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ニューヨークからのプリンスエドワード島&アトランティックカナダ旅行攻略法

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昨夏は、ニューヨークから車でアトランティックカナダのプリンスエドワード島、ノバスコティアのケープブレトン島やニューブランズウィックを周ってきました。今日は、プリンスエドワード島へ行く際に一緒に回った、アトランティックカナダ方面、またその途中のニューイングランド方面へのロードトリップを含めた、旅行の全体像とその他のおすすめの見所についてです。
夏のカナダへのロードトリップは、出発前にあまり細かな計画をしなくても、移動しながらプランを練ったり、変更したりすることができるのもいいところです。カナダらしい大自然や、アメリカとは少し違った文化を楽しむことができておすすめです。

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ニューヨークからプリンスエドワード島の間はドライブ距離が1300km程もあり、真っ直ぐ走り続けても13時間程かかることになります。ということで普通は途中で一泊して、プリンスエドワード島へ入るのがいいと思います。
そこで候補に挙がる宿泊先は、メイン州のBangorという町か、カナダに入ってすぐの町、ニューブランズウィック州のSt Andrewsか、St Johnなどです。この時の旅行では、行きは、ニューヨークから10時間程のSt Andrewsで、帰りはBangorで一泊しました。ドライブ旅行ならではの気づきですが、おもしろいのが、ガソリンの値段はアメリカとカナダで結構異なり、アメリカの方がかなり安いです。できればアメリカサイドでガソリンを入れておきましょう。

日程は大体2週間くらいで、行程はこんな感じになりました。かなりの距離を走りました。

カナダですごいな、と思うのはビジターセンターの充実ぶりです。ボリュームたっぷりのパンフレットがたくさん置かれていて、なんでも聞けば懇切丁寧に教えてくれます。そのビジターセンターでもらう情報を頼りに、かなり旅を充実させることができました。

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ニューヨーク周辺からだと、モントリオールやケベックシティーのあるフランス文化の色濃く残るケベック州、トロントやカナダの首都オタワなどのあるオンタリオ州、そして今回紹介するプリンスエドワード島、ノバスコティア州などのアトランティックカナダなどが訪れやすいエリアになっています。

プリンスエドワード島

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アトランティックカナダの一番の見どころといってもいい、プリンスエドワード島。このエリアの見どころは、自然、美しい景色、シーフードグルメ、そして赤毛のアンの物語にまつわるスポット、と盛りだくさんにあります。夏はそんな島のよさが一番輝く、最高の季節で、個人的には秋のイタリア、トスカーナ地方に匹敵するくらいに感動させてくれた夏のおすすめの旅行先です。

プリンスエドワード島でシーフードグルメ三昧

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プリンスエドワード島の名産は、なんといっても、ロブスター、オイスター、ムール貝、そしてポテトです。本当にどこで食べてもおいしいものばかりでしあわせな旅です。
プリンスエドワード島で訪れたレストランの中から特においしかったおすすめのレストランやグルメスポットを以下の記事で紹介しています。

シーフード好きのためのプリンスエドワード島 美味しいレストラン4選&見逃せないグルメスポット

プリンスエドワード島ウエスト

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プリンスエドワード島はドライブで、美しい景色をゆっくりと見て周ると感動が大きい場所です。1日かけて西側を一周してきました。

プリンスエドワード島 ウエスト 絶景写真で巡るパワースポット・ヒーリングドライブ

プリンスエドワード島イースト

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次はプリンスエドワード島の東側です。東側も1日かけてドライブを楽しんできました。綺麗なビーチや、プリンスエドワードらしい灯台など見どころ盛りだくさんで時間が足りないくらいでした。

プリンスエドワード島イースト ドライブ 島一番の人気ビーチで遊ぶ

赤毛のアンの舞台 プリンスエドワード島

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赤毛のアンの物語はプリンスエドワード島が舞台です。プリンスエドワード島を実際に訪れてみると、あの赤毛のアンがいかに忠実に描かれていたかを知ることができて感動します。世界の中でも日本ほど赤毛のアンファンの多い国はいないって知っていましたか?実はそうなった歴史があるんです。赤毛のアンファンはもちろん、そうでない人も楽しめる島です。

