ユキコサギの美しい舞い アメリカ大陸固有の雪のように真っ白な小さな可愛いシラサギ

ニューヨークは、ニューヨーク湾、ハドソンリバー、イーストリバーなど周囲を水に囲まれている立地のため、様々な野鳥がやって来るのが見られます。それぞれの種類の鳥が、季節に応じて、移動していて、季節毎に見られる野鳥が変わっていくのですが、春から秋にかけて水辺でよく見かける鳥がサギの種類の鳥です。特に真っ白な姿が美しいシラサギは特別目を引く鳥なので見かけると思わず見入ってしまいます。シラサギで最もよく見かける、日本でもお馴染みの種類が、ダイサギ (Great Egret) なのですが、このサギは、じっと動かずに待ち構え、ゆっくりと歩きながら獲物を狙う、のんびりとした鳥の印象があります。一方、日本のコサギに近い、アメリカ大陸固有のサギ、ユキコサギは、時には、走ったり、羽をばたつかせたりと活発に動き回りながら獲物を狙う習性があり、その姿が、まるで美しい舞いを舞っているように見え、雪のように真っ白なとても印象的な美しい鳥なのです。

ニューヨーク周辺には、塩性湿地が多く、特に干潮時には、浅瀬が好きな様々な種類のサギがたくさん集まって来ます。

この日は、お馴染みのダイサギ (Great Egret) の他、よく一緒にいる、ユキコサギ (Snowy Egret) や、オオアオサギ (Great Blue Heron) たちもやって来ていました。

こちらは、シラサギの中で最も大きなダイサギ (Great Egret)。とても優雅な美しい鳥です。

こちらのオオアオサギ (Great Blue Heron) は、まだ小さく幼いように見えましたが、ダイサギや、日本のアオサギよりも一回り大きい、アメリカ大陸で最も大きなサギです。姿かたち、動きなど恐竜が思い浮かぶ出で立ちです。

ダイサギは、サギの中では珍しく、グループで一緒にいることが多いです。そんな中に、上手く調和し、混じっているのが、ダイサギにとても似ている、ユキコサギ (Snowy Egret) です。狩りをしている時以外は、水から出て、羽繕いをしています。まるで全身白いドレスを着ている感じですが、水に入りながら、いつも美しい状態に保っているのに、感動します。

ダイサギとユキコサギは、知らない人が見たら、まるで親子のように見えますが、違う種類のサギで、ユキコサギは、くちばしが黒、足先が黄と色が異なっています。ユキコサギは、アメリカ大陸の固有種です。日本などアメリカ大陸以外で見られるコサギと似ていますが、大きさが一回り小さく、冠羽がふさふさで、くちばしの付け根部分や、花飾りが、より明るい黄色をしていたり、などいくつか違いがあります。

アメリカ大陸の固有種である鳥、ユキコサギは、羽毛貿易のために乱獲され、19世紀後半には、絶滅の危機に瀕していたという、悲しい歴史があります。その後、保護運動が起こり、1918年の北米での渡り鳥保護条約 (Migratory Bird Treaty Act) 成立のきっかけとなり、今では、すっかり復活しています。こちら の記事では、そんな野鳥保護運動の一端が紹介されています。

繁殖期の春を終え、子供のダイサギもいました。

ダイサギを含め、サギは、釣りのような感じで、獲物が現れるのをじっと待ち構えていたり、ゆっくりと歩きながら獲物を捕まえたり、と静かな狩りをするのが特徴です。

ユキコサギもそんな受け身な狩りをすることも多いですが、走り回ったり、羽を勢いよくばたつかせながら、獲物を動かして、捕まえたりと、積極的な狩りをすることもあります。

その様子は、まるで楽しそうに踊っているかのようで面白いです。

シラサギをはじめサギは、ニューヨーク周辺では、セントラルパーク や、ランドールズ島リバティステートパーク、少し遠いですが、Jamaica Bay Wildlife Refuge など様々な場所で見ることができます。

アメリカには、他の鳥の鳴き真似が上手な鳥や、

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巣や雛を守るために羽が折れた振りをする鳥など面白い鳥が色々います。

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ユキコサギの美しい舞い アメリカ大陸固有の雪のように真っ白な小さな可愛いシラサギ was last modified: 5月 17th, 2024 by mikissh