ニューヨークでは、3月に入り、寒暖の差が激しい三寒四温の日が続いていましたが、今日は、春らしい陽気のとても気持ちのいい日になりました。今週は暖かい日が多く、摂氏20度くらいの日もある予報になっています。そんな思わず外に飛び出したくなる春の陽気に誘われ、ニューヨークの街中は、かなり活気が出てきています。賑やかになって来たミッドタウンと、春の到来を告げだしたセントラルパークの様子を紹介します。
冬の間は、黒いファッションが多いニューヨークですが、街中では、少しづつ春らしい明るいファッション姿も見かけるようになって来ています。
五番街でのショッピングもなかなか賑わっていて、行列が出来ているお店も見かけます。
ニューヨークでは、レストランなどでのインドアダイニングも再開していますが、アウトドアダイニングもすっかり定着しています。これからの春の素晴らしい陽気が楽しめる季節は、アウトドアダイニングがさらに人気になっていくことでしょう。
冬の間は、お散歩やランニング、バードウォッチングなどを楽しむローカルが多かったですが、旅行などでやって来ている感じの人々も多く見かけるようになってきています。
スケボーやドラム、にぎやかなセントラルパーク。
ベセスダ噴水の近くでは、歌に合わせて、ダンスする人など暖かい春らしい光景も見かけるようになっています。ベセスダ噴水があるザ・レイクの北東にあるレストラン、ボートハウスは、長期間に渡って閉鎖されていましたが、3月29日から再開します。
普段は、忙しく動き回っているカナダグースも、のんびりと日光浴していました。
まだお花の季節にはちょっと早いのですが、一足早く、白くて小さな可愛いらしい、スノードロップ (Snowdrop) が咲きはじめていました。
早春からニューヨークに姿を見せる渡り鳥、アメリカヤマシギ (American Woodcock) も見かけるようになってきています。アメリカヤマシギは、長いくちばしに落葉色の羽毛をまとい、その姿も面白い鳥ですが、ダンスを踊っているかのような面白い歩き方をする鳥としても知られています。
春らしい鳥の姿もよく見かけるようになっています。コマツグミ (American Robin) です。
赤い羽が見えず、黄色の羽だけなのですが、おそらく、ハゴロモガラス (Red-winged Blackbirds) です。
昨年10月からセントラルパークに滞在している人気者、アメリカフクロウのバリーも元気に暮らしています。この日は、ぐっすり睡眠中でしたが、日没前後には元気に動き出します。
春直前の2月中旬頃から鳴き声を上げることが多くなっています。アメリカフクロウの可愛い鳴き声は、こちら。
冬の間、しばらく雪で覆われていた芝生も顔を出し、カナダグースたちが無心に草を食べています。
ベルヴェデーレ城の景色が美しいです。
冬は、ほとんどの池が凍り付いていたため、凍らない貯水池にたくさんの鳥たちが集まって来ていました。ようやく池の氷が溶けてきて、鳥たちが公園のあちらこちらの池に集まって遊ぶようになっています。
セントラルパークもにぎやかでしたが、
メトロポリタン美術館も、建物の外まで行列が出来るほど人がいっぱいで、なかなかの大盛況ぶりでした。
暖かくなって、木登りしたり、
貯水池の周りで、運動する人も増えて来ています。まだお花見の季節ではありませんが、木の下で宴会をしている人もいました。
ジャクリーヌオナシスケネディ貯水池からの美しい夕日。
これから暖かい季節になってくると、綺麗な夕日も楽しみやすくなりますね。春が待ち遠しいです。