ニューヨーク旅行制限最新ルール 14日間の自己隔離もしくは新型コロナウイルス検査で免除 隔離期間短縮が可能に

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ホリデーシーズンを前に、ニューヨーク州の新型コロナ対策のニューヨーク旅行者への制限ルールがより厳格なものに変更になります。これまでは、感染流行中の州からの旅行者のみに、14日間の自己隔離が必須となっていましたが、11月4日から、隣接州を除き、全ての旅行者が対象となります。14日間の自己隔離を避けるためには、新型コロナウィルス検査で二度結果が陰性となれば、自己隔離期間が短縮できるなど、新ルールが発表されました。

アメリカとヨーロッパでは、春にコロナが大流行し、その後一旦落ち着きましたが、秋になり、再び流行がはじまっています。アメリカでは、一日の感染者数で、連日、最高レベルを記録している他、ヨーロッパでも感染者が急増中で、フランス、ドイツ、イギリスのイングランドをはじめ、各国で様々なレベルのロックダウン的な対策が行われています。ジョンズホプキンス大学のコロナ情報 によると、世界とアメリカの一日の感染者数の推移は、下図のようになっています。

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ニューヨーク州は、アメリカの中では、相対的に感染者が少ない状態を保っていましたが、ここに来て、他州同様、再び増加の兆しを見せています。ニューヨーク州では、これまで、マスク着用や、人数制限など様々な新型コロナ対策が行われていますが、流行州からの旅行者を制限するために行われていたのが、ニューヨーク州到着後の14日間の自己隔離です。ただし、ここに来て、これまで流行州を定義していたメトリクスを隣接州のニュージャージー州、コネチカット州、ペンシルバニア州、マサチューセッツ州が越えてしまったのをはじめ、全米のほとんどの州が対象となってしまい、さらにニューヨーク州自身も閾値近くに達してきています。

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全米で再び感染が拡大し、流行地のメトリクスがあまり意味をなさなくなってしまった中、昨日、10月31日、ニューヨーク州知事のクオモさんにより発表されたのが、流行中の州からの旅行者を対象にしていた自己隔離を全旅行者対象へと変更することです。さらに検査結果によっては、14日間の自己隔離期間を短縮できるという新ルールも発表されました。

隣接州を除くニューヨーク州を訪れる全ての旅行者が対象となり、訪問3日前以降のコロナ検査の結果が陰性であれば、到着後3日間自己隔離をし、4日目にコロナ検査を受けて再び陰性となれば、そこで自己隔離を終了することができます。検査を受けない場合は、一律14日間の自己隔離となります。

トラベルフォーム の記入は、全旅行者が対象となります。ニューヨーク州在住者の日帰り旅行には、特例があり、他州に24時間以内の滞在の場合は、訪問先での検査や、帰宅後の自己隔離は必要ないですが、トラベルフォームの記入と帰宅後4日目に検査することが要請されています。詳細は、こちらです。ニューヨーク州のトラベルアドバイザリーのサイトは、こちらです。

他州での旅行制限やニューヨーク州の今回のルール変更により、さらに旅行者の検査需要が増えると思いますが、ニューヨーク周辺の3空港、JFK、ラガーディア、ニューアーク空港で、検査ができるようになっています。JFKのターミナル1&4、ニューアークのターミナルBでは、以前からそれぞれの健康保険を提示し、検査可能となっていましたが、10月下旬にオープンした、ラガーディア空港のターミナルBの駐車場1階の検査場は、NYC Health + Hospitals によるもので、健康保険の有無に関わらず無料で午前9時から午後7時まで検査が受けられるようになりました。

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11月下旬のサンクスギビングデーや12月のクリスマスなど、通常、家族で集まったり、旅行に出かけたりの楽しいシーズンがはじまりますが、今年は残念ながら、多くの地域でコロナが再流行しているため、気軽に旅行に行くのは難しくなりそうです。みなさん、引き続き健康にお気を付けください。

ニューヨーク旅行制限最新ルール 14日間の自己隔離もしくは新型コロナウイルス検査で免除 隔離期間短縮が可能に was last modified: 11月 1st, 2020 by mikissh