ニューヨークのミッドタウン、フラットアイアン地区にある憩いの公園、マディソンスクエアパークに、現在、神秘的な黄金の女性像が登場しています。マディソンスクエアパークと言えば、ニューヨークらしい建築に囲まれている美しい公園で、様々なパブリックアートが登場しますが、黄金像は、一際異彩を放っています。実は、マディソンスクエアパークだけでなく、公園の東側に隣接する、マンハッタンコートハウス (Manhattan Courthouse) の建物の屋根の飾り部分にも男性像に混じって、女性像が飾られています。
ニューヨークのミッドタウン、フラットアイアン地区にあるマディソンパーク周辺は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ニューヨーク一の繁華街だった場所で、周囲には、フラットアイアンビルをはじめ、そんな時代に建てられた歴史ある建物に囲まれています。
現在では、オフィスと住宅が共存している感じで、夕方になると周囲の住人たちが可愛いワンちゃんを連れて集まって来る憩いの公園です。
様々な木々が植えられていることでも知られ、春には、とても美しくなる公園で、最近では、植物をテーマとしたパブリックアートも多く登場していました。
そんなマディソンスクエアパークに、現在、飾られているのが、何かの宗教の神様のような神秘的な雰囲気の黄金の女性像です。
今、ちょうど東南アジアを旅行していて、仏教やヒンズー教のキラキラ輝く黄金像をたくさん見ていますが、そんなアジアの雰囲気が感じられる黄金の女性像です。
今年2023年1月17日から行われている展示は、パキスタン出身のアメリカ人女性アーティスト、Shahzia Sikander さんの Havah…to breathe, air, life です。
公園の中央、芝生部分に飾られている女性像は、Witness と題された作品です。
鐘のような形をした台座には、モザイクで描かれた細やかな柄のリボンが巻かれています。全体で、5.5m(18 ft)程の巨大な像です。
Shahzia Sikander さんの作品は、6月4日まで飾られています。
園内だけでなく、東側に隣接する裁判所 (courthouse of the Appellate Division of the New York State Supreme Court) の屋根部分にも、Shahzia Sikander さんの作品、NOW が、古代ギリシア風の男性像に混じって飾られています。
Shahzia Sikander’s “Havah…to breathe, air, life” is now open @MadSqParkNYC and on the rooftop of the Courthouse of the Appellate Division, First Department of the Supreme Court of the State of New York. pic.twitter.com/5zhDvYgXKC
— Madison Square Park (@MadSqParkNYC) January 18, 2023
冬のマディソンスクエアパークは、ドッグパークにワンちゃんを連れてくるニューヨーカーでいっぱいですが、美しい花が咲き、緑の芝生が気持ちいい春から秋にかけては、旅行者も多くやってきます。
マディソンスクエアパークの西側、５番街沿いからは、エンパイステートビルの素晴らしい絶景を見ることができます。エンパイアステートビルの手前には、独特のスタイルで、リトルイタリーなどニューヨーク中でも色々な場所で見かける、Tristan Eatonさんによる Gilded Lady と題された女性を描いた壁画 (236 Fifth Avenue) があります。
旅行のお得ディール も色々出ている、ハイシーズン前の今、ニューヨーク旅行を楽しむのにおすすめの時期です！
