今回のパリ旅行で、初めて訪れてみて、とても感動したのが、パリ発祥の地とも言われるシテ島にある、サントシャペル (Sainte-Chapelle) という名の、ステンドグラスがとても美しい小さな教会です。教会のメインフロアには、美しいステンドグラスが四方八方にぎっしりと並んでいて圧巻です。
ノートルダム大聖堂の塔の予約時間まで時間があったので、近くを探索してみようと思い、訪れてみたのが、サントシャペルでした。入口の前は小さな列ができていましたが、それほど時間はかからず入場できました。パリのミュージアムでは必ずセキュリティチェックがあるので、そのためにできていた列だったのです。
入場後、サントシャペル (Sainte-Chapelle) 目指して歩いて行きます。このエリアは、かつてのフランスのカペー朝時代の王の宮殿、シテ宮 (Palais de la Cité) の一部でしたが、サントシャペルは、そんな王家のチャペルだったところです。
いよいよチャペルの目の前にやってきました。なかなか珍しい形のゴシック様式のチャペルですが、中へ入ると、どうしてそういう形をしていたのかがわかります。
まずは、チャペルの一階へ。青い美しくデザインされた天井がとても印象的な美しい空間です。
中央には、チャペルを建設したルイ9世の像が飾られています。建設がスタートしたのは、なんと1242年、完成は、1248年と、とても歴史のある王家の教会で、幻想的な雰囲気で落ち着きます。
1階の美しさに満足して終わってしまいそうになりますが、本当のサントシャペルの見どころは実は2階にあります。
チャペルの2階へとやってきました。1階も美しいですが、2階はさらにそれ以上の美しさです。
チャペルの壁がステンドグラスで一面覆われているように感じるほどの大きなステンドグラス。そこへ、日の光がさすと、それはそれは美しい光景になります。
天井が低く落ち着く雰囲気だった1階とは対照的に、2階はとても高い天井に、圧倒されるほどの感動を覚える、チャペルのステンドグラスの美しさが見られます。
まばゆいくらいに芸術的で、いつまでもいつまでも見ていたくなります。西側の正面入口にあるバラ型のステンドグラスは、15世紀後半に追加されたもので、精巧でとても美しいです。
本堂の外、正面には、見事な彫刻も見られます。
ギフトショップは1階にあり、なかなか人気になっていました。
サントシャペルの隣には、Palais de Justice があり、出口はこちら側です。かつてシテ宮だったこのエリアには、この他、マリー・アントワネットが投獄されていた牢屋、コンシェルジェリー (Conciergery) がお隣にあります。コンシェルジェリーについてはまた後日紹介します。
サントシャペル Sainte-Chapelle
8 Boulevard du Palais, 75001 Paris, France 地図
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