昨日のケネディ宇宙センターからロケット発射時の様子です。12月15日、SpaceX により、以前使用したロケットとスペースクラフトを再利用するという初の試みとなるロケットの打ち上げがケネディ宇宙センター近くの Cape Canaveral Air Force Statio で行われました。ケネディ宇宙センターからロケットの発射の様子を見ていましたが、再利用ロケットの打ち上げは成功し、そして、今後また再利用するためのロケット部分が無事発射から10分程後に帰還してくる様子を見ることができました。
昨日、ケネディ宇宙センター周辺はこのロケット打ち上げを一目見ようと、かなり多くの人々集まる大混雑状態となっており、入場を待つ大行列の中から、10時半過ぎにロケット発射見学となりました。映像ではよく見ますが、実際に目の前で実物の打ち上げを見るのはやはり迫力が違い感動しました。
今回の SpaceX のロケット打ち上げは、機体の主要部分であるロケット、Falcon 9 と荷物運搬のスペースクラフト、Dragon の両方が、以前、実際に使用されたもので、SpaceX の目指す、再利用可能なロケットへ向けて大きな前進となります。再利用ロケットが使用されたのも今回が初めてです。今回は、NASA の ISS (国際宇宙ステーション) への荷物運搬ミッションでしたが、NASA のプロジェクトで、再利用ロケットが利用されたのも初めてのことだそうです。
荷物は、12月17日にISSに届けられる予定になっています。
The @SpaceX #Dragon spacecraft launched at 10:36am ET today to deliver crew supplies and new science experiments to the station on Sunday. https://t.co/6lgxcmvHmF pic.twitter.com/nme3FqI1On
— Intl. Space Station (@Space_Station) December 15, 2017
こちらが、一次ロケットの着陸時の様子です。
これまでは、使い捨てロケットが当たり前でしたが、再利用可能なロケット技術により、コストが大幅に下がります。SpaceX、NASA をはじめ、人類を火星に送るという壮大な目標を掲げ、技術開発が進められていますが、再利用ロケットは、実現に向けた大切な一歩となります。