セントパトリック大聖堂 (St. Patrick’s Cathedral) は、ニューヨーク5番街にある美しく荘厳なニューヨークを代表する教会です。セントパトリック大聖堂は、ニューヨークのランドマーク的存在で、有名な観光名所にもなっており、アメリカ国定歴史建造物に指定されている歴史ある建築です。真っ白な空間に一際際立つ美しいステンドグラス、高い天井に豪華で神聖な空間が広がる、セントパトリック大聖堂の魅力あふれる見どころを紹介します。
セントパトリック大聖堂
セントパトリック大聖堂は、ネオゴシック様式建築の装飾がとても美しい、アメリカ合衆国国定歴史建造物 (National Historic Landmark) にも指定されている、歴史あるカトリック教会です。ニューヨークのカトリックの象徴的な存在の教会である、セントパトリック大聖堂に、2015年、ローマカトリックの教皇も訪れました。セントパトリック大聖堂のゴシックリバイバルスタイルの設計は、ジェームズ・レンウィック (James Renwick Jr.) が担当しました。南北戦争時など、途中中断した時期もありましたが、1858年から建設し始め、1878年に完成し、1879年から教会として開かれました。
ニューヨーク、マンハッタンのミッドタウンのロックフェラーセンターや、サックスフィフスアヴェニューの高級デパートなどの並びのとても賑やかなストリート沿いにあり、今もたくさんの人々が訪れる人気の教会となっています。
セントパトリック大聖堂では、歴代有名人の結婚式やお葬式などの儀式が行われることも多く、また、歴代のローマ教皇もニューヨークのセントパトリック大聖堂を訪れている歴史があります。
セントパトリック大聖堂への行き方
ニューヨーク、ミッドタウンにある、大きく立派な大聖堂、セント・パトリック大聖堂 (St. Patrick’s Cathedral) は、ロックフェラーセンターの斜め前、アトラス像 (Atlas statue) の目の前にあります。サックスフィフスアヴェニューなどの高級店が立ち並ぶニューヨーク五番街の中心にあり、地下鉄の駅が周囲にいくつもある、アクセスがとても便利なところにあります。
セントパトリック大聖堂 St. Patrick’s Cathedral
5th Ave, New York, NY 10022 (50th-51st Street) MAP
入場料:無料
営業時間:
毎日: 6:30 am – 8:45 pm
最寄り駅:地下鉄 E,F,M線 5th Avenue 53 Street 駅、B,D,F,M線 47-50 Street Rockefeller Center 駅、6番線 51 Street 駅 どの駅からも徒歩5分以内
セントパトリック大聖堂の見どころ
セントパトリック大聖堂は、さすがカトリックの教会だけあり、とても荘厳で、ヨーロッパにある大聖堂のような貫録があります。ニューヨークで一番、アメリカでも最大の美しいカトリック教会です。
ステンドグラス
セントパトリック大聖堂の見どころのひとつは、美しいステンドグラスです。
大聖堂に入った瞬間、日の光が注ぎ込む、ぱっと広がる明るい空間に、きらきらと輝くステンドグラスの絵のすばらしさに目を見張ります。
バラ窓のステンドグラス
ステンドグラスの中でも一番有名なものが、バラの窓のステンドグラスです。ゴシック建築の象徴的なステンドグラスのウィンドウですが、このローズウィンドウは、Charles Connick によってデザインされました。大聖堂へ入ってすぐの入り口の上、パイプオルガンの上を飾る、美しすぎる、バラ窓は必見です。
ティファニーの祭壇
セントパトリック大聖堂には、実は、ティファニーによりデザインされた、黄金のとても豪華な美しい祭壇(Saint Louis and the Saint Michael Alter) があります。一番奥の礼拝堂の左隣です。
主祭壇
そして、主祭壇はこちら。
大聖堂へ入って、中央をまっすぐ進んでいくと、正面に、豪華な主祭壇が見られます。
改修後、聖堂のつくりがオープンコンセプトになり、主祭壇の裏側にアクセスすると、反対側からも大聖堂全体が見渡せるようになっています。
ミケランジェロのピエタのレプリカ
ミケランジェロの「ピエタ」って、ご存じですか?
