毎年、11月下旬の感謝祭の時期になると食べたくなるのが、アメリカらしい美味しいスイートパイです。パイとひとことでいっても、実は、アメリカの地域ごと、さらに家庭ごとによって異なったりするのですが、アメリカの三大人気パイは、パンプキンパイ、ピーカンパイ、アップルパイで、サンクスギビングデー定番のパイになっています。
サンクスギビングデーのために買いに行きたい、ニューヨークで美味しいパイのお店というと、ロウアーイーストサイドにある、ニューヨークのパイの名店、Petee’s Pie です！
今年は、すっかりコロナによるパンデミックで、今まで経験したことがない年になりましたが、あっという間に時が経ち、いつの間にか年末のホリデーシーズンに突入です。
今週の木曜日、11月26日は、サンクスギビングデーということで、ご馳走を食べる機会が増えて来ますが、そんな感謝祭の時期に欠かせないのが、アメリカらしい季節のスイーツ「パイ」です。
ニューヨークのケーキ屋さんは今、ウィズコロナで、閉店中だったり、テイクアウト、またはデリバリーのみで営業しているお店が多くなっています。ロウアーイーストサイドにあるパイ専門店、Petee’s Pie もテイクアウトとデリバリーのみで、店内のイートインスペースは閉鎖され、外に行列が出来ています。店内のお客さんが出て行ったら、順番に中に入り、注文するようになっています。
ニューヨークのパイ専門店、Petee’s Pie には、アップルパイをはじめとしたフルーツパイや、チェスパイ、ピーカンパイなどのナッツパイ、ココナッツカスタードパイ、レモンアイスボックスパイ、お惣菜パイのチキンポットパイまで様々なパイがあり、ホールサイズ、または、ピースで購入できます。ホールサイズの場合は、事前に注文しておいた方がいいと思います。メニューは、こちら です。
Petee’s Pie は、パイのレシピ本 Pie For Everyone も出しています。今年は、パンやスイーツを自宅で作ったという人も多いと思いますが、名店のスイーツを試してみたり、レシピ本をみてみたりしてみるとまた新たな発見があって、もっと色々作れるようになるかもしれません。そういう私も実は今年ベーキングにはまっています。
アメリカの秋の味、ピーカンパイ (Brown Butter Honey Pecan) と、チェスパイのアーモンドパイ (Black Bottom Almond Chess) です。
アーモンドパイには、チェスパイ (Chess Pie) という風変わりな名前がついていますが、チェスパイ (Chess Pie) は、アメリカ南部ならではの名称で、卵と砂糖、バターに小麦粉、コーンミールを少々入れて作る、カスタードのようなパイのことです。アーモンドパイは、表面にはサクサクのアーモンド、中身は、アーモンド風味がとてもきいているチェスパイで、アーモンドづくしの美味しい一品です。
アメリカの定番のパイ、ピーカンパイ。ブラウンシュガーの色が印象的なアメリカ南部の典型的なピーカンパイは、通常、コーンシロップを使用して作りますが、Petee’s Pie のピーカンパイは、ニューヨーク州産のリンゴの花のはちみつ (apple blossom honey) が使われています。それにブラウンバターも使用し、しっかりと甘い、濃厚な味わいの人気のパイとなっています。
Petee’s Pie については、こちらでも詳しく紹介しています。季節によって売っているパイが違うので、いつも楽しみに買いにいきます。
アメリカの感謝祭の代表的なパイを3つ挙げるとすると、パンプキンパイ、ピーカンパイ、アップルパイの3つになります。GE Appliances による2018年のデータのこちらのアメリカ地図では、それぞれの州で、どのパイが人気でメジャーなのか紹介されています。
こちらの地図は、2019年の Google Search Trend とお店の売上データから Zippa が作成したもので、上の地図同様、全体的には、家庭でも作りやすい、パンプキンパイの人気が高く、ピーカンの産地である南部ではピーカンパイ、リンゴの産地である北東部ではアップルパイが人気という傾向があるようです。
(Zippa)
ニューヨークは美味しいケーキ屋さんが色々ありますが、アメリカならではの美味しいパイも是非試してみて下さい。
