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自由の女神博物館が今大人気!NY自由の女神ミュージアム NYリバティ島に誕生

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ニューヨークの象徴、自由の女神 のあるリバティ島に、自由の女神博物館 (自由の女神ミュージアム、Statue of Liberty Museum ) が誕生しました!以前、自由の女神ミュージアム計画 で紹介したことがありますが、3年前の2016年に新ミュージアムの計画が発表され、資金調達や、長期に渡る建設工事を経て、先週、いよいよ待望の自由の女神博物館のオープンを迎えました!
当初のデザイン通り、陽光の射し込む明るくオープンな雰囲気のミュージアムとなっていて、予想以上に素敵な空間になっていました。リバティ島を訪れる全ての人が無料で入場することができるミュージアムで、館内では、自由の女神のオリジナルトーチなど歴史的な遺品が展示されている他、自由の女神の美しい映像作品を鑑賞したり、自由の女神の歴史をインタラクティブに楽しみながら学んだりと、デザイン的にも内容的にもコンパクトにとても上手にまとめられた自由の女神好きにうれしいミュージアムになっています。

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ニューヨークを代表する観光スポットの一つである自由の女神の新ミュージアム、自由の女神博物館が、先週の木曜日、2019年5月16日に、自由の女神のあるリバティ島にオープンしました。2016年10月に計画が発表された博物館で、その後、2年以上と、1億ドルをかけ、予定通り今年、2019年、メモリアルデーを前にオープンしました。

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自由の女神博物館は、リバティ島にある自由の女神の立つ後方にあります。自由の女神のフェリーに乗ってリバティ島に到着すると、フェリー乗り場から真っ直ぐ進んでいったところにアメリカ国旗が掲げられている広場があり、そのすぐ目の前に自由の女神博物館があります。

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これまでは、自由の女神の歴史を紹介するミュージアムの展示スペースは、自由の女神の台座の中にありました。
2001年に起こったテロ事件以来、2009年までは自由の女神の内部は閉鎖され、その後もセキュリティチェックの関係で、台座・王冠への訪問者数は制限され、リバティ島訪問者の中で、台座・王冠を訪れることができる人は、たった2割程の人だけでした。
自由の女神の観光に訪れたら、自由の女神のミュージアムくらいは多くの人に見て欲しいということで、一部の人だけが見られるという状態を解決するために、今回の新ミュージアムが誕生し、リバティ島を訪れる全ての人がミュージアムへ入場できるようになったのです。

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自由の女神博物館の館内には、映像作品を鑑賞できるシアターと二つのギャラリーがあります。
一通り見て回るには、見学所要時間は、1時間程度を見ておくといいと思います。
それでは、自由の女神博物館の見どころを紹介していきます。

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シアター Immersive Theater

新ミュージアムの目玉の一つが、新しい自由の女神の映像作品が上映されるシアターです。このシアターは、訪れてみるとわかりますが、なかなか面白い作りになっていて、映像の最後に「つづく (Continue)」と出てきます。え?続きがあるの?!ってびっくりしていると、実は、すぐお隣にもスクリーンエリアがあり、お隣のお部屋に移って、物語の続きを見ます。そんなスクリーンエリアが3か所あり、次々に移動しながら、映像を鑑賞していきます。シアターの前には大行列ができていましたが、この移動式シアターのため、待ち時間が短縮されていてなかなかスムーズに進みます。

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自由の女神博物館のシアターの作品は、全体で10分程の作品で、自由の女神の歴史から、自由の女神の内部や外部の構造のことや、美しい貴重な映像など見応えのある楽しめる作品となっています。

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自由の女神は、フランスからの贈り物です。アメリカとフランスは、アメリカのイギリスからの独立戦争でフランスがアメリカを助けて以来、友好関係にありました。啓蒙思想が盛んだった19世紀、フランス革命以来、激動の時代を経て、民衆を中心とする自由な社会へと移行していたフランスが、南北戦争という内戦を乗り越え、そんな思想を体現した初の国家アメリカに対して贈られたのが自由の女神像です。アメリカ独立100周年目に当たる1876年には、間に合いませんでしたが、フィラデルフィアで開催された万博やニューヨークのマディソンスクエアパークでトーチが展示されました。そして、最終的に完成したのは1886年。1886年10月28日には、ニューヨークハーバーで盛大なお祝いが行われました。映像では、自由の女神建設にまつわる歴史が色々と紹介されています。

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自由の女神が左手に抱える石板に刻まれている文字は、アメリカが独立宣言を発表した日にち、1776年7月4日というローマ数字の日付、JULY IV MDCCLXXVI です。自由の女神の王冠へ登ると、窓からこの石板の部分を覗いて見ることができます。

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自由の女神の足元にある、引きちぎられた足枷の鎖。こちらは、自由の女神の台座や王冠へ登っても見ることができない部分です。

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特別に許可を得て、ドローンで撮影されたという自由の女神の顔の至近距離からの迫力ある美しい映像もあります。

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エンゲージメントギャラリー Engagement Gallery

最も大きく紹介されているのが、自由の女神建設の立役者である、フランス人彫刻家のフレデリク・バルトルディ (Frédéric Auguste Bartholdi) です。

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展示スペースは、バルトルディの工房のような雰囲気となっていて、たくさんの人々が訪れています。

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自由の女神の耳はこんなに大きいです。

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自由の女神の足などの部位がどうやって作られたのかがわかる工程や、こういう雛形なども展示されています。

