ニューヨークでは、今シーズンは、よく雪が降り、先週も木曜日から金曜日にかけて雪でした。週末の今日、日曜日は、久しぶりの雲一つない快晴となり、セントラルパークには、たくさんの人がやって来ていました。雪が降り積もり、真っ白なセントラルパークで、人気になっていたのが、シロクマさんたちが遊んでいる姿を描いた雪像で、通りかかった人たちも思わず注目してしまうとても可愛い作品です。
先日、ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池から、アッパーウエストサイドの 86ストリートに向かう途中、偶然雪のシロクマさんを作っているところに通りかかり、可愛い、上手な雪シロクマさんだなぁ、と思ってみていました。その時は、シロクマさん一匹だけだったのですが、まさか、その後、さらにどんどんシロクマさんが増えていくとは、思ってもみませんでした。一匹目のシロクマさんができあがったところです。
そして、こちらが今日の様子です。クマさんは増え続け、ついにこんなにいっぱいの可愛い白クマさんワールドができあがってしまいました。椅子に座るクマさんや、可愛いコグマもいっぱい増えました。
ギターを演奏する、粋なクマさん。
絵本を読んでいる可愛いコグマちゃん。
おもちゃで遊ぶ可愛すぎるコグマちゃんたち。あまりに愛らしい雪シロクマさんの登場に、またたくまにみんなに知れ渡りました。
作品の横に、”Snowbanksy 2021″ の看板が立てられていましたが、実は、こちらは、ベルリンとニューヨークで活動しているアーティスト、Heide Hatry さんの作品です。通りかかったたくさんの人たちが雪像に注目する中、隣では、ニューヨークで今話題となっている、雪のシロクマさんを作っているアーティストさんとして、インタビューの撮影が行われていました。
現在、気候変動による温暖化により、北極圏の氷が溶け出し、個体数が減少し、将来的には絶滅の危機の可能性もあるなど、ホッキョクグマの行く末が心配されています。例えば、こちら で紹介されていますが、ある研究によると、2100年頃までには個体数が激減し、絶滅の危機に瀕するという可能性も指摘されています。2月27日は、国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day) となっていますが、そんな日に合わせて、気候変動とそれにより引き起こされる危機という問題意識が、込められているそうです。
こちらの映像では、ホッキョクグマの赤ちゃんの極地での過酷な生活の様子が紹介されています。
南極や北極の生態系については、ネットフリックスの ドキュメンタリー も面白いです。極地周辺は、気候変動の影響が大きく、ホッキョクグマをはじめ様々な生物の生態系にも大きな影響が出てしまいます。
今日はとてもお天気がいい日だったので、雪でできているクマさんの形が溶けてきている部分もありましたが、しっかりと手直ししているので、まだまだ可愛いシロクマさんたちを見られそうです。
ニューヨークは、今週は、気温が上がって来るようですが、今後数日以内は、シロクマワールドが見られると思います。
セントラルパークには、大雪の後、アートな雪像が色々登場します。