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テスラの自動運転機能いよいよ登場!運転できなくても車に乗れる時代がもうすぐやってくる?!

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(teslamoters.com)

運転なんかできなくても車に乗れる、そんな時代がもうすぐやってくるかもしれません。車が自動で走るなんて、信じられない、怖くて乗れない、という反応がありそうですが、自動運転できるようになるとずっと噂になっていたテスラの車が、今週、とうとう、一般に公開され、乗れるようになりました。少し前から、メディアや一部の人たちは、テスト走行が可能だったようですが、それがいよいよ一般の人々にもリリースされました。早速、テスラのファンなど様々な人々が運転を試してみたようで、はじめてのオートパイロットの体験がレポートされています。人間が操縦しなくても勝手に車が走ってくれるというのはどんな感じなのでしょうか?わくわくしますね。

今回リリースされたテスラの自動運転機能 (Autopilot mode) のソフトウェアアップデートは、昨年10月以降のModel S、新たに登場するSUVのModel Xが対象です。車の機能のアップデートも、スマホのアプリのアップデートと同じように、リモート(Over The Air)で行われます。
自動運転機能は、テスラの車を購入した際に、自動運転オプション($2500)を購入していることが必要です。

それでは、自動運転機能とは実際どんな機能があるのでしょうか?
現バージョン(Version 7)でサポートしている機能は、

  • 自動走行 – 車線や周囲の車の位置を判断し、自動で走行や停止を行う。
  • 自動車線変更 – シグナルを送るだけで、サイドの車の状況を確認し、自動で車線変更を行う。
  • 危険を知らせる警告 – 側面のセンサーが、近接してくる車や物体を検知し警告する。
  • 自動駐車 – 駐車スペースを認識し、自動で縦列駐車などを行う。

これだけのことが自動でできるというのはすごいことです。
でも、まだ現時点では、完全な自動運転を行えるレベルではないということです。

例えば、普通の道路を走るのに必要な、信号やストップサインの認識能力がまだないんです。
自動停止機能はありますが、前方を走る車の動きに合わせてのみ停まれます。信号やストップサインは認識しないので、マニュアルでブレーキを踏む必要があるんです。

ということは、自動走行中にも、つねに注意を払って、すぐにハンドルの操作ができるようにしておくことが必要なんです。
まだ、手放しで車が進んでいくわけではないんですね。残念。。。

自動走行機能は、信号がなく、車線がはっきりしている高速道路のような道での使用が最も適しています。

ニューヨークでもテストドライブされています。
こちらのビデオでは、恐る恐るながらも、はじめて自動運転を試してみて、とても感動している様子が伝わってきます。

自動運転走行時に、実際どんな風に車を走らせるのか、こちらで分かり易く紹介してくれています。進歩のすごさが実感できます。

自動運転なんて、まだまだ相当遠い先の事という気がしていましたが、このような成果を見せられると、オートで勝手に走る自動運転が当たり前の世界が、近々本当にやってくるのではないかという期待を抱かせてくれますね。
テスラのCEO、イーロン・マスクさんによると、技術的には3年後に完全な自動運転が可能という見通しのようですが、人々の信頼を勝ち取ったり、法律面での整備にはかなりの時間がかかると考えられているようです。
デスクトップやスマホレベルではなく、物理的な危険が伴う車の運転だけに、よりソフトウェア、ハードウェアを統合し、しっかりとした開発ができるという、会社の信頼性、ブランドがより重要になっていくと思います。

たったの10年でここまでの会社に成長したテスラ、そして壮大な夢を持つカリスマ経営者、イーロン・マスクについての記事も合わせてどうぞ。

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テスラの自動運転機能いよいよ登場!運転できなくても車に乗れる時代がもうすぐやってくる?! was last modified: 9月 6th, 2016 by mikissh