ニューヨークに、世界一高いビルではなく、世界一長いビルをつくるという面白いアイデアが登場しています。高さには限界があるので曲げてみようということで、全長4000ft (1219m) のこんな U 字型の面白い高層ビル、The Big Bend (ザビッグベンド)をつくろうというアイデアです。
こちらの記事で紹介されていますが、こちらを “Billionaires’ Row” と呼ばれる 57thストリートに建てようと提案しているのは、建築デザインファームの Oiio Stuio の Ioannis Oiaonomou さんだそうで、たしかに垂直のみでなく横にも動くエレベーターというのはおもしろそうです。
最近、ニューヨークでよく見かける超高層スーパースレンダータワーは技術力は問われますが、建築家にとってはあまり面白くない、ということで登場してきたアイデアだと思います。
2018年完成予定のニューヨークの史上最高額のコンドとスーパースレンダータワーについてはこちらで紹介しています。
The Big Bend と聞くと、リオグランデ川が大きく曲がっていることから名づけられたテキサス州にあるビッグベンド国立公園が思い出されますが、そんな大きな曲がりを高層ビルで成し遂げようというユニークなアイデアです。
現在のニューヨークの不動産のハイエンドマーケットの状態を考えると、すぐの実現可能性は高くはないかもしれませんが、将来的にはこんな建物ができると楽しいですね。
The Big Bend 未来のニューヨーク建築への面白いアイデア was last modified: 3月 25th, 2017 by