ニューヨークのレストラン バー ジム 夜10時までに 自宅での集まり最大10人まで

The Ginger Man (1)

アメリカでは、コロナの感染が日に日に拡大していますが、そんな余波がニューヨークにも達し、検査陽性率が高くなってきていて、ホットスポットを除いても、2%を超えて来ています。そんな中、それぞれの地方自治体レベルで、再び経済活動を制限するルールが出て来ていますが、ニューヨーク州でもとうとう新たに営業制限が行われることが、ニューヨーク州知事により発表されました。今回、対象となるのは、ニューヨーク州内のレストランとバーをはじめ酒類販売ライセンスを持つビジネス、及び、ジムで、今週、11月13日の金曜日から、すべて午後10時までの営業となります。また、自宅でのパーティなどグループでの集まりは、最大10人までとなります。

ニューヨークは、今春、新型コロナ感染の中心地となり、エッセンシャルビジネス以外の全ての経済活動を停止するというロックダウン状態を体験しました。経済再開がはじまった6月以降は、徐々にですが、順調に制限の緩和が進んで来ました。ニューヨークは慎重に緩和を進めてきたことから秋の始まり頃までは、陽性率も低く、このまま落ち着けるのではないかと、淡い期待をしていましたが、再び10月から、ホットスポットとなった州内一部地域で、特別制限が行われるようになり、そして今回、まだ軽いレベルではありますが、ニューヨーク州知事のクオモさんにより、州内全域で再び制限を課すことが発表されました。

今回対象となるのは、州内全域のレストランやバーをはじめとした酒類販売ライセンスを所有しているビジネス及びジムで、午後10時以降は営業不可となります。料理のみのテイクアウトは、その後も継続可能です。また、自宅でのパーティなどの集まりは、最大10人までに制限されます。今回の新ルールは、今週の金曜日、11月13日からスタートします。

ニューヨークでは、現在、キャパシティ制限の下、レストラン、バー、ジムなどインドアでのビジネスも可能になっていますが、コンタクトトレーシングで得られた情報によると、感染場所としては、やはりレストラン、バー、ジム、自宅でのパーティなど、室内で長時間、マスクなしで過ごす場所が多くなっているようです。

昨日、スタンフォード大学やノースウエスタン大学の研究者による、9800万もの大量のスマホの位置データをもとにした、コロナ感染リスクに関する論文 が、ネイチャーに発表されていましたが、 レストランやバー、ジム、ホテル、カフェ、宗教施設、自宅でのパーティなど室内で過ごす人の数及び滞在時間と感染者数に相関があることがわかりました。そして感染者数を抑えるには、これら特定のビジネスのキャパシティ制限が有効なことを提示しています。コンタクトトレーシングで得られた知見に加え、そんな学術論文の内容も、今回の新ルールに、影響を与えているかもしれません。

ニューヨークでは、3月中旬からレストランが閉鎖となり、テイクアウトとデリバリーのみでしばらく営業されていました。

ニューヨークのレストランがついに閉店になります! 

その後、7月頃からアウトドアダイニングが可能となり、街中のレストランが外席のテーブルを作り営業し始め、その後、ようやく9月末から、25% のキャパシティ制限で、インドアでの食事も可能になっていました。今もまだ店内での飲食は 25% のみで、アウトドアと並行して営業している状態です。

ニューヨーク レストラン再開に!インドアダイニング9月末から 検温など慎重なコロナ対策ルールで

ニュージャージー州でも同様の制限が発表されていて、11月12日の木曜日から、レストランやバーのインドアスペースは、午後10時までの営業となることが発表されています。

最近ニューヨークの街中は以前のように人も増え、活気が戻ってきています。街が元気なのはうれしいのですが、やはり、みんなが自由奔放に活動を始めると、それに比例して感染も増えてしまうようですね。なるべく室内での会食を控え、アウトドアで過ごすようにし、なんとか事態の悪化を食い止められますように。引き続き、健康にお気を付けください。

ニューヨークのレストラン バー ジム 夜10時までに 自宅での集まり最大10人まで was last modified: 11月 11th, 2020 by mikissh