アメリカ自然史博物館の正門に飾られている、テディの愛称で知られるセオドア・ルーズベルトの騎馬像が撤去されることが発表されました。セオドア・ルーズベルトは、ニューヨーク出身、20世紀初頭に活躍した第26代アメリカ大統領で、独占企業の抑制や、自然保護、対外的には、パナマ運河の建設、日露戦争講和の仲介役を果たし、ノーベル平和賞を受賞するなど歴史的にも評価の高い大統領です。アメリカ自然史博物館の正面に、1940年以来、飾られていたルーズベルトの騎馬像ですが、よく見てみると、実は、その後ろに、従えるように先住民と黒人の像が隠れており、それを問題視し、以前から撤去を求める声が上がっていましたが、現在の社会情勢の流れを受け、アメリカ自然史博物館は、昨日、セオドア・ルーズベルト像を撤去することを発表しました。
