ハワイの歴史的な石造りの教会、セントアンドリュース大聖堂 (St. Andrew’s Cathedral) は、美しいステンドグラスの光が教会のバージンロードを照らす、とても美しい教会です。
セントアンドリュース大聖堂 (St. Andrew’s Cathedral) は、ハワイウエディング挙式の教会としてとても人気のある教会でもあるのですが、この日は、誰もいない静寂の時が流れていました。
教会の席ひとつひとつにうちわが並んでいて、なんだかかわいらしいです。
キリストの生涯が描かれたステンドグラス。サーフィンを楽しむキリストの姿がなんともハワイらしいです。
教会の窓すべてが美しいステンドグラスになっています。
ハワイがまだ王政だった19世紀に、同じ王室どうしということで、ハワイの王室はイギリスの王室と仲が良かったそうです。ハワイ王家は、イギリスのビクトリア女王のサポートにより、この教会のデザインをイギリス人建築家に頼み、イギリスでよく見かけるフレンチゴシック様式の教会を建てました。セントアンドリュース大聖堂は、南の島では特に珍しい荘厳な雰囲気の教会です。
セントアンドリュース大聖堂 (St. Andrew’s Cathedral) は、カメハメハ4世を偲び、約90年以上もの月日をかけて建築された総石造りの教会です。1867年に建設が始まり、1886年に完成しました、National Register of Historic Places にも指定されている歴史的な教会です。
セントアンドリュース大聖堂は、Episcopal Church (聖公会)の宗派の教会です。Episcopalの宗派がハワイに入ってきたのは、カメハメハ4世の妻エンマ王妃の時代です。1862年に英国聖公会をハワイに招いたのが米国聖公会の始まりでした。ハワイ唯一の宮殿、イオラニ宮殿に住んでいた、ハワイ王朝最後の女王、リリウオカラニ女王も熱心なEpiscopal 派の信者だったそうで、”Queen’s Prayer” という聖歌を作曲し、その曲は今でもハワイの教会でよく歌われる曲となっているそうです。
セントアンドリューの大聖堂のお隣には、ちょっとした回廊があり、小さな教会も隣接されています。
落ち着く雰囲気。
緑が綺麗な中庭。
ヨーロッパを思わせる絵画。
こちらのビデオでは大聖堂の雰囲気が紹介されています。
日本人のウエディングセレモニーの会場としても、とても人気のある教会です。歴史のある荘厳な雰囲気の教会で式を挙げたいというのであれば、ここはハワイで一番ではないかと思います。
ウェディングでなくても、ハワイでは珍しいイギリス風の大聖堂の雰囲気が味わえ、ダウンタウンの街歩きの途中やイオラニ宮殿と一緒に立ち寄ってみるのもおすすめの教会です。
セントアンドリュース大聖堂 (St. Andrew’s Cathedral)
229 Queen Emma Square, Honolulu, HI 96813 MAP