ニューヨークは、今日午後から雪が降りはじめました。明日は、氷点下を大幅に下回る今年2度目の極寒日となりそうです。原因は、極寒の北極周辺の寒気が、北米大陸のかなり南の方まで南下してくる「ポーラーボルテックス」 (Polar Vortex) によるもので、既に、シカゴなどアメリカ中西部では、マイナス20度以下の気温の上に、強風が吹いており、体感気温的には、さらにずっと寒く感じるという極地並みの天候となっているようです。
ニューヨークでは、午後から雪が降りはじめ、一時期、風もかなり強くブリザードに近い状態で、ホワイトアウトのように視界が悪くなっていましたが、落ち着いてきています。
深夜以降、摂氏-10度以下まで下がり、明日は、最高気温でも摂氏-7度程度となります。金曜日まで氷点下が続きますが、幸い、週末には氷点下から抜け出せそうです。
ちなみに、シカゴは、今朝34年ぶりの寒さを記録したようで、史上2番目に寒い日となったようです。
It's the coldest morning in #Chicago in 34 years, when their all-time record low was set. They'll make a run at that all-time record Thursday AM. https://t.co/n3PhNOEAeI pic.twitter.com/MC2jcUUwNd
— The Weather Channel (@weatherchannel) January 30, 2019
そんな極寒の中では、沸騰したお湯もすぐに凍り着いてしまうようです。
Boiling water freezes before it hits the ground. -22/-49 windchill in Chicago. #Chicago #Jaden #chiberia pic.twitter.com/UPYVjloGBk
— clay carroll (@Clay_Carroll) January 30, 2019
「ポーラーボルテックス」(Polar Vortex) は、通常、北極や南極周辺で、回転しながらとどまっている極寒の低気圧の領域ですが、北極周辺の気温が上がったり、ジェット気流が弱まったりすることにより渦が壊れ、極エリアからはみ出してくる現象です。
今回の北極の「ポーラーボルテックス」(Polar Vortex)は、アメリカ中西部に大寒波をもたらしていますが、こちらで詳しく紹介されています。