Philadelphia Museum of Art (27)

フィラデルフィア美術館の見所 作品 回り方を徹底紹介 全米有数のミュージアム Philadelphia Museum of Art

Philadelphia Museum of Art (27)

フィラデルフィアで最も大きな美術館、フィラデルフィア美術館 (Philadelhpia Museum of Art) は、みどころ満載のミュージアムです。
フィラデルフィア美術館は、アメリカ独立から100周年となる1876年に創設され、全米でもトップ10に入る巨大で見応えのある美術館です。コレクションは、古典的なヨーロッパやアメリカのアート作品が中心で、コンテンポラリーアートなどの新しい作品はそれほど多くなく、一番の強みは20世紀初期までの印象派からモダンアートまでのアートとなっています。
フィラデルフィア美術館は、ヨーロッパやアジアの文化、歴史的な展示も充実しているので、アート好き以外の人も楽しめるミュージアムとなっています。

フィラデルフィア美術館への行き方・チケットと入場料

フィラデルフィア美術館への行き方
フィラデルフィア美術館は、フィラデルフィアの中心からは少し離れた位置にあり、中心部から直接訪れる場合は、バスを利用すると便利です。いくつもの路線のバスが美術館周辺に停まります。
フィラデルフィアの中心から北西のベンジャミンフランクリンパークウェイの終点、フィラデルフィアの巨大公園 Fairmount Park の端に位置しています。
ベンジャミンフランクリンパークウェイの途中には、フランクリンインスティテュートバーンズコレクションロダンミュージアムなど多くの見どころがあるので、それらに立ち寄りながら歩いて観光することも可能です。

Philadelphia Museum Map

フィラデルフィア美術館 Philadelphia Museum of Art
2600 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130 MAP

休館日 月曜日(特別な祝日はオープン)、独立記念日7/4、サンクスギビングデー、12/25

開館時間 10:00 a.m.–5:00 p.m.
水曜日と金曜日のみ時間延長  -8:45 p.m.まで

入場料は、一般20ドル、学生14ドル、65歳以上18ドル。12歳以下無料です。

毎月第一日曜日と毎週水曜日の夕方5時から8時45分の間は、Pay What You Wish で好きな金額を払って入場料できるようになっています。

フィラデルフィア美術館本館

フィラデルフィア美術館の本館(メインビルディング)は、小高い丘の上にあるネオクラシカル様式の建物にあります。1920年代前半から段階的に建設が進められ、1928年に完成したフィラデルフィア美術館のメインとなるビルは、それはそれは圧倒される巨大さです。

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フィラデルフィア美術館の正面階段は、人気の名作映画『ロッキー』に登場したことで有名な場所です。こちらがその映像です。
フィラデルフィア美術館本館の正面、右手には、そんなロッキーを記念した像が立っています。映画のワンシーンをそのまま像にしたポーズのロッキーです。

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メインビルディング館内には3つのフロアがあります。
作品の展示は、主に 1階と2階の2フロアで、正面から左右に分けると4つのセクションとなります。(フロアプラン(館内マップ))
フィラデルフィア美術館を一通り見て回るのに必要な所要時間は大体3時間程です。じっくりと見て回ると丸一日楽しむことができます。

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印象派から近代アートまで

フィラデルフィア美術館からも近い、バーンズコレクション (Barnes Foundation) も印象派の作品がとても充実した美術館ですが、フィラデルフィア美術館もかなり充実したコレクションを誇るミュージアムです。
1階正面から右手に向かうと、1850年以降の近代ヨーロッパアートのセクションとなっています。

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モネ、ルノアール、セザンヌ、マネ、ピサロ、ドガ、ゴッホなど印象派以降の作品が数多く見られるセクションです。

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ルノアール。

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ゴッホ。

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ピカソ。

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美術館のコレクションは、その街が繁栄した時代に依存し、コレクターからの寄付によるものが多いので、コレクターたちの趣味も垣間見れますが、フィラデルフィア美術館では、特にキュビズムの作品が多く見られます。

フィラデルフィア美術館は、キュビズムのアーティストでもあり、今に続くコンテンポラリーアートの流れを作った一番最初のアーティストでもある Marcel Duchamp の作品のコレクションがたくさんあることでも知られています。

