RISD美術館 見どころいっぱいロードアイランドデザイン学校のお洒落なミュージアム

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RISD美術館とも呼ばれる、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館 (Road Island School of Design Museum) は、ロードアイランド州の州都、プロビデンス (Providence) にある、1877年に創設された歴史ある美術館です。趣のあるレンガ造りの建物を利用しながらも、センスのいいリノベーションと拡張工事によってより洗練された素敵な美術館となっています。近現代アート、ファッション、インテリアから古くは、エジプト、ギリシア、ローマなどの古代文明、アジア、そして印象派、ポスト印象派をはじめとする西洋アート、アメリカの装飾アートまで幅広い分野のアート作品や歴史的な遺品が展示されている見どころの多いミュージアムです。

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RISD美術館 (Road Island School of Design Museum) は、ニューヨークから車で3、4時間程の距離にあるロードアイランド州のプロビデンスにあるミュージアムです。豪華マンションで知られるロードアイランドの人気リゾート地、ニューポートへの旅行やボストン、ケープコッドなどニューイングランド地方への旅行の際、訪れるのにおすすめです。ロードアイランド州は、全米で最も小さな州として知られています。その州都であるプロビデンスは、ヨーロッパ風な感じの落ち着いた雰囲気の小さな街で、名門アート大学のロードアイランドデザイン大学や、アメリカ東部の名門大学、アイビーリーグの一つであるブラウン大学などがあり、学生街でもあります。RISD美術館は、ロードアイランドデザイン大学と同時期、1877年に設立された歴史あるミュージアムです。

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RISD美術館は、いくつもの建物からなるミュージアムで、入口は、2008年に、North Main Street 沿いに完成した新館と、丘の上の Benefit Street 沿いの2ヵ所にあります。新館と歴史ある旧館は、渡り廊下でつながっていて、ロダンの彫刻が飾られています。

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館内図の概略は、こちらです。RISD美術館の見学所要時間は、全体を見て回るには、2時間から2時間半程みておくといいと思います。

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(RISD Museum)

新館の North Main Street 沿いの建物の3階は、特別展のギャラリーとなっています。現在、開催されているのは、Gorham Silver: Designing Brilliance 1850-1970 と題されたシルバーの特別展で、2019年12月1日まで開催されています。1831年に、プロビデンスで創業した銀製品で有名な Gorham Silver の食器から、トロフィーや鏡台などの大きなものまで、数々の美しい銀細工が展示されている素晴らしい特別展です。

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渡り廊下を通って、別の建物に移動すると、近現代アートから、ファッション、工芸品などのインテリアなどが美しく並べられているギャラリーが登場します。

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ピカソ、マティスなど近代アートの巨匠の絵画や、ドレス、デザイン椅子や、陶磁器など様々な作品が飾られています。

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例えば、こちらは、ピカソ (Pablo Picasso) がパリへやって来たばかりの頃の1901年の作品、The Diners (Les Soupeurs)。昨年、オルセー美術館で開催されていた青の時代、バラの時代など ピカソの初期の時代をテーマとした特別展 でも、圧巻の作品が集まっていました。

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先日、アメリカの著名建築家、フランクロイドライトがデザインした グッゲンハイム美術館など8つの建築物が世界遺産 となりましたが、こちらは、ライトが、ニューヨーク州バッファローにある Darwin D. Martin House 用にデザインしたステンドグラスだそうです。

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メトロポリタン美術館 などでもお馴染みの、20世紀前半のニューヨークで活動した女性アーティスト、Florine Stettheimer の美しい1927年の作品、Bouquet for Ettie。こちらが、数年前、開催されていた Florine Stettheimer の特別展 の様子です。綺麗な作品が多い、素敵なアーティストさんです。

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3階には、この他、デッサンや映像作品のギャラリーもあります。

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階段を上ると、4階からは、雰囲気のいい中庭に出ることができます。

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5階は、ギリシアやローマの古代文明から印象派・ポスト印象派までの西洋美術のギャラリーとなっています。
古代ギリシアとローマのセクションでは、豪華なレリーフの石棺、アフロディーテや人間の彫刻、壺、モザイクなどが展示されています。

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メトロポリタン美術館でもお馴染みの紀元前6世紀頃の新バビロニアのライオンのレリーフ (Panel with striding lion) です。

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中世ヨーロッパの歴史的なキリスト教の遺品も展示されています。

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16世紀のフランダース地方 (Flemish) のタペストリー。NY クロイスターズ のユニコーンの作品が思い浮かびますが、こちらは、動物と鳥の作品で、半獣半鳥の不思議な動物も描かれています。

