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Seward Johnson ニューヨークの街角で楽しむ等身大アート

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タイムズスクエアのすぐ近く、ブロードウェイ沿いの36-41ストリートに、今楽しいアート作品が並んでいます。別名ガーメントディストリクト (Garment District) というこのエリアにはいつも少し変わったアートが展示されます。ブロードウェイ沿いのテーブルといすのおいてある休憩スポット沿いに点々と距離をあけて飾られていて、タイムズスクエアからメイシーズの間を歩く人々を楽しませてくれます。今現在は、セワード・ジョンソン (Seward Johnson) の作品が展示されています。タイムズスクエアをバックにセイラーがナースにキスしている作品や、永遠のマリリン(Forever Marilyn)というマリリンモンローの有名作品などがあり通りかかった人が思わず立ち止まって写真を撮りたくなる等身大サイズの楽しいアートばかり。有名絵画から飛び出してきたような作品がいっぱいです。

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セワードジョンソンさんは、もともとは画家としてキャリアを始めたアーティストさんだったようですが、彼の才能は等身大の生き生きとした像の作品を作ることで発揮されたようです。日本を含め、世界中で彼の作品の展示会が行われています。

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GOD BLESS AMERICA
シカゴ美術館に飾られているあの「アメリカン・ゴシック (American Gothic)」ですね。Desperate Housewivesの主題歌でもこの絵のパロディーが登場しますね。

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A Turn of the Century
ボストン美術館で最も愛される作品のひとつといわれている、ルノアールの作品、ブージヴァルのダンス (Dance at Bougival)ですね。

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Whispering Close
ルノアール (Renoir) の「ダンス イン ザ シティ (Dance in the City)」から飛び出してきたような作品。ニューヨークシティのど真ん中でダンスをする二人、まさにDance in the Cityですね。

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写生中の画家さんもリアル。

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情熱的に演奏するマリアッチたち。

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RETURN VISIT
エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)。
あまりにリアルな等身大像なのでパッと見、本物との見分けがつきませんが、子供たちはリアルな人間です。

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余談ですが、
以前ワシントンDCにあり有名だった「THE AWAKENING」という作品も実はセワードジョンソンさんの作品です。これもリアルでインパクトのある作品でした。現在は、MarylandのNational Harborへと移っています。

Washingtondc (2)

ニューヨークのパブリックアートへの情熱は、気まぐれではありません。実は、市内の建設プロジェクトの予算の1%は必ずアートに振り分けるというPercent For Artというような法律で支えられているんです。その結果、通常は美術館など特別の施設でしか見ることができない作品がこんな風にごく普通にストリート沿いに展示されて楽しむことができる、本当にアートの溢れた街になっています。

Seward Johnson ニューヨークの街角で楽しむ等身大アート was last modified: 9月 18th, 2016 by mikissh