昨年末、政府と国会のメキシコ国境の壁を巡る予算に関する対立により、2018年12月22日深夜にはじまったアメリカ政府の一部シャットダウンは、年明けの現在もまだ引き続いています。未だに出口が見えない中、連邦政府により運営されている、ワシントンDCやニューヨークにある、スミソニアン協会のミュージアムが、今日から閉館となっています。
閉館となっているのは、ワシントンDCでは、ナショナルギャラリー、航空宇宙博物館、自然史博物館などナショナルモール周辺のほとんどのミュージアムや国立動物園、そして、ニューヨークでは、クーパーヒューイットデザインミュージアムなどです。
アメリカの国立のスミソニアン協会系ミュージアムは、アメリカ政府の一部シャットダウンが続く中、昨年までの予算により何とかオープンしていましたが、とうとうその期限も過ぎ、今日から閉館となりました。
Due to the #GovernmentShutdown, Smithsonian museums and the National Zoo are closed. We will update our operating status as soon as the situation is resolved. We do not plan to update social media other than to inform you of our operating status.
— Smithsonian (@smithsonian) January 2, 2019
スミソニアンと言うと、ワシントンDCという印象がありますが、実はニューヨークにもミュージアムがあります。
クーパーヒューイットデザイン博物館 や アメリカンインディアン博物館 も国立のスミソニアン系ということで、今日から閉館となっています。
Due to the #GovernmentShutdown, Cooper Hewitt and all Smithsonian museums are closed. We will update our operating status as soon as the situation is resolved. We do not plan to update social media other than to inform you of our operating status.
— Cooper Hewitt (@cooperhewitt) January 2, 2019
ちなみに、国立公園局管轄のニューヨーク州の自由の女神や、アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園は、それぞれの州政府が予算を捻出し、通常通り運営されています。
ニューヨークには、数多くの見どころがあるので、大きな影響はないですが、ワシントンDCでは、DC観光の中心となるほとんどのミュージアムがスミソニアン系のため、閉館となると観光の予定を大きく変更する必要が出てくると思います。
スミソニアン以外で訪れることができる、ワシントンDCにある人気のミュージアムのひとつに、ニュージアムというミュージアムもあります。
DCのおすすめ観光スポット で紹介している美しいお屋敷と庭園が楽しめるヒルウッドミュージアム & ガーデンもおすすめです。
ワシントンDCにアートを楽しみに来たという人には、スミソニアン以外の美術館で、フィリップスコレクションやクリーガー美術館もおすすめです。素晴らしい印象派のコレクションが揃っています。
フィリップスコレクションの見どころ ワシントンDCの素晴らしいモダンアートコレクションを誇るミュージアム The Phillips Collection
その他、DC周辺には、色々な見どころ、ミュージアムやアトラクションもあるので、こんな機会に訪れてみるのもいいかもしれません。
ワシントンDCリピーター必見!あまり知られていない面白スポットの観光パス Go Washington DC Explorer Pass
ニューヨークもどうぞ。