最近、スーパーのフルーツコーナーなどで一番目を引く場所に並んでいるのが、面白い形をしたオレンジ、スモウシトラス (Sumo Citrus) です。日本では、デコポンの名称で知られている甘くて美味しい巨大なオレンジですが、アメリカでは、スモウシトラス (Sumo Citrus) という面白い名称で販売されています。頭にコブが出来た感じのちょっと面白い形の大きなオレンジが山積みになって並んでいる様子を見て、最初は遠目に見ているだけの人も多いのですが、一度試してみると、ミカンのように食べやすくて、とても甘くて、ボリューム感があるスモウシトラスに虜になってしまうかもしれません。
「スモウシトラス」は、実は、日本生まれのフルーツで、日本では「デコポン」または、広く品種としては「不知火（シラヌヒ）」として知られています。シラヌヒは、ミカンとオレンジを交配させた「清美」という柑橘系果物に、さらにポンカンを掛け合わせて誕生した品種です。見かけはよくないのですが、味は、素晴らしい柑橘系のフルーツです。
「デコポン」はどうしてアメリカでは「スモウシトラス」と呼ばれているのでしょう？
実は、この果物の形からきたネーミングです。アメリカで唯一デコポンの生産を手掛けている、カリフォルニア州のSuntreat社は、てっぺんの出っ張っている部分がお相撲さんのまげのようにみえることにちなんで、スモウシトラス (Sumo Citrus) という名前で、12年程前から販売がはじまり、現在では、スーパーなどでもよく見かけるようになっています。
スモウシトラスは、大きくて、見た目は、どちらかというとオレンジやグレープフルーツと似ているので、ナイフで切って食べるものに見えます。
でも実際は、食べ方は、みかんと同じです。皮は手でむくことができ、中身の薄皮はそのまま食べられます。
種もないので非常に食べやすい柑橘系果物です。
スモウシトラスは、頭のところに、でっぱりがあるおかげで、普通のみかん以上に皮はむきやすいです。でっぱりのところをパキッと折るように皮をむき始めることができます。厚そうに見える皮は、意外と簡単に実から離れてくれるので、するとすると簡単に手でむけます。
スモウシトラスのシーズンは、1月から4月です。
今アメリカではちょうど旬の果物で手に入りやすい時期です。
スモウシトラスの味は、とても甘いオレンジのような感じで、とてもジューシーで美味しいです。アメリカで食べられるのは本当にうれしいことです。旬の時期に是非試してみて下さい。
スモウシトラスの親である「ポンカン」は、マンダリンとポメロを掛け合わせたのものです。様々な柑橘系果物の先祖となっているのが、巨大なシトラスフルーツのポメロ。ポメロも今旬で4月頃まで美味しく頂くことができます。
スモウシトラスやポメロは、ホールフーズなどのスーパーでも売っていますが、以前紹介したことがある、日本食オンラインスーパー Weee! でも、旬の時期になると安く買えます。
今、お得な20ドルOFFキャンペーン中なので、アメリカ在住者でまだ利用したことがない人は是非試してみて下さい。おすすめです！
