毎年8月になると北半球で広く見られることができるペルセウス座流星群(Perseid Meteor Shower)。アメリカでは、今年の流星群のピークは、今夜、8月11日から12日未明にかけてとなります。日本では、12日夜から13日未明にかけてがピークとなるそうです。
今年は観測条件も良く、通常の2倍のペースで1時間に160から200という、かなり多くの流星がみられる可能性があるそうです。
毎年、夏のこの時期になると肉眼でもよく見えるペルセウス座流星群が話題にのぼります。太陽を133年周期で廻るというスイフト・タットル彗星のダストが地球の大気にぶつかり見られる流星ですが、今年は月光に邪魔されることなく、木星との位置による重力の関係でより多くの衝突が起こりたくさんの流星が観測されるのでは、と言われています。前回、このような流星の数が多く見られるアウトバーストが起こったのは2009年、次回起こると予想されているのは2027年だそうです。
NASAもこんなツイートをしていて、ライブストリームでも中継するそうです。
Want to see some “shooting stars?" You’re in luck! The Perseid meteor shower peaks Aug 11-12 https://t.co/n7qW0JNeR9 pic.twitter.com/fn4jgQnpmw
— NASA (@NASA) August 11, 2016
こちらは前回のアウトバースト時の2009年に撮影されたペルセウス座流星群の美しい映像です。
アメリカでは、今夜の深夜から明け方にかけてが流星のピークの予定ですが、明日の夜も見られる可能性があるようです。雲の状態にもよりますが、なるべく明かりが少ない暗い場所で空を見あげてみるとみられるかもしれません。たまたまキャンプなどで大自然の中にいる人などは、今日、明日は絶好の日で、空を眺めてみると、たくさんの流星が見られるかもしれません。
以前、テキサスのビッグベンド国立公園を訪れた時には、ペルセウス座流星群と並んで三大流星群に挙げられる、ふたご座流星群のたくさんの流星が見られました。
たくさん星が降る夜、たくさんの願い事が叶うかもしれませんね☆
なかなか良いコンディションに恵まれるのは大変ですが、こちらのカナリア諸島、テネリフェ島にあるテイデ天文台ではこちらのような美しいペルセウス座流星群が見られたようです。