フィラデルフィア旅行の見どころは、昔から変わらない歴史的な建物と街の雰囲気です。フィラデルフィアには、世界遺産にも登録されている、独立記念館 (Independence Hall) があります。フィラデルフィアは、18世紀、独立戦争当時北米で最も大きな都市であり、この独立記念館に各州の代表者が集まり大陸会議が開かれ、独立宣言や、憲法について議論、署名がなされました。建物裏手のひっそりとした場所柄のせいか、あまり知られていませんが、こちらの像は、独立戦争時に海軍大将だったアメリカ海軍の父、Commodore John Barry です。
自由の鐘
フィラデルフィアと言えば、独立の象徴とされる、自由の鐘 (Liberty Bell) も有名です。19世紀中頃までは、独立記念館 (Independence Hall) にあり、実際に使用されていたようですが、現在は隣のリバティベル・センター (Liberty Bell Center) に安置されています。
自由の鐘(リバティベル)はこのガラス張りの建物の中にあります。中から見ると、鐘の真向かいに窓ガラスがあり、お花畑が見え、そのむこうにインデペンデンスホールが見えとても綺麗です。
独立記念館
インデペンデンスホール(独立記念館)を訪れるためには、まずリバティベルの建物のさらに北側にある、インデペンデンス・ビジターセンター (Independence Visitor Center) で無料の時間指定の入場券を手に入れます。詳細は こちら です。
こちらが Independence Hall(インデペンデンス・ホール(独立記念館))の正面。前にあるのは、ワシントンの像です。
インデペンデンスホールの建物の中は木造ですが、ずいぶんと綺麗に維持されています。
こちらは当時の法廷だったところです。
そして、こちらが独立宣言、憲法の話し合い、署名がされたという有名な議会(Assembly Room)です。
奥の一番立派な席が大統領、ジョージ・ワシントンの席だったところで、太陽の彫刻がされていたことから Rising Sun chair と呼ばれています。
Independence Hall の東側には、American Philosophical Society Hall という綺麗な建物があります。この組織は Benjamin Franklin が科学、技術など知識の向上、共有を目的に設立し、ワシントンら Founding Fathers のほとんどが所属していたそうです。フィラデルフィアと言えば必ず登場する Benjamin Franklin の像が印象的です。
フィラデルフィア 市庁舎
奥に見えるのがフィラデルフィアの市庁舎 (City Hall) です。20世紀初頭に建てられた趣のある建物です。石を組み合わせて造られた石造建築としては世界一の高さを誇るそうです。
ペンシルバニア大学
そしてやって来たのが街の西側、Benjamin Franklin によって1740年に設立されたという歴史のあるアイビーリーグの大学、University Of Pennsylvania(ペンシルバニア大学)です。
アメリカの大学は、大きな敷地の中に貫録のある美しい校舎群があることが多く、ペンシルバニア大学も気持ちのいいキャンパスです。学生も随分とリラックスしてすっかり本に夢中になっています。
大学街の中は、アートに溢れています。
校舎がまるでおとぎ話に出てくるような緑に囲まれたかわいいデザインの建物。
ベンジャミンフランクリン (Benjamin Franklin) の像。建国の父 (Foundering Fathers) の一人で、政治家であり、外交官でもあっただけではなく、新聞の出版人、物理学者、避雷針など様々なものを考案した発明家でもあったという、本当に多才の人だったようです。
広々とした快適なスペースで各人黙々と勉強する学生達。日本のキャンパスだと、みんなで集まって話したりしている光景が多いような気がしますが、アメリカでは個人活動で一人でいる姿をよく見かけます。
美しい大学街の小道。こんな素敵な環境の学校で勉強したい!と思う方も多いでしょうが、アメリカの名門私立大学の学費は普通の学部レベルで、2014-2015の一年間で、驚きの$47,668($1=100円としても476万円)とのこと。もはや高級ブランドと言った方がいいでしょう。
こんなところにも、ベンジャミン・フランクリン (Benjamin Franklin) 。そして校内はアートもいっぱい。
大学街にもファーマーズマーケットがあり、学生たちにはうれしい、とてもいい環境に感じました。
フィラデルフィアは、ニューヨークから車で2時間ほどで行けるので日帰りや一泊二日、ワシントンDC からの帰り道の寄り道にもおすすめです。
フィラデルフィアのおすすめの見所はこちらです。
1泊2日のフィラデルフィア旅行プランも参考にどうぞ。