いよいよ明後日の8月21日は、全米を太平洋から大西洋にかけて横断するとても珍しい皆既日食の日です。こちらの記事で紹介しましたが、皆既日食の軌道上の近くに住んでいたり、その周辺を訪れている場合は、是非、見てみたい所ですが、そうでなくても部分日食を楽しむことができます。例えば、ニューヨーク周辺でも太陽が70パーセント程隠れる部分日食を見ることができ、現在の所、予報によるといいお天気となりそうです。
ニューヨークで日食がスタートするのは、8月21日の午後1時23分、最も太陽が隠れるのが2時44分、そして4時には完全に元の状態に戻ります。全体としてどのくらい暗くなるのかは分かりませんが、是非、太陽の様子を見てみたい所です。ただし、太陽を直視したり、サングラスで見るのは危険で、安全に観察するには Eclipse Glasses という専用の皆既日食観察用の眼鏡が必要となるので、前もって手に入れておくといいと思います。
NYC内の電気屋さんだと、B&H、Best Buyなどで購入できると思います。B&H は、ユダヤ系の電気屋さんなのですが、毎週土曜はお休みなので、こちらのニュースによると、前日の金曜日はすごい列ができていたようです。
太陽さえ見ることができれば、どこからでも観察することができますが、ニューヨーク周辺の科学ミュージアムでは、天文の専門家による特別イベントも開催され、望遠鏡や皆既日食のライブストリームなども上映されより楽しめる工夫がされています。
アッパーウェストサイドのアメリカ自然史博物館では、正午から4時までの間、特別イベントが開催されます。
ジャージーシティーのリバティーサイエンスセンターでは、午前10時から “The Great American Eclipse”が開催され、日食に関する様々なイベントが行われます。安全に太陽を観察するのに必要な専用眼鏡 “eclipse shades” も配布されるそうです。
リバティサイエンスセンター Liberty Science Center ニューヨークからも近い 家族連れにおすすめの科学博物館
この他、ニューヨークの様々な場所で望遠鏡などが用意され、ビューイベントが予定されています。セントラルパークのベセスダ噴水のある広場でも、午後1時30分から4時まで特別イベントが開催されます。
クイーンズの Science Hall of Fame、ブルックリン、レッドフックの Pioneer Works でもビューイベントが開催されます。
こちらでは全米での皆既日食の情報を紹介しています。
どんな光景が見られるのでしょうか?楽しみです!