赤毛のアンの家 プリンスエドワード島

プリンスエドワード島のおすすめお宿

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カナダはキャンプデビューするのに最適な場所です。美しい緑に囲まれた安全で綺麗なキャンプ場がたくさんあります。

カナダ・プリンスエドワード島 満点の星空の下で初めてのキャンプ 

また、プリンスエドワード島で宿泊するならホテルではなく、B&B(ベッド&ブレックファスト)が絶対におすすめです。中心地シャーロットタウンに泊まってそこを拠点に島のあちらこちらへドライブで行けます。

🌸 シャーロットタウンのおすすめお宿 → Fairholm National Historic Inn

ケープブレトン島

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アトランティックカナダというとどうしてもプリンスエドワード島がまず思い浮かびますが、せっかくプリンスエドワード島までやってきたら、時間が許すなら是非訪れたいのが、スコットランドなどケルトの文化の色濃く残るケープブレトン島。カボットトレイルという絶景を楽しめる道が島の北部を周回していて、プリンスエドワード島とはまた違った感動的な風景を見ることができます。また、スコッチウイスキーやケルト音楽、踊りなどを楽しむこともできるんです。

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ケープブレトン島 カナダの絶景の旅

ルネンバーグ&マホーンベイ

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(Lunenburg – Wikimedia)

少し遠いのですが、プリンスエドワード島、ケープブレトン島を周り、さらに時間があれば、訪れたいのがノバスコティアの州都ハリファクスや、ルネンバーグなどの昔ながらの面影を残す港街や灯台です。ルネンバーグは、世界遺産にも指定されている、昔ながらのカラフルな色の建物が印象的な小さな港町です。ルネンバーグの手前には、3つの尖塔の教会の景色が美しいMahone Bayがあります。

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(Mahone Bay – Wikimedia)

ルーネンバーグ 世界遺産の港町 カナダ・ノバスコティアの旅

ニューブランズウィックの小さな街とホープウェルロック

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アトランティックカナダは、歴史的にアメリカの独立によりイギリス派だったロイヤリストが逃れてきたエリアです。ニューブランズウィックはそんなロイヤリストにより築かれたところなので、その都市の名前といい、雰囲気といい、とてもイギリスっぽい感じが残されています。プリンスエドワード島への通り道ということで、一泊してみたり、食事、休憩で一休みするのにもおすすめな街がいくつかあります。
また都市部だけでなく、少し遠回りとなりますが、自然でも、世界一の干満差を誇るファンディ湾にあるホープウェルロック周辺ではビックリの潮の満ち引きをみることができます。

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カナダの小さなかわいい町セントジョンとモンクトン

カナダ・ファンディ湾のホープウェルロックス 世界最大級の潮の満ち引きを体験

ニューイングランド地方の立ち寄りグルメ

コネチカットで巨大チキンカツサンド

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ニューヨークを早朝出発して、ニューイングランド地方に向かう時におすすめなのが、コネチカット州にある巨大チキンカツサンドのお店。二人で一つで充分な驚きの大きさです。

アメリカでふとかつサンドを食べたくなったら?

メインで美味しいドーナッツ

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見た目はどこにでもあるような田舎のドーナッツ屋さんですが、一口食べてみると違いが分かります。フワフワッモチモチッととても感動させてくれるドーナッツです。思わず行きも、帰りも立ち寄ってしまいました。
カナダに行かなくても、メイン州のアカーディア国立公園などを訪れる際の休憩におすすめです。

もしかしたらクロナッツより美味しいドーナツ? Congdon’s Doughnuts

ボストンで絶品クラム

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プリンスエドワード島をはじめアトランティックカナダで、ロブスター、オイスター、ムール貝をこれでもかという程食べてきたのですが、そこであまりなかったのがクラムです。
そんなクラムを求めて、帰り際に思わずボストンにまで立ち寄ってしまいました。車でボストンのど真ん中に向かうのはあまりおすすめしませんが、なんとか短時間止められる駐車場を見つけ、向かったのがシーフードで有名なNepture Oyster。ところが、順番待ちで無理だったため、諦めかけた時に発見したのがその近くにあるこちらのお店、North End Fish Market。テイクアウトですが、絶品クラムが楽しめます。

ニューヨークからのプリンスエドワード島&アトランティックカナダ旅行攻略法 was last modified: 5月 14th, 2018 by mikissh