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寄木細工を彷彿とされる、とても美しい工芸品の数々。

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ルネサンス期のベネチア派の巨匠、ヴェロネーゼの作品をはじめ、17世紀オランダ黄金時代、18、19世紀のイギリス、フランスアートなど古典西洋美術の著名アーティストの作品がずらりと並ぶ豪華なギャラリー。

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19世紀中頃に活躍したフランスの巨匠、ドラクロワ (Eugène Delacroix) の作品もあります。こちらは、ドラクロワがアラブの国を旅した時の様子を描いた1855年の作品です。独特の色使いが特徴のロマン主義のアーティストで、最近では、ルーヴル美術館とメトロポリタン美術館で、ドラクロワの特別展が開催されました。

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ロダン (Auguste Rodin) の迫力ある手の彫刻、The Hand of God。1898年頃デザインされたものです。美術館や大学の象徴のような感じで、欠かせない存在となっているロダンですが、パリフィラデルフィアにあるロダン美術館では、そんなロダンの作品群をまとめて見ることができます。

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印象派の代表的アーティスト、モネ (Claude Monet) の1874年の作品、The Basin at Argenteuil。

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こちらは、モネと並ぶ印象派の代表的アーティスト、ルノワール (Pierre-Auguste Renoir) の1880年頃の作品、Young Woman Reading an Illustrated Journal。

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ドガ (Edgar Degas) のお馴染みのモチーフ、バレリーナの彫刻、Grand Arabesque, Second Time とその背景には、モネの美しい作品が並んでいます。

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ゴッホ (Vincent van Gogh) の1890年の作品、View of Auvers-sur-Oise(オーヴェル=シュル=オワーズの景色)。ゴッホが好きだったフランスの村の美しい景色です。

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ピカソやブラックらによるキュビスムの誕生に影響を与えたのが、セザンヌ (Paul Cézanne)。こちらは、セザンヌの1904-1905年のキュビスム風の作品、On the Banks of a River。

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ピカソ (Pablo Picasso) のキュビスム時代、1910年の作品、Seated Woman with a Book (Femme assise au livre)。

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マティス (Henri Matisse) の1916年の作品、The Green Pumpkin。

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ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などでも知られる、チフーリのお馴染みのモチーフの作品も飾られています。チフーリは美しいガラスアートのアーティストで、シアトルに チフーリ ガーデン、フロリダ、セントピーターズバーグには チフーリコレクション など、美しい素敵なミュージアムが各所にあります。

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6階には、古代エジプトやアジアなど世界各地の歴史的な遺品やコスチュームや布の展示があります。古代エジプトのギャラリーでは、ミイラ用の木棺などが展示されています。

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メトロポリタン美術館のウィリアム または ルーヴル美術館 でもお馴染みの青いカバさん。

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仏像を中心としたアジアの彫刻ギャラリーです。平安時代の頃の巨大な木製の仏像も展示されていてエキゾチックな写真スポットになっています。

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江戸時代の駕籠まで展示されています。メトロポリタン美術館の 源氏物語の特別展 で、展示されていた駕籠の中にも素晴らしい絵が描かれていましたが、こちらも同様、とても美しい絵が描かれています。

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とても美しい着物のような豪華な柄の布の展示もあります。

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アメリカ先住民風なものから、着物風なものまで、ユニークなデザインのコスチュームが展示されているギャラリーです。

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美しい色のガラスアートの作品も展示されています。

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アメリカ装飾アートのギャラリーは、お屋敷のような雰囲気になっています。

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それぞれのお部屋に家具や絵画が置かれ、18、19世紀のアメリカの邸宅の様子が再現されています。

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Benefit St 沿いの建物には、いい雰囲気のカフェ Café Pearl もあるので、美術鑑賞後は、こちらでゆっくり休憩できます。

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ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館 RISD Museum
20 N Main St, Providence, RI 02903 地図

周囲には、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインや、アイビーリーグの大学の一つである、ブラウン大学があり、アカデミックな雰囲気です。個性的なデザインの建物も数多く見られるので、ぶらりとお散歩してみるのもおすすめです。
美術館の東側、丘の上の入口近くには、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン の学生が運営するカフェ、Carr Haus Café があります。

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美術館の北側には、国定歴史建造物にもなっている1638年に設立され、1774-1775年に建設された歴史ある教会、First Baptist Church in America があります。尖塔が印象的なニューイングランド地方らしい教会です。

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教会周辺には、ドラゴンがデザインされた建物などユニークな目を引くデザインの建物が見られる、素敵な雰囲気の街です。

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ロードアイランドの人気観光地、ニューポートと合わせて、訪れてみるのもおすすめです。

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RISD美術館 見どころいっぱいロードアイランドデザイン学校のお洒落なミュージアム was last modified: 8月 2nd, 2019 by mikissh