サンアントニオでみつけた大満足のBBQランチの後、いよいよサンアントニオの観光の始まりです。サンアントニオは、様々な旅行関連ランキングでも上位入りする、アメリカ人に人気の観光都市で、フォートロンダーデール (Fort Landardale) と並び、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、アメリカのベニス (The Venice of America) とも呼ばれる街で、街の中心には水路が流れ、楽しく散策をすることができる街です。
まずは、サンアントニオを訪れたらSan Antonio Missions National Historical Park巡りです。スペイン植民地時代に建てられた歴史的なミッションは全部で4つ、Mission Concepción, Mission San José, Mission San Juan そして Mission Espadaがあります。中心から少し離れた場所にあるので、まず街の中心に行く前に、車で、Mission Trailに向かいます。このミッション巡りは川沿いのコースになっていて車がなくても、歩きや自転車で回ることができるようになっています。 街の中心では、リバーウォークなどを散策します。
1720年に設立されたという”Queen of the Missions”として知られているミッション、Mission San Joséです。4つのうちで最も大きいミッションで、1930年代にほぼオリジナルに近い形で、完全修復されたそうです。
北アメリカのバロック建築で最も美しいといわれている、バラの窓(the Rose Window)。華やかな彫刻の美しい窓です。
入り口の真っ白な彫刻もとにかく美しく華やかです。
明るい光の入り込む聖堂。
スペインらしいですね。スペイン植民地の名残の残るカリブ海の島々によくある砦と同じような作りになっています。
二つ目に訪れたのは、1755年に設立、スパニッシュコロニアルの代表的建築でもある、Mission Concepción。
20年もかけて造られた石造りの教会で2世紀以上も前の状態のまま今も残っています。
静かで落ち着いた内装の教会。
現存するフレスコ画は、250年以上も前のもの、未修正とは思えないくらいいい状態で残っています。
インフォメーションセンターの方のおすすめのミッション2つを回ってきました。
続いて、サンアントニオの街巡りです。
ふらっと通りすがりに訪れたMarket Square。メキシコを強く感じさせるマーケットです。
マーケットスクエアの前の壁画とツリー。
街の中心にある教会は華やかにクリスマスツリーに彩られて豪華でした。
こちらは、 国定史跡に登録されているCathedral of San Fernand。こちらも歴史ある教会ですが、現在も街の中心で活躍中のローマカトリック教会で、やはり立派です。
ステンドグラスも日の光に照らされて美しい。
サンアントニオは観光シティですので、やはり観光バスも走っています。
アラモ、テキサスの人たちにとっては聖地みたいな場所なのかもしれません。16世紀以降、テキサスは、多くの国に所属してきました。最初はフランスから始まり、続いてスペイン、そしてスペインから独立したメキシコに。ついに独立国としてのテキサス共和国となり、まもなくアメリカの一部になった後、今度はすぐに南部同盟(Confederate States)になり、そして現在の、テキサス州になったのです。
そんな中、ここアラモは、メキシコから独立を宣言した後、アラモに立てこもる少数のテキサス軍がメキシコの大軍に攻められ全滅したという悲劇の場所。しかし、その後、”Remember the Alamo”というスローガンの下、メキシコからの独立を達成したそうで、勝利へのターニングポイントの象徴として歴史に名を残しているのかもしれません。なんだか、パールハーバー、September 11に通じるものがありそうです。
メキシコ軍とテキサス軍の戦い、アラモの戦いのメモリアルです。ちょっとポルトガルの発見のモニュメントを思い出してしまいます。
そして、こちらがサンアントニオのハイライト、リバーウォーク。ボートが次々とやってきます。
街の中心を水路が走り、川沿いを散歩したり、ボートに乗って周ったりできます。
サンアントニオの街も、段々と日が暮れてきて、少しづつライトアップが始まります。
日中の川沿いの散歩も気持ちがいいのですが、この季節、クリスマスシーズンは特に夜が美しいです。
夜のリバーウォークはこちらで紹介しています。