ニューヨークでは、数多くのお店が集まり、様々なグルメが楽しめるフードホールが急増中ですが、先週、ニューヨークのロウアーイーストサイドに、ニューヨークの最新フードホールとなる「マーケットライン」(The Market Line) が誕生しました。マーケットラインがオープンしたのは、今年一足早くオープンした「エセックスマーケット」の地下です。エセックスマーケット同様、ロウアーイーストサイドやイーストビレッジのお店などローカルにこだわったラインアップで、長年ニューヨーカーに愛されてきたお馴染みの老舗店も色々入っていて、ヒップな雰囲気の中、ニューヨークらしい味が楽しめます。
マーケットライン (The Market Line) は、2019年11月22日に、ニューヨークのロウアーイーストサイドにある、エセックスマーケットの地下に誕生しました。先日訪れた時は、まだ準備中のお店もいくつかありましたが、早速、たくさんの人がやって来ており、盛り上がっていました。マーケットラインのフードホールの雰囲気と入っているお店を紹介します。
べセルカ Veselka
ニューヨークのイーストビレッジにある、60年以上もの歴史がある、ウクライナ料理のレストラン、べセルカ (Veselka) も、マーケットラインに入りました。べセルカが、ニューヨークのフードホールにお店を出すのは初めてです。今回、マーケットラインには、そういった、老舗が集まってきているのが嬉しいところです。ニューヨーカーなら一度は訪れたことがある人も多い、老舗のウクライナ料理レストラン、べセルカ (Veselka) には、次々とローカルたちが引き寄せられていました。私も思わず引き寄せられてしまったそんな一人です。
べセルカ (Veselka) の名物は、餃子のような感じのピエロギなどですが、セットメニューがあり、ピエロギとボルシチをオーダーしてみました。ピエロギは、茹でるか揚げるかを選択できます。熱々のボルシチのスープで体がポカポカに温まりました。
店内には可愛らしいアートなウォール。目の前のキッチンでは、ピエロギを作る様子が見られました。ちなみにピエロギは、ポテト、ミート、チーズ、アルグラゴートチーズの4種類があり、全種類食べてみました。チーズが美味です。
フードホールには DJ がいたりと、ライブな空間が演出されています。
カフェグランピー Cafe Grumpy
ニューヨーク、ブルックリンのグリーンポイントで2005年にスタートしたコーヒー屋さん、カフェグランピー (Cafe Grumpy) は、クールなコンクリートウォールの中にお店があります。テーブル席もあるので、ゆっくりできます。
アンプルヒルズクリーマリー Ample Hills Creamery’s
ニューヨーク、ブルックリン生まれのアイスクリーム屋さん、アンプルヒルズクリーマリー (Ample Hills Creamery’s) は、ニューヨーク市内の色々なところに支店がある人気のアイスクリーム屋さんです。
ニューヨーク、ブルックリンのレッドフックに、アンプルヒルズクリーマリー (Ample Hills Creamery’s) のフラッグシップ店 & 工場もあります。フロリダのディズニーワールドにもお店が出来たりと、急拡大中のアイス屋さんです。
アンプルヒルズ クリーマリー NY ブルックリン発の人気アイスクリーム屋さん Ample Hills Creamery 工場へ
Schaller & Weber
Schaller & Weber は、NY アッパーイーストサイドにある、1937年から営業している超老舗のドイツのお肉屋さんです。Schaller & Weber のソーセージやハム、お惣菜は本格ドイツ料理の味で、アッパーイーストのお店には数えきれないくらい訪れていますが、他にお店を出すのは、このマーケットラインのフードホールが初めてかもしれません。
Schaller & Weber のすぐお隣に並んであるのは、Schaller & Weber のホットドッグ屋さん、Stube です。ホットドッグはこちらで紹介していますが、アッパーイーストサイドのお店でも食べられ、具沢山でおすすめです。
エセックスパール Essex Pearl
エセックスパール (Essex Pearl) は、ニューヨークの魚市場、フルトンフィッシュマーケット (Fulton Fish Market) 時代から魚を卸していたという魚屋さんのお店で、新鮮なシーフード料理がいただけます。
ムーンマン Moon Man
2017年からニューヨークでお店をしている、インドネシアのスイーツ店、ムーンマン (Moon Man) です。ニューヨークの屋外フードマーケットのイベントなどでも時々見かけるお店ですが、この日もお客さんが並んでいて忙しそうでした。バナーで炙ったり、一工夫されたスイーツが人気となっています。
ラスティックテーブル Rustic Table
ニューヨークのタイムズスクエアの近くのヘルズキッチンにお店がある、地中海料理のお店です。イスラエルで人気となっているオープンキッチンスタイルが見ていて楽しく、新鮮な食材に囲まれて、シェフたちが料理する姿が食欲をそそります。
ノムワ Nom Wah
ロウアーイーストサイドからも近い、チャイナタウンで、長い歴史を持つ老舗のお店、ノムワティーパーラー (Nom wah) のお店も入っています。カウンター席で食べたり、テイクアウトにして、フードホール内のテーブル席で食べたりできます。以前は、チャイナタウンのお店だけでしたが、お店も数店舗に増え、今ではすっかりニューヨークの飲茶の定番のお店の一つとなっています。飲茶の他、ヌードルもあります。
