エリザベス2世追悼ニューヨークイギリス女王ゆかりのスポット

イギリス王室で、在位70年超と最も長い期間、君主を務めた、尊敬すべき、イギリスの女王、エリザベス2世が、昨日、96歳でお亡くなりになりました。イギリス、英連邦の国々はもちろん、世界中から悲しみと追悼の声が上がっています。第二次世界大戦や冷戦、自由と平等、国際化、宗教への考え方など人々の価値観の大きく変動した激動の20世紀から現在まで、イギリスの顔として英連邦はもちろん、世界中で存在感を示し、多くの人々に愛された特別の存在でした。エリザベス2世は、世界各地を訪れ、外交的な役割を果たしていましたが、ニューヨークにも、1957年、1976年、2010年の3度やって来ています。ニューヨークのイギリス女王、エリザベス2世のゆかりのスポットを紹介します。

イギリス女王、エリザベス2世の容体がすぐれず、スコットランドのバルモラル城 (Balmoral Castle)で静養中でしたが、昨日、在位70年超、96歳で亡くなられました。イギリスやコモンウェルスの国民は、もちろん、世界中で愛された方で、多くの悲しみと追悼の声が寄せられています。

The Queen died peacefully at Balmoral this afternoon.

The King and The Queen Consort will remain at Balmoral this evening and will return to London tomorrow. pic.twitter.com/VfxpXro22W

— The Royal Family (@RoyalFamily) September 8, 2022

エリザベス女王は、1947年に、エディンバラ公のフィリップ殿下と結婚され、結婚74年目となった昨年、フィリップ殿下が99歳でお亡くなりになりました。今度は、エリザベス女王が続き、激動の20世紀から現在まで、長きに渡って、イギリスの顔として活躍したイギリス王室の一時代が終了することになります。バルモラル城は、エリザベス女王が、幼少期から今に至るまで夏を過ごされた別荘地で、かつてプロポーズされた場所だったりと、思い出の詰まった場所で、最後を迎えることになりました。

イギリス国王は、エリザベス女王とフィリップ殿下の長男、ウェールズ公のチャールズ王太子が、チャールズ3世として引き継ぎました。カミラ夫人が、王妃となります。戴冠式は、来年2023年に行われる模様です。チャールズ3世と故ダイアナ妃の長男、ケンブリッジ公のウィリアムが、継承順位一位の王太子となります。

イギリス王室の人々を身近に見る機会は、なかなかありませんが、ナショナルポートレートギャラリーやマダムタッソーでは、絵画や彫刻を通じ、王室を身近に感じることができます。

エリザベス女王は、例えば、こちらの記事で紹介されていますが、なんと117か国もの国々を訪れ、100万マイル以上を旅しているようで、イギリスの外交の顔として大活躍していました。

ニューヨークは、1957年10月と、1976年7月、2010年7月と3度訪れています。どれも短時間の滞在だったようですが、国連での演説の他、ニューヨークらしいスポットも色々巡られたようです。

1957年エリザベス女王のニューヨーク訪問 で訪れた場所は、
・　スタテンアイランド
・　自由の女神
・　ダウンタウンブロードウェイ沿いパレード
・　シティホール
・　ウォルドルフ＝アストリアホテル
・　国連にて国連演説
・　エンパイアステートビル

1976年エリザベス女王のニューヨーク訪問
・　トリニティチャーチ
・　フェデラルホール
・　ニューヨーク証券取引所
・　ブルーミングデールズ
・　モリスジュメルマンション

2010年エリザベス女王のニューヨーク訪問
・　国連演説
・　ワールドトレードセンター/911メモリアル
・　ハノーバースクエア/エリザベス2世ガーデン

エリザベス女王がニューヨークを訪問し、911事件で犠牲になった67名のイギリス人を追悼しました。その際、エリザベス2世の名を冠した小さな庭園 (The Queen Elizabeth II September 11th Garden) が、フィナンシャルディストリクトのハノーバースクエアに登場しました。