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このフランス出身のアーティスト Marcel Duchamp は、第一次世界大戦への批判に端を発する「ダダイスム (Dadaism)」の代表的なアーティストです。1913年の アーモリーショー を機に、ニューヨークで活躍し、20世紀にアートで最も大きな影響を与えた人物の一人と言われることもあります。哲学的な人で、チェスプレーヤーでもあり、アートコレクターへのアドバイザーなどもしていたそうです。

そんな Marcel Duchamp の当時物議を醸したという作品がこちらです。今からちょうど100年前、1917年の作品 “Fountain” です。既製品を利用したアンチアートな作品は、今となっては良くみかける形式ですが、当時は驚きだったと思います。

Duchamp_Fountaine
(wikipedia)

現在、この “Fountain” のレプリカを中心にした “Marcel Duchamp and the Fountain Scandal” と題された特別展も行われています。
こちらは、Marcel Duchamp の紹介です。作品の時代背景、その後のインパクトなどを知っているとより楽しむことができます。

ダリ。

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ダリをはじめ、シューレアリスムの強い影響を感じる Eugène Berman さんの幻想的な夕日など、おもしろい作品もあります。

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アメリカンアート

1階正面左手は、アメリカンアートです。
印象派が目的の人はスキップしてもいいセクションかもしれませんが、フィラデルフィアならではの地域性が出ていて面白いです。写真のような役割を果たした19世紀までの写実的なアート、実用的なインテリアなどを中心に展示されています。

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フィラデルフィアの街中のシーンを背景に登場するアメリカ独立時に活躍したヒーローのひとり、ベンジャミン・フランクリンの雷の実験の様子を描いた作品です。ベンジャミンフランクリンについては、こちらで詳しく紹介しています。

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フィラデルフィアで活躍したアーティスト Thomas Eakins さんの作品も多くあります。こちらは、手術の様子がとても写実的に描写された作品。

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お部屋のインテリアのように美しい像などもお屋敷風に飾られています。

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ヨーロッパ・アジアの歴史と文化

2階左手から中央にかけては、ユーラシア大陸の様々な文化と歴史の展示で、歴史博物館のような感じになっています。世界史好きの人にとっては、タイムスリップした世界旅行のようで最も楽しめるセクションだと思います。

南アジアの世界が広がるお部屋。

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イスラム。

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中国。

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美しい天井。

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アジアなインテリア家具も状態美しく展示されています。

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日本のお寺の雰囲気を感じる日本セクション。

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中世ヨーロッパの回廊式庭園。

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中世カトリック、スペインまたはポルトガル風の教会。

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中世の宗教画。

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正面中央の奥には騎士像のエリア。剣や鎧が展示されています。

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ヨーロピアンアート(1500-1850)

2階の正面右手は、エル・グレコ、レンブラント、ルーベンス、ターナーなどの作品を見ることができる、印象派以前のヨーロッパアートのセクションです。

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1階正面左手、アメリカセクションへ向かう途中では、特別展が開催中でした。
19世紀前半に活躍したスペイン人アーティスト フランシスコ・ゴヤ (Francisco Goya) の特別展「Witness: Reality and Imagination in the Prints of Francisco Goya」です。

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フィラデルフィア美術館のおみやげやさん。

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メインビルディングの正面後方にも出入り口があり、

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ここから外へ出ると Fairmount Park で、美しいリバービューを楽しむことができます。

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フィラデルフィア美術館別館 Perelman Building

時間があれば、フィラデルフィア美術館の別館となっている Perelman Building も訪れてみましょう。

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こちらの建物では、ファッションやインテリアをはじめ、様々な特別展が行われています。

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Phulkari というパキスタンとインドにまたがるパンジャブ地方のファッション展などが珍しい特別展が行われていました。

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フィラデルフィア美術館別館にもおみやげ屋さんがあります。

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こちらでも紹介されていますが、現在、Frank Gahry さんのデザインによる本館の拡張工事がはじまっています。かなりの広さのパブリックスペースが出来るそうで、順次新しいスペースをオープンしながら、最終的な完成は2020年となるそうです。美術館は、工事中も通常通りオープンしています。

フィラデルフィア美術館の入場券は二日間有効で、フィラデルフィア美術館が管轄している ロダンミュージアム にも入場することができます。

フィラデルフィアの見どころはまだまだいっぱいあります。

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フィラデルフィア美術館の見所 作品 回り方を徹底紹介 全米有数のミュージアム Philadelphia Museum of Art was last modified: 10月 10th, 2017 by mikissh