スライス ジョイント Slice Joint
マーケットラインで、大きな SLICE の看板が一際目立つ、こちらのお店は、スライスジョイント (Slice Joint) のピザ屋さんです。大きなスライスピザを注文できます。アッツアッツの出来立てがやってきました。
ピックルガイズ The Pickle Guys
マーケットラインのフードホールもある、ニューヨークのロウアーイーストサイドで、昔から人気がある、ピクルスの老舗、ピックルガイズ (The Pickle Guys) も入っています。昔から変わらない販売スタイルで、まずは、キュウリのピクルスを気前よく試食させてくれます。ピクルス祭り のイベントが行われるほど、ニューヨーカーはピクルス好きが多い街で、ロウアーイーストサイドのフードホールにふさわしいローカル感あふれるお店です。
ピープルズ ワイン Peoples Wine
マーケットの中には、ワインテイスティングもできる、ワインショップ Peoples Wine も入っています。オリジナルなセレクションのワイン屋さんなので、新しいワインに出会えるかもしれません。
The Grand Delancey
マーケットラインのフードホールには、ワインバーだけでなく、クラフトビアバー (The Grand Delancey) もあります。このクラフトビアバーは、すごい数の種類のビールメニューがあり、席がたくさんあるとても広いお店で、かなり人気で、とても盛り上がっています。
先日、訪れた時は、まだ準備中でしたが、珍しい所では、酒バーとして、居酒屋さん gouie new york などもあります。
Substance Vitality Bar
ヘルシー志向のニューヨーカーたちにとって欠かせない、元気の素、フレッシュフルーツ、ベジタブルジュースのお店、サブスタンス・バイタリティ・バー (Substance Vitality Bar) です。一見お洒落な、今どきっぽいデザインの店構えなのですが、健康であるための栄養価を第一に考えて商品を提供する、栄養ドリンク屋さんです。メニューには、フレッシュジュースやスムージー、アサイーボールがあるので、ヘルシーな朝食にぴったりのお店です。
エンズ・ミート Ends Meat
ハムやお肉系のサンドイッチなら、ブルックリンのお肉屋さん、エンズミート (Ends Meat) がおすすめです。
黒帯 Kuro-Obi
ニューヨークのフードホールでお馴染みの一風堂のフードホール版ラーメン屋さん、黒帯 (Kuro-Obi) です。一風堂が初めてニューヨークにやってきたのは 2008年、イーストビレッジに本店があり、すっかりニューヨークに根付いています。
他にヌードル系だと、ベトナム料理のフォーのお店、フォーグランド (Pho Grand) などもあります。
バラエティに富んだお店が揃っているのも特徴で、プエルトリコ料理のお店、Que Chevere や、クイーンズのメキシコ料理、トルティーヤの専門店 Tortilleria Nixtamal などもあります。
レベッカ・ケーキポップス Rebecca’s Cake Pops
ロングアイランドのガーデンシティにお店を持つ、レベッカ・ケーキポップス (Rebecca’s Cake Pops) という、とても可愛らしいスイーツショップもあります。パーティで大活躍しそうなポップケーキがずらりと並び華やかでした。クリスマスにぴったりなサンタクロースもいました。
ロウアーイーストサイドに本店がある、お馴染みのドーナツプラント (Doughnut Plant) も、入っています。
アジア食材屋さん
サウスイーストアジアフードグループ (Southeast Asia Food Group) (SAFG) という、日本も含め、アジアの食材を扱う、食材屋さんも入っています。ただし、この日はまだ準備ができていなくて、まるでアートのように、綺麗に段ボールが並んでいました。乞うご期待です。
Four Sigmatic
マーケットラインの中でも、異色のお店が、フィンランドの食文化から誕生した Four Sigmatic というマッシュルームドリンクのお店です。マッシュルームの栄養価に注目し、マッシュルームコーヒーから、抹茶、ココアまで色んな形でマッシュルームを取り込んだ飲み物のお店です。東海岸では初出店のお店ですが、スーパーフードとして、マッシュルームドリンクが広まる日が近いうちにやってくるかもしれません。
ニューヨークの新フードホール、マーケットライン (The Market Line) は、地下1階にあり、上のフロアは、グルメな食材店が集まる、エセックスマーケットになっています。合わせて訪れてみるのがおすすめです。マーケットライン (The Market Line) は、早朝から深夜まで 7:00 – 1:00 まで営業しています。忙しいニューヨーカーや、旅行者にも嬉しい存在です。
1階のエセックスマーケットは、こちらです。
マーケットライン The Market Line
115 Delancey St, New York, NY 10002 地図
ニューヨークのおすすめフードホールの数々は、こちらで紹介しています。
楽しい週末を!