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自由の女神の足はこんなに大きいです。
この自由の女神の等身大の足は、これまで、台座の展示スペースにあったのですが、そんな足のモデルなどもこのミュージアムへ移って来ていて、触ってみることもできます。

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ニューヨークハーバーで、激しい雨風にさらされる自由の女神像を安定させるには、高度な技術が必要でした。自由の女神の内部構造を担当したのは、ギュスターヴ・エッフェル (Gustave Eiffel) です。

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実はこのエッフェルさんは、あのエッフェル塔の建築で有名な人物です。パリの象徴であるエッフェル塔に、ニューヨークの象徴である自由の女神と、両方を手掛けたエッフェルさんは、本当に当時の最高の建築士さんだったんですね。

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そして、自由の女神が立っている台座の部分を担当したのはアメリカ側で メトロポリタン美術館大豪邸ビルトモア などで知られるアメリカ人建築家、リチャード・モリス・ハント (Richard Morris Hunt) です。予算の関係上、何度もデザインを修正しつつ、完成にこぎつけました。まさに、フランスとアメリカの当時のドリームチームによる共同作品と言えます。

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自由の女神は、時代を通じ、戦争資金の調達のためのリバティボンドなどのマスコットなどに使用されたり、

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レゴや M&M、ハーシーズなど、現在でも自由の女神をモチーフにした商品が発売されるなど、ポピュラーカルチャーとして様々な所で見かける存在となっています。

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インスピレーションギャラリー Inspiration Gallery

自由の女神ミュージアムには、訪れた人の記憶に長く残るように、写真映えのする写真を楽しむギャラリー、Inspiration Gallery も用意されています。以前の展示スペースにはなかった新しいコーナーです。巨大スクリーンに、たくさんの人が集まる人気スポットとなっています。

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まずは、こちらのブースで、それぞれ写真撮影し、好みに応じて編集します。

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すると、それらの写真がスクリーンに現れ、最終的には、自由の女神を形づくっていく、ビジュアル的に楽しい演出です。スクリーンの前には、まだかまだかと自分の写真が登場するのを待ち構える人でいっぱいです。

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自由の女神の顔はこんなに大きいんです。
巨大な自由の女神の顔のモデルも人気の写真撮影スポットになっています。

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そして、一番の目玉が、1886年から1986年までの100年間使用されていたという自由の女神のオリジナルトーチです。自由の女神を背景に明るい雰囲気の中、展示されていて、こちらも新ミュージアムを代表する写真スポットとなっています。アメリカ最大の港だったニューヨークの入口に佇む自由の女神は、アメリカへやって来る多くの人々を迎え入れて来ましたが、20世紀初頭までは灯台としての役割も担っていて、トーチ部分は巨大なランプになっています。

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以前は、自由の女神の台座の入口部分に飾られていたものです。

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ルーフトップ展望スペース

博物館を見学後、是非、訪れたいのが、ルーフトップにある展望スペースです。リバティ島の島内にある自由の女神の後ろ姿を眺めたり、ニューヨークハーバーの美しい眺望を楽しんだりできます。この開放的な感じが本当に気持ちよく、いつまでもいられる憩いのスポットでした。

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気持ちのいい緑の芝生も広がっています。この新しい自由の女神博物館の建物は、島の雰囲気に溶け込み小高い丘になっており、環境に優しく、激しい風雨や洪水にも耐えられるようにデザインされています。

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自由の女神博物館のルーフトップから見える、ニューヨークのダウンタウンの摩天楼も最高です!

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自由の女神の後姿もとても美しいです。

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自由の女神の台座からの自由の女神博物館ビューです。リバティ島のニュージャージー側にあり、奥には、リバティステートパークが見えます。

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これまで自由の女神の歴史を紹介する唯一の展示スペースだったのが、自由の女神の台座の2階部分でした。新しい自由の女神ミュージアムが完成した現在、オリジナルトーチや、自由の女神の等身大の足、顔のモデルなど主な展示物は、この新ミュージアムに全て移動されています。

自由の女神の台座にあったミュージアムはどうなったの?というと、今もまだ健在で、そちらの展示スペースには、新博物館で紹介されている実際に建設に関わったバルトルディら3人の他、アイデアの発端となったフランス人の Édouard René de Laboulaye、台座の資金集めに大きく貢献した出版者のピューリツァー (Joseph Pulitzer) や、詩人の Emma Lazarus らなど自由の女神に関して、より掘り下げた内容の展示が残されています。
自由の女神の台座や王冠を訪れる場合には、台座の中のミュージアムも併せて訪れてみましょう。

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自由の女神博物館は、シティパスニューヨークパス などの観光パスを使って自由の女神へやってきた人も全員誰でも入場することができます。

自由の女神は、ニューヨーク旅行者の観光者スポットだと思っていて、今まで行かなかったニューヨーカーも多いかもしれませんが、やはりニューヨークの代表的な名所なだけあり、実際に訪れてみるととても楽しめます。旅行者は自由の女神を目指してくる人も多いですが、ニューヨーク在住者でもたまには訪れてみると楽しめると思いました。住んでいる特典を生かして空いている時期に突然ふらっと訪れてみるのもおすすめです。
自由の女神の楽しみ方、チケット予約などはこちらで詳しく紹介しています。

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自由の女神博物館が今大人気!NY自由の女神ミュージアム NYリバティ島に誕生 was last modified: 5月 27th, 2019 by mikissh