです。
ニューヨークのパークアベニューの車道道路の中央分離帯沿いに、全部で9体の動物像が飾られています。フランス・チュニジア人で、現在、ドバイで活動しているアーティスト、Idriss B の作品です。よく見てみると、全ての動物像の表面は、カクカクした多角形で構成されていて、レゴやパズルのような雰囲気で面白いです。KAWS 同様、限定キャラクターグッズのような感じで、自身のサイト (Idriss B) で、直接、作品を一般に販売しています。すごいお値段がついていますが、なかなか人気のようです。
それぞれのキャラクターには、ちゃんと名前があります。
こちらは、ティラノサウルス (T-Rex) の Rexor。近づいてみると、とても迫力があります。
場所は、最南端の 34ストリート沿いです。エンパイアステートビル のそばです。
今にもエンパイアステートビルに噛みついてしまいそうな写真も撮影できます。
こちら可愛いピンクの像は、クマの Baloo。ゆったりとくつろいでいます。おそらくディズニーのジャングルブックに登場するクマにちなんで名付けたのではないかと思います。
サーベルタイガー (Sabertooth Tiger) の Diego。こちらは、アイスエイジのキャラクターを彷彿とさせます。
再び街を行き交うようになったニューヨークの象徴のイエローキャブと並んでいるのは、黄色いゴリラくん、Mojo。
こちらは、紫バージョンのクマさん Baloo。
ワニもいます。クロコダイルの Dundee くん。
バッファローの Urus くん。ニューヨークでお馴染みの チャージングブル (Charging Bull) を少し彷彿とさせます。
こちらのゴリラ Mojo2 は、道の真ん中で叫んでいます。
マンモスの Manny。
今まで見てきた像は、大体単色だったり2色の構成だったのですが、こちらは珍しく白、青、赤の三色で、ジョアン・ミロ (Joan Miró) っぽい雰囲気です。
パークアベニューの車道の真ん中にある中央分離帯の所では、象を南北に順番に見て行くための歩道がないので、S字型に回り道しながら見る感じになります。横断歩道を何度も渡って、車道を何度も横切って見て回るのですが、みんな結構楽しんでいました。
Idris B の面白い動物像は、来年2023年2月まで飾られているので、エンパイアステートビルへ行くときなど、近くを通りかかったら、覗いてみるのも楽しいと思います。
最近は、キャラクター系アートが人気となっていますが、ロウアーマンハッタンのバッテリーパークにも、面白いフライボーイ (Fly Boy) 像が登場しています。
