ニューヨークには、たくさんの美術館や博物館があり、また新しいミュージアムが誕生したり、幕を閉じたりすることも多く、その正確な数を把握するのは大変ですが、100近くはあると言われています。マンハッタンやブルックリンのミュージアムは、かなり紹介してきましたが、今日はブロンクスにある美術館についての紹介です。ブロンクスの地下鉄の駅からもすぐの便利な場所にある美術館、ブロンクス・ミュージアム・オブ・アート (The Bronx Museum of the Arts) は、個性的な現代アートの作品が多く並ぶ美術館です。ニューヨークのミュージアムの中でも、珍しいのが、2012年以来、この美術館はいつ訪れても入場料が完全に無料となっていることです。気軽に立寄れることもあり、週末の午後、学生たちがたくさん訪れていました。
エキゾチックでいて、ちょっとアニメっぽいテーマの絵がたくさん飾られています。他の美術館とはまた一味違う個性的な作品が多く、楽しめるミュージアムです。
昨秋からはじまり、来週の日曜 3月13日まで行われている、Marting Wong さんの特別展も見ごたえがありました。
ホテルを描いた作品など。
ニューヨークらしい自由の女神のトーチの絵。
こんな感じの特別展になっています。
広い空間に統一感のある作品が並ぶこちらのお部屋では、Michelle Stuart さんの作品展が行われています。Theatre of Memory: Photographic Works というテーマで、個性的な写真がずらりと並んでいます。
ブロンクスミュージアムはこじんまりとした小さな美術館ですが、ギフトショップも併設されていて、オリジナルのおみやげを販売しています。特にこのギフトショップは、地元ブロンクスのものにフォーカスした品揃えで、なかなか珍しいものが集まっているギフトショップとなっています。
例えば、ブロンクスの歴史が書かれた本などをはじめ、ブロンクスのエリアの特集本が実はこんなに色々あるんですね。
メイドイン ブルックリン というのは、よくみかけますが、メイドイン ブロンクスの商品もこういうものがあることを初めて知りました。ローカルを愛するニューヨーカー。ブルックリンのメイドイン・ブルックリンにならって、ブロンクスの人もメイドイン・ブロンクスで頑張っています。ローカルのレストランでも利用していたり、ファーマーズマーケットでも取り扱いがあるようです。
この日、ブロンクスミュージアムを訪れると、館内にはとてもにぎやかな音楽や声が響いていました。二階には、パーティースペースがあり、バースデーパーティなどができるようになっています。この日もローカルたちが楽しそうにパーティを開いていて大賑わいとなっていました。
この日は、ブロンクスのボタニカルガーデンへ行った帰りに寄ってみましたが、ブロンクスミュージアムは、地下鉄の駅 (D 線 167St) からもすぐのところにあるので、気軽に来られる場所となっています。
そうそう、このミュージアムの近くに、実はすごく変わった洋館を発見しました。その名も「猫屋敷」?!ニューヨークでは猫を見かけること自体が珍しい街なのですけどね。これは、また後日紹介したいと思います。
そろそろ春の訪れも近づいてきている気がします。楽しい週末をお過ごしください♡
The Bronx Museum of the Arts
1040 Grand Concourse, Bronx, NY 10456 MAP