ニューヨーク、ブルックリンで春から秋にかけての週末に行われる大人気の屋外フードマーケット、スモーガスバーグ (Smorgasburg) は、土曜日はウォーターフロントのマンハッタンの摩天楼が楽しめるウィリアムズバーグにて、日曜日は、ブルックリンを代表する美しい木々の緑いっぱいの広い公園である、プロスペクトパークにて開催されています。ブルックリンのプロスペクトパークのスモーガスバーグへ行ってきましたが、食のコンセプトや美しいビジュアルなど色々な工夫が凝らされたクリエイティブな世界のB級グルメが楽しめました。
ブルックリンのプロスペクトパークは、セントラルパーク同様、道が曲がりくねっていて、知らずに歩いていると迷ってしまうような巨大な公園です。プロスペクトパークのスモーガスバーグの会場となっているのは、そんな広い公園の南西部、ブリーズヒル (Breeze Hill) と呼ばれる小高い丘のエリア (地図) です。地下鉄の最寄り駅は、黄色、Qラインの Prospect Park で、歩いて5分程です。
この日は、夏真っ盛りということで、やはり最も人気になっていたのが、冷たいスイーツと美味しそうにグリルしているBBQ系のお店でした。すっかりスモーガスバーグの定番となっているお店から新しいものまで色々なお店が、広い芝生の広場を囲む道にずらっと並んでいます。
バーベキュー系のお店は不動の人気です。
バーベキューもブルックリンのスモーガスバーグ流にするとこんな風に、彩を添えた美しい見た目になります。
フルーツの外身をそのまま器として使う、フレッシュジュース屋さんも、大人気です。
抹茶もこんな華やかなドリンクに。
ニューヨークのドーナツ屋さん5選 でも紹介している、DOUGH(ドウ)のドーナツ屋さんもスモーガスバーグに出店中。相変わらずの人気ぶりです。
ブルックリンと言ったら、ジャマイカ料理の美味しいお店が結構あるのですが、スモーガスバーグでも人気です。
ニューヨークではメキシコ料理のタコスが人気でたくさんお店がありますが、この Goa Tacos は、そんなメキシカンのタコスから具材をがらっと変えオリジナルタコスを生み出したお店です。
餃子もじわじわと流行ってきていますが、こちらの餃子屋さんもそんなひとつ。色々な国の食文化にインスピレーションを得て作られている餃子のお店です。
ニューオーリンズのグルメ の定番の一品、ポーボーイ (Po Boy) 牡蠣フライのサンドイッチのお店です。
ニューヨークらしいお店のひとつ、ビーガンのバーガー屋さんです。ビーガンなので、肉も乳製品も使っていないけれど、お肉のハンバーガーのように美味しく食べられるというお店です。ビーガンバーガーは最初は半信半疑でしたが、美味しいお店のものは、肉が入っていないということを忘れてしまうほどきちんとコクもあって、本当に美味しく食べられます。
フィリピン料理人気がじわじわと浸透したここ数年、特にフィリピンのデザートによく使われる真紫色のウベ (UBE) がインスタ映えするので大人気。ウベとは、いわゆる紫芋です。アイスクリームなどデザートで食べると美味しいです。
暑い夏日のこの日、大行列のできる人気店となっていたのが、かき氷屋さん。そう、日本のかき氷です。真ん丸な大きな見事なかき氷を片手にスモーガスバーグを見て回っている人をたくさん見かけましたが、このかき氷屋さん、ニューヨーカーが日本へ旅行で訪れた時にかき氷に魅了されて、ニューヨークへ戻ってきて、かき氷屋さんをはじめたというお店です。その名も、盆栽かき氷 (Bonsai Kakigori)。作り手次第でどんな風にもなる盆栽のようなクリエイティブなかき氷を、という意味を込めているそうです。チャイナタウンのお洒落なフードホール、カナルストリートマーケット にもお店があります。
南インドのコーヒー屋さん、MINISTRY of KAAPI。こちらも南インドのコーヒーに出会い魅せられたニューヨーカーが立ち上げたお店です。
バーモントの特産メイプルシロップ入りのレモネード屋さん。
WATER もあります。実はこちら、水のリフィルステーションです。ニューヨークでは最近水筒を持ち歩いている人が増えてきていて、こういう水のリフィルステーションで水を追加しています。
ハワイのポケも大人気。ポケのお店がここ数年アメリカ本土でも急増し、かなり身近な食べ物になりました。
アイス屋さんはどこも人気ですが、こんな風に一工夫すると、さらに列ができます。
街角でもよく見かけるラテン系のマンゴ、トウモロコシ屋さんも、ここではクリエイティブに大変身。マンゴを花形にカットしてくれます。
バナナブディングのお店もあり、珍しいお店で列ができています。NYのお隣の州、NJのジャジーシティから来ているお店です。
可愛過ぎるクマが大人気です。
生牡蠣をその場で開いてくれる、オイスターシャックもあり人気です。
日曜日は、広々とした静かなプロスペクトパークの一画が、お祭りのような雰囲気の屋外フードマーケットになり一際賑わっています。
ニューヨークのスモーガスバーグは、今では一年を通じて、ニューヨークの様々な場所で開催される人気イベントとなっていますが、2011年に誕生した当時は、ブルックリンの屋外フリーマーケットのブルックリンフリー (Brooklyn Flea) に併設された小規模なフードマーケットでした。スモーガスバーグをきっかけに有名なお店になったベンダーもたくさんいますが、こんなにも大きな存在になっていったスモーガスバーグについてこちらの映像で紹介されています。
ちなみに、フリーマーケットのブルックリンフリーは、土曜日はインダストリーシティ、日曜日はダンボで開催されています。
ブルックリンのスモーガスバーグは、日曜日はプロスペクトパークで開催しています。会場となっている巨大なプロスペクトパークには、色々と見どころもありますので、遊びに来たらぜひ回ってみてください。
ニューヨーク、ブルックリンのスモーガスバーグは、土曜日はウィリアムズバーグで開催しています。
どちらもブルックリンを代表する魅力的なエリアなので、是非訪れてみてください。
コロナ後のスモーガスバーグは、テイクアウトスタイルに!
ブルックリン ウィリアムズバーグ withコロナの今 SMORG TO GO やアウトドアダイニングで盛り上がる街の様子