ローマのバチカンの大聖堂を訪れたことがある人は、本物の「ピエタ」を見たことがあると思います。
ミケランジェロの「ピエタ」はこちらです。
そのミケランジェロの「ピエタ」のレプリカが、ニューヨークのセントパトリック大聖堂に飾られています。
セントパトリック大聖堂のパイプオルガン
セントパトリック大聖堂には、3年もかけて作られた、パイプの数が7855本もある大変豪華なパイプオルガンがあります。
ミサや儀式のときはもちろんですが、通常時、何気なく訪れたときにも、パイプオルガンを奏でる音を耳にすることがあります。先日も、パイプオルガンの音色に耳を傾けながら、大聖堂の中を見学していました。
セントパトリック大聖堂の正面ドア
五番街に面している、セントパトリック大聖堂の正面の銅のドアがとても美しいです。
教会内部からも見ることができます。正面のドアは、最近閉められていることが多いですが、以前は開いていることが多く、ここから出入りができていました。ちなみに、セントパトリック大聖堂を見学の際は、入場時に必ず荷物チェックがあります。
祭壇
セントパトリック大聖堂には、中央に主祭壇があり、さらに左右に、20もの祭壇が並んでいます。
それぞれ個性的な美しい祭壇ばかりなので、じっくりと時間をかけて回ってみてください。
セントパトリック大聖堂の横ドア
セントパトリックス大聖堂への入り口は、五番街にある正面の扉だけではなく、大聖堂の横にも入り口があります。正面入り口の扉も豪華で立派ですが、横の入り口もゴールドに輝く素敵な入り口です。
セントパトリック大聖堂の結婚式
セントパトリック大聖堂には、毎年五百万人もの人々が訪れ、また150組のウェディングがとり行われるそうです。
セントパトリック大聖堂の大きく迫力あるステンドグラスの美しい教会での結婚式は、神聖な気持ちになる大変豪華なもので見るたびに感動させられます。
大聖堂の前でウェディングの写真撮影をしている姿もよく見かけます。
セントパトリック大聖堂の大改修工事
セントパトリック大聖堂は2012年から2015年まで3年間もの歳月と1億7500万ドル(約200億円)もの費用をかけて大規模なリノベーションの大改修工事が行われました。セントパトリック大聖堂の改修が完成したのは、ローマ教皇のニューヨーク訪問の数日前でした。
完成後すぐ訪れたときは、あまりにも見違える美しい大聖堂に変身していて感動しました。石造りの美しい教会ですが、くすんでしまっていた石の色が改装工事で真っ白になり、外観といい内装といい石の部分がすっかり綺麗に見違えりました。それから何度か訪れていますが、やはりこの真っ白で巨大な大聖堂はいつ来ても感動させてくれます。
工事の様子をこちらのタイムラプスでみることができるのですが、目を見張るような美しい大聖堂になっていく雰囲気が伝わってくると思います。
キャンドルに火を灯し、お祈りをささげる人々。
大都会ニューヨークの街中とは思えない、喧騒から離れ心を休めることができる素敵な場所です。
セントパトリックスデーのセントパトリック大聖堂
セントパトリック大聖堂は、アイルランドの守護聖人セントパトリックにちなんで名づけられたカトリックの教会です。大きなパレードが行われる、セントパトリックスデー もたくさんの人々がこちらの教会を訪れます。
例年、セントパトリックスデーの日には、ニューヨークのセントパトリックスパレード が開催され、ちょうどこのセントパトリックス大聖堂の前を通るルートとなっています。
セントパトリックの聖人の前でお祈りをささげています。
セントパトリックスデーのパレードは、こんな感じの楽しいパレードです。
春の訪れを祝うようなお花飾りのされた聖堂の中。
春の訪れを祝うイースターのさきどりのような素敵なグリーンのセントパトリックスカラーの帽子を身に着けている女性がいたり、
みんな、何かしら緑色の小物を身に着けて、セントパトリックスデーをお祝いしています。
セントパトリック大聖堂は、こんな雰囲気です。とても美しく何度訪れても感動してしまう場所です。
是非美しいセントパトリック大聖堂の動画をご覧ください。
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